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絵画教室 アーカイブ

嬉しい知らせ - 2009年12月22日

昨晩、打ち上げのあとも絵を描いていたのでゆっくりと起きる。

午後は熱海市立第一小学校に授業に出かける。
4年生の図工です。しかし、小学生は元気だ。
この寒いのに学校の教室には暖房さえ無い。
だけど、この子たちはみな半袖半ズボンもいる。

このクラスには僕の絵画教室に通っているマコちゃん、スズネちゃん、マサカズ君がいる。
たから、何となくホームベース感覚だ。

みな元気に描けましたね。

帰りに電話を見ると絵画教室の生徒Kさんから何度も着信。
何だろう?
電話をする・・・・。
『あ、坂本先生ですか?
 実は先日、教室で出品した第19回全日本アートサロン絵画大賞展で大賞をいただきました。
 ありがとうございました!』

『え、入選じゃなくて 大賞 ですか?』と僕も信じられない。
『はい、今からアトリエに伺うので先生も通知を見ていただけますか?』

確かに何度見てもそこには大賞の文字。
授賞式の案内も入ってたので間違いはない。

素晴らしい報告!!!
毎年、数千点の応募があり入選すら難しいのに、初出品で最高賞の大賞受賞!
確かにKさんは努力もあってこの頃作品が群を抜いて良くなっていた。
この作品もゆっくり丁寧に仕上げていった。
今年は海外旅行中に骨折というハプニングがありましたが、
これで運が戻りましたとKさん。
子供さんたちには正月にサプライズで報告するとのこと。
1月の産経新聞紙上には全国版でKさんの作品が掲載される予定。

いやはや、素晴らしい一年の締めくくり。

『先生のお陰です。来年もよろしくお願いします。』と言って下さり、
微力ながら来年は教室も充実させていきたいと思います。

生徒さんに励まされた素晴らしい報告でした。

ブデンと40人の子供たち - 2010年08月07日

今月より二年前から計画していた長泉町での絵画教室がはじまりました。

4年ほど前から長泉町の美術展の審査員をさせていただいているご縁で
遠藤町長から『なんとか町の文化と教育発展に力をかして欲しい』と言われていたんだ。

会場は山の手にある桃沢工芸村。

遠藤町長の文化に対する気持ちの顕れでもある文化施設だ。
2億円をかけて私たち芸術を愛する皆の要望通りの素晴らしい施設が昨年出来上がった。

そんなこともあって、長泉町の生涯学習課の山田課長と大湖さんが
まことに熱心に動いてくださり、とんとん拍子に事業が決まった。
遠藤町長や今福教育長のおかげもあるけれど、何と言ってもこのお二人の協力なくしては
とても難しかったと思う。

言われても全く動かない熱海市の文化関係の職員には見習って頂きたいね、ホントに。
職員はもちろん、課長にやる気がないとその下は余計ダメだ。
僕もどれだけ今まで提言をしてきたことか。
全く動かない、全くやる気すら感じない。
もちろん市長にも市議にも責任はある。
だから横領したり、暴力事件なんかがおきるんだよ、熱海市役所は弛んでる。
1時間でできる仕事を4日かけてるとしか思えない。サービス精神のかけらもない。

私物を税金のコピー機で恥ずかしげもなく印刷するのもやめて欲しい。
話しかけても座ったままで首だけ横向いて返事するのも横柄過ぎる。

長泉町役場を見習ってほしいな。
三島市の文化振興課も小川さんと言う有能な職員がいる。
バリバリ仕事ができる人がいるとその街は豊かになるし、街の宝だ。
熱海市役所にはそういった人材はあまり感じない。いるのかもしれないが見えない。

話がずれました(笑)。

まずは子供たちからということで募集をかけた。
1日と7日と2回に分けて各日20名の40人の定員に3倍近い応募があった。
結局、抽選で40人の児童たちが僕の教室に来ることになった。
スタッフには長泉の美術展実行委員の下山さん、時枝さんが来てくださった。

もろもろの都合で1時間半で絵の説明や、道具の使い方、4つ切りの画用紙に
作品を仕上げるといった時間割だったけど、
子供たちは真剣にモティーフを見つめながらしっかり仕上げていった。


点描、線描、たらしこみ・・など。
とにかく『良く見て大きく描こう!』がテーマ。

子供は覚えるのが早い、見ていると親の育て方も良く分かる。
いつもは授業中は保護者には帰ってもらうが今回は特別に授業参観も兼ねた。
どうしても子供を手伝ってしまう親がいるから。

今回も数名いらっしゃいましたね(笑)。
ここが薄いとか、もっとしっかり描けとか・・・野球の応援じゃあ無いんですけど。


キラキラと輝くような作品ができました。
皆よく頑張ったね。


最後に記念撮影。
また秋に頑張りましょう!


スケッチ会のお知らせ - 2010年09月23日

アトリエブデン絵画教室では、今月もスケッチ会を開催いたします。
スケッチ会は絵画教室会員ではない皆さまもご参加いただけます。
絵に興味のある、初心者の皆さまも歓迎いたします。
1回だけの参加も可能ですので芸術の秋にいかがですか。

●スケッチ会  風景画を描く(海を描く)

 9月29日(水)  13時 熱海市・茶房月の渚 集合
           13時から13時20分 スケッチ描き方講習(画室)
           13時30分から15時  スケッチ(海岸沿い)
           15時から15時半    講評会(画室)
  持ち物 スケッチブック・鉛筆・画材ほか
  講習費 3000円(講習後のコーヒー代金含む)
  定員    10名
  講師 日本画家 坂本武典

詳細・参加希望の方は電話にて予約をお願いたします。
アトリエブデン絵画教室 事務局
熱海市渚町3-5  0557-85-8585

生き天国 - 2011年01月27日

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ここはどこでしょうか?

えーとですね、僕の熱川の教室を開講しているマンションの一室です。
もうこの地で11年教室を開講させていただいている。
11年前と言うと僕は23歳。
まだ、ひよっこ絵描きで先生というには申し訳ないような若輩者。

熱川の生徒さんは皆さま一流人が多い。
有名大学の学長や名誉教授、日本でも有数の一流企業の元役員。
そんな皆さまや奥様が今でもこんな僕に絵を習ってくださっている。
孫のような僕を師として扱ってくださり、その気持ちがあって
11年も続いています。
口には出しませんが、毎回皆さんに感謝して教室を開いています。

『先生、このマンションは生き天国ですよ』と皆さん。

空気は綺麗で、眺めは美しい。
時には自然の驚くような移り変わりを一瞬で体験することも。
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窓を開けると今日も爽やかな庭と自然に感動した。

48の瞳 - 2011年02月06日

長泉町にて今年も児童画教室がはじまりました。
僕が遠藤町長に提案し、昨年から始めた町主催の事業。
今回も24名の定員に倍近い応募があって、抽選で24名を選んだとか。

長泉町は子供を育てやすい街ナンバーワン。
町が豊かで自然もあって、なおかつ文化教育への対応はとても柔軟。
それに比べて熱海市はまことに情けない状況です。
まあ、それも少しずつ提言して教育しなければと考えてますが・・・。

さて10時開講の予定に9時に会場の桃沢工芸村に到着。
するともう一人の児童がお父様と待っているではないですか。
なんだか気が早いなぁと思いながらも、嬉しくなりました。

『先生、おはようございます。何かお手伝いいたしましょうか?』と、まんまるメガネのかわいい少年が。
しつけが良い、育ちが良いと感じました。名前はたまき君。
今日はこの子を中心に授業をと決めた。

即座に24名の学級委員長に指名。
『え、僕がですか・・・』
『そうだよ、今日からたまちゃんが学級委員長!はじまりと終わりのあいさつを頼むよ』と僕。

そんなこんなで生涯学習課の山田課長と担当の古木さん、
助手をお願いした美術展実行委員会の下山さんと時枝さんと24名を迎えた。
静岡新聞社さんの取材も入って会場は賑やかな空気ではじまりました。
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とにかく僕が毎回出すテーマは『良く見て大きく描く』です。
3色のアネモネを描いてもらいました。

気取って上手く描こうとなんか子供は考えて欲しくない。
自然を見る、植物も大切な命、見て匂って触れて感じて描いて欲しい。
絵具の使い方とか、技術的なことは学校で教育者に習えばいいのです。
僕は絵描き。だから絵描きとしての空気を感じて欲しいのです。
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48の瞳がきらきらとして、花を見つめ、筆を走らす姿は自然です。
森の木や、野生のシカを見るようでした。

どんなふうに描かせるか良く聞かれますが、詳しい内容は企業秘密(笑)。
次回に完成します。

終わって、山田生涯学習課長と来年度の打ち合わせ。
3月半ばには日本画教室の展覧会、6月に児童画教室、8月は2回のワークショップ。
9月からは新規の日本画教室が始まる。

忙しくなりますが、楽しい毎日。充実しています。
感謝。

彩遊季展の仲間たち - 2011年05月01日

個展が終わってまだ5日。
正直一カ月で4回の展示は精神的にも肉体的にも限界ではある(笑)。
絵なんか体力いらないじゃんって思うでしょ?
そんなことないんですよ。
ごく普通の絵描きさんで個展は年に一回から二回。
僕でも年に4回。それが今年は7回の展示があって、その4回がここに集中した。
まあ、忙しいことは嬉しいです。

さて、そんなことで今日から僕の主宰する絵画教室の生徒さん達の作品展が始まった。
生徒さんたちはさまざまな講師活動の皆さんを合わせると100名以上。
今回は熱海、沼津、熱川の生徒さん50名の120点を起雲閣ギャラリーに展示した。
『アトリエブデン絵画教室・第18回 彩遊季展』
なんだかんだで18回になった。
21歳のときに初めて14年。僕もオジサンになるのも仕方ない(笑)。

初日は雨になったが午前から多くの来場者。
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この起雲閣での展示の素晴らしさは沢山のお客様が来ていただけることです。
生徒さんたちもとても腕をあげました。
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根岸さんは鉛筆一本でこの表現。
もうかなりの腕前です!
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下山さんはこの大作で枇杷をこのように仕上げた。色が美しいね。
教室でも僕の助手をしていただいてます。
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亀井さんの絵はとても柔らかく素敵だ。空気感がある。
自分の旅行記と今は亡き愛猫を柔らかく描いた力作。
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岡崎さんは教室最高齢八十〇歳!
でも見てください!色鉛筆でこれだけの表現をなさるんです。凄いよ。
今日も千葉から娘さんがいらっしゃった。
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澤口さんも最高齢の一人。でもいつも若々しい。
今年は東京九段の自宅マンションからの靖国の桜を俳句を添えて。
桜のように散って逝った亡き友人の想いを描いた。
心にグッときました。
このように僕の教室は日本画に限らずに皆さんが描きたいものを描きたい画材で
描いている。
表現も自由。今年の絵はとにかくとても良いんだ。

展示を17時に終えてその後は皆さんで懇親会。
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始まる前に東北の震災の皆さまに献杯し、この今を大切に生きようと皆さんで話し乾杯。

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年に一度、こうやってみんなで集まって絵に囲まれながら食事は良いね。
それぞれが自分の作品を紹介しながら歓談。
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楽しく初日を迎えました。みんな絵の仲間たち良いな!!

新しい空気と秋の空 - 2011年09月13日

秋の爽やかな空気の今日、長泉町の日本画教室が新たに始まりました。

女性ばかり5名の新しい生徒さんでのスタートです。
今回はお若い方が多いようです(笑)。
月に二回、半年のコースで日本画の基礎を勉強します。
でも、みなさん初心者じゃあないですね。かなり上手いの。
半年後の3月には皆さんと展覧会を開催し、その後はサークルとして活動予定。
僕も心機一転新たな気持ちで頑張ります。

教室が終わるとスタッフの木村君が車で迎えに来てくれた。
来年に予定している企画展の打ち合わせやら、買い出しやら・・・。
帰り途、 『あ、木村君、韮山から伊豆スカイラインで帰ろう』 と僕。
先日、親友のMと一緒にドライブしてからこの道に感動し、すっかりハマってしまった。
通行料たったの100円で素晴らしい風景が味わえるのです。

今日もこんな秋の美しい空にパラグライダーが気持ちよさそうに飛んでいた。

『こんな素晴らしい場所があったんですね』と木村君。
『どう、良いでしょう!!!』と僕。
もちろん今までも何度も通っていましたが、新たに感じたのはMのおかげかな。


美しい空を見上げながらいろいろなことを考えていました。

人に生まれたこと。 親の有難み。 命の大切さ。 自分の小ささ。 友の大切さ・・・。
嬉しいことも、悲しいことも、苦しいことも常にありますが、
この世に生まれてきたことはやっぱり良かったんじゃあないかと・・・。
死は必ず来るんだけど、それまではとにかく毎日毎秒を大切に送りたい。
幸せは平等ではないけれど、僕には今が素晴らしく幸せなのかな・・とか(笑)。
絵描きの癖でしょうか、幸せだとついつい孤独感を感じるんですね。
美しすぎると時にその裏を感じてしまう。 まあ、仕方ないです、昔からだから。

とにかく、今年も美しい秋がまたやってきた。
それが何とも言えなく嬉しかった。

100枚のうちわに描こう! - 2013年07月20日

今日は涼しい一日でしたね。夜は熱海は海上花火も綺麗でした!
僕は朝から長泉町の桃沢工芸村にて『うちわに描こう!』講座を開催。
午前、午後と50人の児童とうちわに季節の花や野菜を描きました。
来月も50人にと。合計100名100枚のうちわが完成します。

長泉町は子供の教育文化や医療にとても理解があり、町長も教育委員会もとても協力的です。
数年前から取り組んでいますが、児童画の講習は季節に関係なく毎回抽選になるほどの大人気。長泉町の生涯学習課の努力はもちろんのこと、親御さんの意識の高さも見受けられます。
これは以前も書きましたが、子供のころの経験や感動は大人になって違ってくる。
特に芸術を直接肌で感じると感性が磨かれます。
美しいものを美しいと感じる心の形成や躾、伝統やマナーを学ぶには習い事がよいですね。特に芸事は6歳の6月6日から始めろと言い伝えがあります。学ぶのは中学までが最高に良いです。
値段の高いものが最高、高い食事が旨いものと感じる最近の成金たちは大人になっていくら豊かになっても、幼い頃に芸術や本物を学んでないので本当の価値が解らない。
昔の金持ちには風格がありましたよ。書画に骨董、美術に音楽。季節ごとに絵や家の調度品を変え、庭木を愛でる。まあ、伝統のある御曹司であっても教育を受けてないと最近は掛け軸の仕舞い方や玉露の淹れ方すら知りませんから。
今の成金はベンツ(ベンツはもう高級車じゃあないか)にゴルフ、自家用ヘリに馬、玄関に陶器の豹なんか置いてあるとぞっとしますね(笑)。風流の欠片も無く、ただ金で身を纏うような気がします。
まあ、経済がまわるから良いことではありますが品が無い人が多いです。
大人なって慎ましく生活をしても、幼い頃に芸術に親しんだり躾をされた人間は空気、存在感が違うと僕はたくさんの人と接していてよく解るのです。

我が町熱海市にも数年来、児童芸術教育の推進や講座を何度も提案していますが一度も実現はしていません。数人の市議、市長にも話していますがあの人たちは聞いてないのか、やる気が無いのか。選挙前にはいそいそやって来ますけどね(笑)。そういえば、市長も選挙前に絵を見に来て以来はお忙しいとみえてご無沙汰だなぁ。
街にとっては経済やその場限りの誘客のイベントも大切ですが、日本の将来を考えたら子供たちの教育は一番と思います。子供は日本にとって宝ですから。
行政が動かなくても僕なりに子供たちの笑顔のためにマイペースに取り組んでいきます。


今回の作品は静岡銀行さんの協力を得て、新しく完成した静岡銀行長泉支店(長泉町中土狩556-11・コメダ珈琲となり)に7月24日から8月9日まで展示いたします。
僕の大うちわも賛助出品していますので、是非御覧ください。

教室生徒さんの作品展を開催いたします - 2015年04月29日



本年も毎年恒例となりました私の主催する絵画教室生徒さんによる展覧会を5月2日(土)から5月6日(水)まで、熱海市有形文化財・起雲閣ギャラリーにて教室展を開催することとなりました。
大学時代に絵画教室を開設し今年で19年目、教室展は22回になりました。
出品者は案内状の名前の通り60名の120点を展示いたします。
緑美しいゴールデンウィークです。皆さま一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。宜しくお願い申し上げます。 

●第22回 彩遊季(さいゆうき)展
●会期:5月 2日(土)から5月 6日(水) ・入場無料*
●会場:熱海市・起雲閣ギャラリー 熱海市昭和町4-2
    電話0557-86-3101
10時から17時まで《最終日3時30分閉場》

日本画家坂本武典の主宰する絵画教室会員60名による作品120点を展示
3歳から85歳までの方の合同教室展覧会です。
*入場は裏玄関よりお入りいただきますと、上記展示のみ無料。