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熱海・森ちゃん寿しに想う - 2015年07月02日

梅雨の中の小さな晴れ間。今は我が家で一年ぶりに小さな個展を開催している。年に数回開催してきた個展だが、僕も39歳となり今は制作の時間も体力も精一杯で年に2度が限界と感じてきた。来年からは個展は年に一度になることだろう。

何となく一年ぶりに個展や展覧会の案内でなくブログを綴ってみる。最近は毎日書いていたfacebookも月に一度、忙しさもあるが今は自らを見詰め直す時間を大切にしている。

この3月末に馴染みの寿司屋が惜しまれながら閉店した。昨年の伝説の焼肉屋に続いて本当に残念な出来事だった。森ちゃん寿し閉店の情報は一部の馴染みの常連客だけの極秘であったが、日に日に全国の森ちゃん寿しファンに広まり一ヶ月以上満席状態が続いていた。80歳になる親方の体力も限界に達しているのが見て取れていた。
最終日は17時の開店と同時に一番に暖簾をくぐった。その後30分しないうちに馴染みのお客で満席となり、親方自慢の最後のトロを大切に味わった。気持ちがいっぱいでいつものようには食べれない。途中、20組以上お客を断っていたので僕達数名は1時間ほど近所の店に移り、他のお客様に席を譲った。

店の空き具合を電話でやり取りし、戻りまた皆で親方への感謝の会を開催した。ただ僕は15年の思い出がいっぱいになってしまい涙が止まらなくなったので閉店を見届けるまではいないで席を立った。
帰りは親方森ちゃん、娘さん、親しい森ちゃん仲間が皆で外まで出てきて大きく手を振り見送って下さった。嬉しかった、さらに涙が止まらなく恥ずかしながら家まで号泣して帰った。

この店はある意味僕の人生そのものだった。この15年、僕の画業の一部でもあった。体調が回復した快気祝いはいつもここ。誕生日の最後もここで〆。日展に落選したときも入選したときもいつも親方は詳しくは聞かずとも『先生、いらっしゃい!』と笑顔で迎えてくれた。泣いたり笑ったり愚痴をこぼしたり、大切な友や仲間はいつもここに連れてきた。たくさんの方ともこのカウンターで知り合いになった。親友と呼べるような友もでき、親戚付き合いをするような人までできた。それもこれも親方のカウンターでのチャッチボールの上手が全てだ。
親方の人柄に惚れ、寿しの旨さ、食の大切さ。旨いものを教えてくれた原点は森ちゃんだったような気がする。ある意味、僕の父親のような存在だったのかもしれない。
思い出は書けば尽きないが、今はただただ感謝の気持ちで溢れている。

今日は我が家に元親方森ちゃんが来てくれた。個展と僕の仕事場を初めて見てもらった。少し痩せた森ちゃんだが、今は散歩をし白衣の親方からごく普通の老人になっていた。それも人の人生なのだと嬉しくなった。

森ちゃんは閉店間際にさまざまな人に、思い出の品や店の器などを配っていた。だが僕は一切もらわなかった。
これで僕の人生の第3章をスタートさせるためには、それが良いと思った。
ただ、僕が森ちゃんに作ってあげた湯飲みの見本だけはこれからの僕の人生の心棒として画室の片隅に大切に置いて置こうと思う。

教室生徒さんの作品展を開催いたします - 2015年04月29日



本年も毎年恒例となりました私の主催する絵画教室生徒さんによる展覧会を5月2日(土)から5月6日(水)まで、熱海市有形文化財・起雲閣ギャラリーにて教室展を開催することとなりました。
大学時代に絵画教室を開設し今年で19年目、教室展は22回になりました。
出品者は案内状の名前の通り60名の120点を展示いたします。
緑美しいゴールデンウィークです。皆さま一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。宜しくお願い申し上げます。 

●第22回 彩遊季(さいゆうき)展
●会期:5月 2日(土)から5月 6日(水) ・入場無料*
●会場:熱海市・起雲閣ギャラリー 熱海市昭和町4-2
    電話0557-86-3101
10時から17時まで《最終日3時30分閉場》

日本画家坂本武典の主宰する絵画教室会員60名による作品120点を展示
3歳から85歳までの方の合同教室展覧会です。
*入場は裏玄関よりお入りいただきますと、上記展示のみ無料。

坂本武典日本画展~ミニアチュールとスケッチ・新作展~ - 2014年11月02日


11月6日(木)から11日(火)まで、三島市みしまプラザホテル・ギャラリープラザにて
個展を開催いたします。
『坂本武典日本画展~ミニアチュールとスケッチ・新作展~』と題して、
今回は昨年大好評を得ました小さなミニアチュールの作品を再度一年がかりで取り揃え、パリや日本の職人さんの手作りの素晴らしい額に入れて80点展示致します。
風景や、野の花、鳥や花などと、世界遺産となった富士山の作品も描きました。
新作の日本画やスケッチなど楽しい作品展になります。
宝箱から出てきたような可愛い額と、岩絵具で描いたキラキラと鉱石や宝石が光る作品です。
芸術の秋。一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。

●坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~
●会期:11月 6日(木)から11日(火) ・10時から17時まで
●会場:みしまプラザホテル・ギャラリープラザ
三島市本町14-31
電話055-972-2121
入場無料
※作家は毎日在廊いたします。


昨年の会場より。

今年も楽しい作品が80点揃います。是非、お気軽にお出かけください。

オリジナル扇子できました - 2014年07月24日



この夏、初めて京都の老舗扇子店にお願いして『坂本武典手描き扇子』を作っていただきました。
柄は二柄で、金魚と紫陽花です。本当の手描きではなく、手描きを美術印刷したものですが、風合いも良くできました。来月の起雲閣の僕の個展と同級生の熱海駅前 阿部商店さん、茶房月の渚のみに置いてありますので一度手にとってみて下さい。
このホームページのショップからも購入できます。

今週木曜日から開催!!坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~ - 2013年11月04日


11月7日から12日まで、三島市みしまプラザホテル・ギャラリープラザにて
個展を開催いたします。
『坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~』と題して、
今回は趣を変えて小さなミニアチュールの作品ばかりを100点展示致します。
風景や、野の花、鳥や花などと、富士30景とし、世界遺産となった富士山の作品を30点描きました。
額も特別に誂えた楽しい作品展になります。
宝箱から出てきたような可愛い額と、岩絵具で描いたキラキラと鉱石や宝石が光る作品です。芸術の秋。一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。

●坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~
●会期:11月 7日(木)から12日(火) ・10時から17時まで
●会場:みしまプラザホテル・ギャラリープラザ
三島市本町14-31
電話055-972-2121
入場無料
※作家は毎日在廊いたします。


少しだけ作品の公開をします。
このようなかわいらしい手作りの額に入った作品ばかりです。
額だけでも本当に素晴らしくて、正直手放したくないぐらいです。
ですが、このような企画は今後なかなかできないと思います。
なぜなら、額屋さんが全国に連絡してやっと100枚集めてくださいました。
額も一点ものなので、その額で他の作品をとご注文は受けられません。
是非ともこの機会に楽しんで御覧いただければと思います。

『 烏賊 』   ミニアチュール

『 蓮池に 』  ミニアチュール 

政治家と秘書 - 2013年07月29日

絵描きの僕がこんな話題を書くことはどうかと感じたが、
今日はどうしても自分自身の日記として綴りたいとブログに書く。

僕が政治家と初めて深く関わったのは言うまでも無く友人細野豪志という存在である。
初めて会ったのはもう10数年前。
サラリーマンを辞めて落下傘候補で衆議院議員に立候補する前であった。
その後、彼は28歳で衆議院議員となり、友達としてそばにいて国会議員という仕事を知る中で『秘書』という存在がとても大きいことを感じた。

代議士の秘書という仕事は、昔は本当に大変なことのようにテレビで見聞きしていた。
議員の悪事は秘書のせい(笑)、朝から夜中まで虫けらのごとく扱われるイメージがあった。
以前にも書いたが昔、僕の大叔父も衆議院議員だったので、
僕の祖父は会社の役員をしながらその大叔父の秘書のような仕事もしていた。
もちろん母も含めて一族で大叔父の選挙をやっていたのである。
昔の全国区の国会議員選挙は時間も人もお金も使い、本当に苦労したそうだ。
選挙の度に都内の青山などに所有した一等地や山を切り売りし、選挙資金を捻出。
今ある熱海から箱根までの山は代が代なら西○グループに売却せずに
ほとんどがわが一族のものだっただろう。
なぜそこまでして大叔父が代議士にこだわったのかはよく解る。
事業に成功し一代で巨万の富を得て、輝く議員バッチをつけて国会の赤絨毯を踏んだ欲の魔力に取り付かれた結果であろう。

我が家の応接間に一枚だけ鳩山一郎元首相から贈られた書がかけてある。
他にもたくさんのその当時の写真や、歴代総理からの書簡が山とあるが、
僕はそんな良き時代は知らないので写真も書も全て倉庫にしまった。そんなものに浮かれて取り付かれるのは嫌いだからだ。
ただ一枚だけは祖父と大叔父に敬意をはらって片隅にひっそりと飾ってある。
鳩山一郎氏に可愛がられ、若かりし頃の竹下元首相が年中、大叔父のいる熱海までお使いに来ていた自民党全盛期。確かに熱海も日本も豊かだったのだろう。
羽田元首相にお目にかかった時も『君の大叔父様には小さい頃、とても可愛がっていただいた』なんて言われたこともある。
しかし祖父は僕に常々語った、
『自分より馬鹿で能力の劣る人間に馬鹿だと言われる政治家だけには絶対なるな』と(笑)。
その言葉に祖父が曽祖父の市議選や大叔父の衆院選で苦しんだ気持ちを感じとることができる。もちろん、祖父の代から我が一族は政治の道から遠のいた。
政治家の秘書や選挙をやったものにしか解らない想いなんだろう。
そんな秘書はいまだにいるのかもしれないが、法が変わり選挙はクリーンになったと感じる。
もちろん細野事務所はクリーンで爽やかこの上ない。

友人細野豪志の秘書も退職した方を含めると今までに30名近くいたことだろう。
大学浪人時代の親友から、サラリーマン時代の同僚、その奥さんや
選挙で落ちた浪人議員、政治家を目指す若者も何人かいた。
数日で辞めた人、結婚して退職した人、家業を継いだ人、
国会議員や県議・市議と政治家になって活躍する人、
一流企業のサラリーマンとして頑張る人もいる。
秘書も今は一生宮仕えするような人は少ないのかもしれない。時代かな。
それはそれで良いと思うし、自分自身の人生だ。
しかし、大臣の秘書ともなれば大変有意義な勉強ができるのか。

26日に細野議員が参議院選挙の敗北の責任をとって、民主党の幹事長を辞した。
僕はたまたま前日に用事があって上京し、細野議員と一時間ゆっくりと話す機会を得た。
テレビで見る彼の顔は誠に険しく、心配もあって事務所に行ったのだった。

しかし会えばいつものごとく、明るく良い顔をして迎えてくれて安心する。
厄年の彼に熱海来宮神社の厄除けの「むぎこがし」を届ける。
僕は友として接する彼の空気雰囲気はよく解る。
いつも笑顔で、人に思いやりがあり、いつも日本や、震災の心配をしている彼は励みであるし尊敬する。
多少クールで秘密主義だが政治家ならば仕方ない(笑)。
もちろん、その彼を支えている秘書という存在にも、彼のお守り役として心から感謝する。
話の最中に彼の口から秘書のY君が7月いっぱいで退職するという話を聞いた。
退職後はサラリーマンとして再出発するらしい。
彼は中学時代から細野事務所に出入りをし、
大学卒業と同時に細野の秘書となって5年の間、衆議院議員細野豪志を影で懸命に支えてくれた。
若い彼は地元の老婦人たちに大変好かれ『Y君が頼むなら一生懸命手伝う』という地元の方はかなり多かった。僕も本当にいろいろとお世話になった。
若くても嫌な顔もせず、無理難題をこなしてくれた。
細野議員にとっても大きな存在だったに違いない。
正直非常に残念ではあるが、彼がさらに大きく羽ばたき、
また違った形で細野を支援してくれるであろうことを思うと同時に
彼の幸せを心から願う。

政治家と秘書・・。
僕には経験が無いから真実はわからないが、一人の人間をわが身を削って支え、政治家本人の力はもちろん、秘書の力無くしては当選も大臣にもなれっこない。
今も昔もたくさんの有能な秘書に支えられている。
そのことを感じながら、Y君に感謝の気持ちを込めてこのブログを書いてみる。


100枚のうちわに描こう! - 2013年07月20日

今日は涼しい一日でしたね。夜は熱海は海上花火も綺麗でした!
僕は朝から長泉町の桃沢工芸村にて『うちわに描こう!』講座を開催。
午前、午後と50人の児童とうちわに季節の花や野菜を描きました。
来月も50人にと。合計100名100枚のうちわが完成します。

長泉町は子供の教育文化や医療にとても理解があり、町長も教育委員会もとても協力的です。
数年前から取り組んでいますが、児童画の講習は季節に関係なく毎回抽選になるほどの大人気。長泉町の生涯学習課の努力はもちろんのこと、親御さんの意識の高さも見受けられます。
これは以前も書きましたが、子供のころの経験や感動は大人になって違ってくる。
特に芸術を直接肌で感じると感性が磨かれます。
美しいものを美しいと感じる心の形成や躾、伝統やマナーを学ぶには習い事がよいですね。特に芸事は6歳の6月6日から始めろと言い伝えがあります。学ぶのは中学までが最高に良いです。
値段の高いものが最高、高い食事が旨いものと感じる最近の成金たちは大人になっていくら豊かになっても、幼い頃に芸術や本物を学んでないので本当の価値が解らない。
昔の金持ちには風格がありましたよ。書画に骨董、美術に音楽。季節ごとに絵や家の調度品を変え、庭木を愛でる。まあ、伝統のある御曹司であっても教育を受けてないと最近は掛け軸の仕舞い方や玉露の淹れ方すら知りませんから。
今の成金はベンツ(ベンツはもう高級車じゃあないか)にゴルフ、自家用ヘリに馬、玄関に陶器の豹なんか置いてあるとぞっとしますね(笑)。風流の欠片も無く、ただ金で身を纏うような気がします。
まあ、経済がまわるから良いことではありますが品が無い人が多いです。
大人なって慎ましく生活をしても、幼い頃に芸術に親しんだり躾をされた人間は空気、存在感が違うと僕はたくさんの人と接していてよく解るのです。

我が町熱海市にも数年来、児童芸術教育の推進や講座を何度も提案していますが一度も実現はしていません。数人の市議、市長にも話していますがあの人たちは聞いてないのか、やる気が無いのか。選挙前にはいそいそやって来ますけどね(笑)。そういえば、市長も選挙前に絵を見に来て以来はお忙しいとみえてご無沙汰だなぁ。
街にとっては経済やその場限りの誘客のイベントも大切ですが、日本の将来を考えたら子供たちの教育は一番と思います。子供は日本にとって宝ですから。
行政が動かなくても僕なりに子供たちの笑顔のためにマイペースに取り組んでいきます。


今回の作品は静岡銀行さんの協力を得て、新しく完成した静岡銀行長泉支店(長泉町中土狩556-11・コメダ珈琲となり)に7月24日から8月9日まで展示いたします。
僕の大うちわも賛助出品していますので、是非御覧ください。

個展と彩遊季展(教室生展覧会) - 2013年05月03日


一昨日より熱海市の起雲閣鶯の間にて『坂本武典日本画展』、
ギャラリーにて僕の絵画教室生徒さん60名の展覧会『第20回 彩遊季展』開催中です。
今回の展覧会は教室展20回を記念して、僕の個展も同会場の別室にて開催しております。

朝から夕方まで毎日300人以上のお客様で足腰痛いです(笑)が、有難い悲鳴です。
明日からはさらに倍ですね。
昨日も今日も観光のお客様はもちろん、友人知人も多く鑑賞に来てくださっています。写真は僕の個展会場での元防衛・前外務副大臣の榛葉賀津也参議院議員、橋本県議、鎌田市議と僕です。政治家は政治で、絵描きは芸術文化で日本を盛り上げたいですね。

ギャラリー会場では生徒さんたちが観光客の皆様に、お茶とお菓子の接待を無料でさせていただいています。熱海にまた来てくださいますようにとのささやかな気持ちです。

また本日3日目は夕方から起雲閣ギャラリー会場にて教室会員懇親会を開催いたしました。
ささやかながら手作りの料理やそれぞれの絵の解説や自己紹介などで和やかな時間を。
全教室の皆さんが顔を合わせるのは一年でこの日のみ。
これでも教室生は半分の出席ですが、良い時間を過ごせました。感謝。
展覧会は教室展5日、僕の個展は6日まで開催中です。
心よりお待ちいたしております。

絵に触る - 2013年04月07日


今日は昨日からの強風や大雨が少し落ち着きました。
2回目の町立湯河原美術館での個展のアーティストトーク。
今日は天候の悪い中でしたが、多くの皆様にお越しいただきました。



本来、美術館で絵に手で触れることはできませんし、いけません。
今回は僕がいるからこそ特別に直接絵に手で触れていただき、
岩絵の具の質感を肌で楽しんでいただきました。
皆様、とてもビックリしながらも喜んでくださいました。

坂本武典日本画展は今月23日までの開催です。

追伸 タウンニュースに僕のご紹介をしていただきました。宜しければ御覧下さい。http://www.townnews.co.jp/0609/2013/04/05/183005.html

町立湯河原美術館での個展はじまりました - 2013年03月28日

昨日の朝方まで最後の作品を制作。
その後、3時間ほど仮眠を取って午前中に業者さんがいらして
町立湯河原美術館に作品を搬入しました。

さすがは僕の展示を何度もお願いしている東美さん、まして湯河原美術館も何度も企画展の展示を手がけているようで慣れた作業で2時間ほどで終了。
学芸員さんの指示もあって、今までにない空気の展示となりました。
個展の中では今までで一番好きな空間になったかな。
終わってその足で新幹線に飛び乗って日春展の初日に。
日本橋高島屋で友人の個展も拝見し、個展初日を控えて帰宅しバタン・・・(笑)

そんなこんなで2年がかりで企画準備していた個展が始まりました。
第7回 現代作家シリーズ企画 『坂本武典日本画展』 です。
150号の大作など新作10点、合計16作品の展示です。
この会場はお世話になった先輩や先生の作品や名画がたくさんあるので、
若い僕の作品は前座だと思っていらしてください。
初日は13時からアーティストトークとして僕自身が作品の解説をさせていただきました。友人知人やお客様など、大変多くの皆様にお越しいただき感激でした。

内容は書きませんが、僕が日本画を始めたきっかけや描いている気持ちなど。
約1時間、皆様立ったままで申し訳ないようでしたが聞き入ってくださいました。


本当に皆さんと絵を目の前にしてお話できる機会はめったに無いので自分自身も良い勉強になりました。政治家一家の血のせいでしょうか、話すと止まりません(笑)。

アーティストトークは4月7日(日)13時からも開催いたします。
参加いただきました皆様には特製絵はがきをプレゼントさせていただきます。
来月23日まで開催いたします。春の気候の良い時期です。
是非とも御覧いただければと思います。
若輩者の僕ですが、お話をいただけた展覧会はこれからも全力で制作し、
応援くださる皆様に感謝をして描いていきたいと思います。
また、当日は細野豪志民主党幹事長、齋藤栄熱海市長を始め多くの皆様より祝電、
富岡熱海多賀観光協会長様、モデルになってくれた友高君や多くの皆様からお祝いのお花やお品をいただきました。心より感謝いたします。

この日の記事が地元新聞に載りましたのでリンクします。

展覧会開催のご案内 - 2013年03月15日

桜舞う季節となりました。
日頃より私の創作活動を応援下さり感謝いたしております。
さて、私ごとですが今年の日春展(日展日本画部春季展)に入選する事ができました。
19歳の時にその当時最年少で入選させていただき、今回で日春展は13回目の入選。春、秋合わせて21回目の日展入選となりました。
また、神奈川県湯河原町の町立湯河原美術館で個展も開催いただけることになりました。
メールなどご連絡いただけましたら招待状をお送りさせていただきます。
また、オープニング28日は13時から会場にて私のトークイベントも開催されますので、是非応援に駆けつけて頂けましたら幸いです。
暖かい桜咲く季節です。皆さま一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。          ●第47回 日春展(日展日本画部春季展)
作品名   蛸(たこ)   50号  (116.7×90・9cm)
蛸の不思議な魅力に魅かれて、熱海の魚屋にて何度もスケッチして描いた作品です。
●会期:3月27日(水)から4月1日(月) ・入場無料
●会場: 東京・松屋銀座8階イベントスクエア
朝10時から夜8時まで《最終日5時閉場》

●『坂本武典日本画展』 町立湯河原美術館企画
●会期:3月28日(木)から4月23日(火)水曜休館
●会場:町立湯河原美術館  
神奈川県湯河原町宮上623-1
電話0465-63-7788
新作の150号を中心に新作旧作など、20点を展示予定です。
*また、初日3月28日(木)・4月7日(日)13時から本人によるトークイベント開催。参加者には特製絵はがきをプレゼントいたします。

第48回 日春展に入選させていただきました - 2013年03月09日

すっかり春の陽気です。もう三月ですね。
ブログもFacebookに毎日のように投稿しているのですっかりご無沙汰になりました。
今日は久しぶりにパソコンから。
この数日も友人と会食したり長泉の小学校に特別授業に行ったり、
月末の町立湯河原美術館での個展のために作品を制作したり忙しい日々です。
有難いことです。

一昨日、今年の日春展(日展日本画部春季展)の審査発表があり
先輩方のご指導のお蔭様をもちまして13回目の入選をすることができました。
秋の日展を合わせると21回目の日展入選です。
毎年、受験をしているような気持ちでいつになっても嬉しいものです。
世の中には多くの公募展がありますが、僕にとりましては日展入選あっての現在と感じます。今後も益々精進いたします。
展覧会は今月末から東京・松屋銀座にて開催されます。
作品は『蛸』を描きました。詳しくはまたお知らせさせて頂きます。

慈彩会展のご報告 - 2012年09月06日


先にお知らせしました第54回 『慈彩会展』が7月11日(水)から16日(月)まで、
東京・日本橋三越本店・新館7階ギャラリーにて開催されました。
僕も会員として日本画作品 『桜花不二』 6号を出品いたしました。
作品の売り上げは震災復興と社会福祉に全額寄付いたしましたのでお知らせいたします。
写真は会場にて御台覧の常陸宮華子妃殿下と僕。
僕の作品についてご説明申し上げてさせていただきました。


オープニングセレモニーと作品解説 - 2012年06月22日


連日連夜の準備と徹夜の制作に追われたが、何とか初日を迎えた。
朝はスタッフK君が7時10分前に迎えに来てくれた。
『車はピカピカにしてきました!』と有難い言葉。
僕は何でも 縁起 ってことを大切にする。個展の初日は身を整え、
神仏に感謝を込めて参拝。車も汚れていては嫌なのだ。
そんなことを手伝う上で感じるようになってくれたK君の気持ちもとても嬉しい。
母が個展初日はいまだに赤飯を炊いてくれる愛情も有難いです。

会場は見てのようにとても大きな看板も出来上がっていた。
とにかく搬入準備から雨だったが、幸運にも絵を運ぶ最中、着いたこの日も雨は止んでいた。
『無事に開催できたんだなぁ・・・・』なんだかほっとした。
正直、多くの方々のご尽力と応援あって今回の展示となった。
自分の絵と力なんて些細なものだ。まずは心から感謝。


そうこうしてる内に、多くの来賓が到着する。
今日の初日は清水町の主催とあって、しっかりとしたオープニングレセプションを開催していただくことになっていた。
清水町から25名の来賓、僕もお世話になっている30名ほどに案内状とは別にご招待状をお送りさせていただく。
清水町長・議長・教育長・町議や校長会、社会教育委員の方、
三島市からも豊岡市長の代理で教育部参事や文化振興課から池田課長補佐と畠さん、親友の古長谷三島市議、馬場妙子元三島市副議長、
長泉からは遠藤長泉町長・大沼教育部長・広瀬生涯学習課長。
熱海市からは起雲閣の中島館長がご出席くださった。
細野環境大臣山下秘書、榛葉参議院議員杉井秘書など。
友人知人生徒さんもたくさん出席くださり、盛大な開会となりました。
斎藤熱海市長、渡辺防衛副大臣、泉健太衆議院議員、橋本一実静岡県議、藤曲熱海市議、筆の久保田号様からもお祝いのメッセージをいただき感謝します。
武典の会の田中会長、副会長の河西内科の河西先生、絵画教室でお世話になっている伊豆ヘルスケアのスタッフの皆様、恩師で故志村熱海中校長先生の奥様からもすばらしいお花をいただきました。本当に嬉しいです。

まずは主催者である山本博保清水町長のご挨拶。
政治と文化の必要性をしっかりとお話くださった。

僕からも感謝と文化についてなど、いつものごとくマイクを持つと
話したくなってしまうので(笑)少し長めにお話させていただきました。
どうしてもどこの行政も文化については正直おろそかだ。
こういった景気のなか、経済対策優先はよく解る。
『文化で飯は食えない』ってのも当たっているのであろう。だけど、政治も国づくりも文化や伝統という基礎がないと安易なものになってしまうと僕は思うのです。
文化教育は建物で言えば基礎や柱の部分だ。いくら表面的にきれいにしてもいざとなったら、そのもの自体が崩れてしまう・・・・ってお話を。




皆さんとお話をし、その後は作品についての解説をさせていただきました。
僕にとってもこれだけ多くの作品、特に日展・日春展の作品など大作60点を展示したのは初めてでしたので、お話したいことがあふれてきました。


展覧会のたびに感じるのは、僕のような若輩者がこのような機会を与えていただいている。
先にも書いたのたが、応援くださる皆様、友人知人、そして母に感謝します。
これからも、微力ながらただ自分の絵を描くだけでなく、絵描きとして少しでも皆様のお役に立つように精一杯頑張って生きたいと思います。

展覧会は7月8日(日)まで、無休で開催中です。9時から21時まで。
是非御覧いただければ幸いです。

坂本武典日本画展開催について - 2012年06月21日


このたび、坂本武典日本画展(清水町・清水町教育委員会主催)を清水町地域交流センター・展示ホールにて開催いたします。
日展(150号)日春展(50号)初入選作など約60点を展示いたします。『岩絵の具に魅せられて』と題した、その初期の点描作品から現在にいたる大小の作品やスケッチなどを是非ともご覧ください。
6月22日(金)から7月8日(日) 午前9時から午後9時
          22日(金) 午前9時よりオープニングセレモニー
                 9時15分より 作者による作品解説
会期中無休/入場無料  駐車場100台完備

個展が始まりました - 2012年05月10日


坂本武典日本画展、三島市のみしまプラザホテル・ギャラリープラザにて開催となりました。

昨日の搬入はスタッフS君のおかげで大変スムーズに終わり、
しかしながら思った以上に作品が飾れることになって、未完成の作品を急遽仕上げ。
結局準備から丸二日、徹夜をしてしまいました。
睡魔に何度も襲われながらも(笑)朝から多くのお客様が。
本当にありがたいです。
今回のテーマは『命の響き』です。震災後、本当に何気ない毎日がとても大切に
感じられるようになった。
朝目覚め、ご飯を食べ、海から昇る日を浴びて、青い空に白い雲。
友と酒を酌み交わし、親が毎日傍にいて、夜はぽっかり美しい月夜。
そんなことはごく当たり前に感じていた。それがなんと愛おしく、素晴らし奇跡なんだろうと・・・。

日常ではありますが、そんなことを絵描きの目で見た作品となりました。
是非ともご覧いただきたいと思います。
午後からも友人知人が大勢ご来場、たくさんのお花にも囲まれて嬉しい初日です。
15日(火)まで10時から18時まで開催です。会場には毎日おりますので
是非ともご来場お待ちいたしております。

坂本武典日本画展のおしらせ - 2012年04月28日


『 蓮 』  紙本彩色  20号変形

5月10日(木)から15日(火)まで三島市のみしまプラザホテル
ギャラリープラザにて個展を開催いたします。10時から18時まで
新作を中心に20点を展示いたします。
今回のテーマは『命の光』。震災後、命の大切さ輝きを日々感じながら制作しました。
光の中に感じる自然や風景・花の空気感を岩絵の具という鉱石を使った絵具で表現しました。
僕の感じる『今』を作品に込めました。是非ともご覧いただきたくご案内申し上げます。

詳しい案内状をご希望の方はお問い合わせページからご連絡をいただけましたらDMをお送りさせていただきます。
会場には毎日おりますので是非ともご来場ください。

新春辰歳 - 2012年01月01日


新年明けましておめでとうございます。

僕の一年の幕開けはいつものように我が家で、
家族と友人たちに囲まれて幸せに迎えることができました。

大晦日の晩は紅白を見ながら恒例の我が家でのしゃぶしゃぶ忘年会(笑)。
年越し蕎麦は後輩の蕎麦屋(利久庵)の兼吉が打ち立ての蕎麦を持ってきてくれ、
皆で楽しみました。
友人たちがアトリエで新年を迎える瞬間、僕は仏壇の前で祖父母やご先祖に感謝しつつ
穏やかに新年を迎えるのが自分自身の決めごとになっています。

その後は地元熱海の来宮神社、成田山に皆で初詣。
この年を無事に迎えられた感謝、今年の抱負を想い参拝しました。

朝からは母の手作りのお節料理を食べながら頂いた年賀状を拝見。
『みんな家族が増えたなー』ってのが実感。
結婚した人、子供が生まれた友人知人が多くてびっくり(笑)。良きかな。

僕の今年の抱負ですが 『健康に気を付け、マイペースながらも昨年以上に!』 です。
本年僕は年男(昭和51年辰歳生まれ)でございます。
今年一年も皆様のご縁をいただきながら画道に精進いたします。
よろしくご指導のほど、お願い申し上げます。
     
平成24年 正月元旦  坂本武典 拝

大晦日に想う - 2011年12月31日

早いもので今年ももうすぐ終わります。
世の中は激動の一年。
金融市場、震災など本当に赤目が跳ねる歳とはこういたことなのでしょう。

僕の一年としては震災後は命を感じながら、絵三昧の日々だったと思います。
震災直後は筆さえ持てず、体調もこわしました。
そんな中でも親友達の応援や支えがありました。
人は一人では生きられないなと実感する毎日です。

3月の個展、震災後心配しながらも大盛況だった4月の個展。
夏前には教室や講座の生徒さん達との展覧会が続き、長泉での子供絵画教室は
抽選になるくらいの大人気。
熱海市有形文化財・起雲閣では2回の個展も開催しました。
7月の三越の展示も常陸宮妃殿下にお目にかかり、絵の収益は震災復興に寄付。
その他も沢山の展覧会や市町の美術展の審査員としても活動させていただけた。
『文化では食えない』と言われながらも、この14年アルバイトもしないで
絵の道だけで生きてこれている。
有難いことに今年も多くの作品を求めていただき、お客様の元にお納めした。
大学時代に始めた絵画教室も多くの生徒さんが学びにみえている。
教えると言うよりは、僕が本当に多くのことを学ばしていただいてるようだ。
こういった活動は仕事と言うよりは絵描きとして生きる中で、
ライフワークとして命ある限り続けていきたいと感じている。
一流画家で無いこの僕がこうやって生活できることはみなさんの応援のおかげです。

友人や知人についてでは、お世話になった方の死、そして今までの大切な付き合い、
新たな人たちとの出会い。この一年だけで僕の個展に来ていただいた方は2万人を超すのです。
友人の話で言えば親友の細野豪志が大臣になった。
友として思うのは本当に大変な時に一番大変な大臣になったというのが正直な気持ち。
良いことは褒められず、悪いことは大臣の責任だ。それも彼の選んだ道だが、友としては辛くも感じる。
でも、時々会って話すのだが、彼は本当に素晴らしい人間だ。
大臣や衆議院議員と言う肩書でなく、これからも友として応援していきたい。
そして多くの友人の支えが今までもこれからも僕の活力なんだ。
本当にみんなありがとう。

特に感謝すべきは絵の先輩方、そして何より母であると思う。
母は夏に怪我をし、この暮れも目を患った。
どちらも大したことは無かったが、歳をとったな・・・と感じる。
僕が子供のころは仕事やPTAの副会長など飛び回って忙しくしていた。
『強い母』の典型であるような人であった。頑固でそれでいて面倒見がよく
いわゆる親分肌で、今でも友人が毎日大勢来ているのには感心する。
しかし、もうすぐ母も祖母が亡くなった歳に近くなる。
最近は僕の方が母に説教(笑)するようだが、いつまもでも体を大切にして長生きしてほしい。

飲食については僕の趣味と宝。
今年も森ちゃん寿司には本当に世話になった。新たな贔屓の店、和食佳助も嬉しい新店舗。
その他も僕の体と気持ちを大きくしてくれる大切なお店の皆さん、ありがとう。
そういった店と店主とのやり取りで震災後は特に癒されました。
そうは言ってももう体に気をつけたいよな。来年はシェイプアップです。

なんだか取り留めもなく書いてしまいましたが、この一年、僕自身本当に幸せでした。
日々の感謝を忘れずに、明日の新年を迎えます。
今はそんな思いの中で干支の絵馬を描いています。
僕自身の仕事納めです。自分とお世話になった人のために描きます。
皆さま、本当にこんなわがままな僕をいつも支えてくれてありがとうございます。
来年も良き年でありますように、心よりお祈り申し上げます。
感謝。


大臣とのクリスマス - 2011年12月24日


今年のクリスマスもささやかながら我が家で鍋パティーを開催しました。
教室の子供たちにも毎年クリスマスは食事とプレゼントを用意します。

そうですね、こういったイベントは人とのつながりやぬくもりを感じるので僕は好きです。
今回も僕が食材やらを準備していつもお世話になっている友人知人をお招きしました。
何となく気になって、親友の細野豪志大臣にもメール。
『たまにはさ、忙しいだろうけど来ない?』と(笑)。
まあ、今や国の要職、まして熱海まではSP連れて来れないだろうけど誘ってみました。
『今年最後のお誘いなので是非』と細野から返事。
もちろん、終わったので書きますが細野を誘ったことはみんなには内緒にしていました。

そしてみなさんとの楽しい食事会。
僕はいつものように鍋奉行となって二つの鍋を行ったり来たり(笑)。
そうこうしてると細野大臣が到着、我が家の客人たちはキャーキャーと。
すっかり細野が主役になってしまいました。

写真を撮ったり質問攻め。まあ、これも仕事だから仕方ない。

『しかし、あなたこの忙しいのによく来たね』と僕。
『なんだよ、自分が突然呼んでおいて』と細野。
約二時間、食事をしながら昔話をしたり、今の政治のことを話したりお客様もビックリして
とても喜んでくれました。何より僕も嬉しかったな。

今はとても忙しいに決まっている。だけど、大臣だって人間なんだ。
ささやかな時間だったけど、みんなと同じように楽しんでくれたようで良かった。

皆さまからもたくさんのプレゼントもいただきました。感謝します。
人と人のつながりは素敵だ。
今年も良いクリスマスになりました。