About 絵画

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絵画 アーカイブ

岩絵の具との出会い - 2008年03月07日

このところ17日からの個展に向けて制作の日々が続いている。
昼間は来客や電話が多く、なかなか集中して描けない。
でも、有難いことに多くの支援してくださる方々のおかげで絵を描く生活ができている喜びは計り知れない・・・。
一年にどのくらい描くのだろう。大作はあまり描けないけれど、デッサン以外に小品は100枚近くは描くのではないかな。そのほとんどがお嫁入りしているので、手元にはあまりありませんが。

描く前の絵の具を見てる時間は心地よい。ついつい時間を忘れてしまうんだ。
高校時代、油絵と彫刻をやっていた私は岩絵の具と出会いました。市内にお住まいだった藤島先生(日展会員)のアトリエで拝見した日展作品『明けゆく』だった。鶴が数羽描いてある素晴らしい作品だったなあ。絵はもちろんのこと、画面にキラキラと輝く絵の具の美しさに魅了された。
あの感動は今も絵具を見るたびに思い出す。
あの日がなかったら絵描きにはなっていないよな。

月夜 - 2008年03月09日

朝からやはり来客が多く、なかなか制作の時間がとれない。
今日は観光にいらした練馬にお住まいのご夫婦が茶房の帰りにアトリエにいらした。熱海に二泊お泊りとのこと、有難いことですねぇ。
我が家も昔はホテル経営でしたから、観光客はが一人でも多く来てくださるのは嬉しいよ。
・・・さてさて10号の『月夜』の筆をおきました。これで良いのか?悪いのか?考える日々は続きましたが一応完成。

以前に友人たちと一碧湖に夜中にドライブに行き、月夜の美しさと湖の闇の怖さに背すじがゾクゾクしたのを思い出しながら描きました。怖さといっても自然の深さというか、闇に足もとまで吸い取られるような神秘の怖さの感じだった。
しかし絵を描くのは難しいです。心で感じながら描いてもどうしても描いてることは作業になってしまう。技術も巧さも無いながらもむかってる時間は夢中ですが・・・。

古代幻想 - 2008年03月11日


間もなく完成。13年前に写生して古代と宇宙を表現したいと考えていた。
絵を描くって何なんだろうか・・・。
今日も朝から様々な人がそれぞれの仕事をこなしている。
幼いころはクラスメイトのほとんどが野球選手やサッカー選手になりたいと言っていた。
そんな彼らも介護施設の事務員だったり、アパレルの営業だったり、さまざまな違った仕事をして生活をしている。
仕事って何なんだろう。お金を稼ぐため?生活のため?自身の人生の充実のため?

絵描きって何だろう。絵を描いて稼いで生活できる人が絵描きかな?
生活のために他の仕事をして絵を描く人も画家や絵描きなのかな?例えばパン屋さんで働いてお金を稼いで絵を描いている人はパン屋さんが絵を描いているだけなのか・・・?
まったくどうでもよいことを夜になると考えてしまう。
孤独な作業がまだまだつづくんだなぁ。


個展はじまりました - 2008年03月17日

今日、17日(月)から23日(日)まで自宅画室、展示室、和室にて個展を開催しております。
昨日から徹夜での準備。
自宅での個展は友人ともゆっくりと話ができるので嬉しいね。
今日朝一番のお客様は高校時代からの友人・下田俊章が来てくれました。彼は横浜での修業後、実家の花屋の店長として日々頑張ってるよ。花のセンスもまあまあ良いし、何より人柄が良いんだ。2年前も一緒に展覧会をしましたが今年も6月に熱海市有形文化財・起雲閣で一緒に花と日本画の二人展を開催の予定。今はお互い熱海青年会議所の同じ委員会なので、なんだかんだ毎日のように会ってるよ。

さて個展ですが、会場は2階の3室です。
まずは画室。昨年の日展の作品をはじめ9点を展示。

そして展示室。こちらには12点を展示してあります。

最後は和室。ミニ屏風など6点を展示してあります。

作品の紹介は追ってまた。
是非お気軽に遊びにいらしてください。

嫁入り - 2008年04月05日

今日は何となく忙しい。
過日の展覧会の作品のお嫁入りの支度。
作品がお嫁に行くことは何よりの喜びですが、出発の日は何となく切ないのです。
作品のうらに題名とサインを書いたシールを張る。
黄ぶくろと箱にしまい、お嫁入りのご家族にお手紙と添える。最後に大切に梱包。
本来は一作品づつ私が持って行けたら良いのですが、車の運転ができないもので。
あとはクロネコさんに託しました。
元気でね。
大切にして頂けるように・・・。
そんな想いの中をそれぞれがお嫁に行きました。

絵画教室と躾 - 2008年04月12日

子供絵画造形教室の時間は楽しみなひととき。
今日は花や自画像を描きました。

教室によっていろんな教え方がありますが、私はまず挨拶から教えます。
『こんにちは、お願いします』基本ですよね。
最近は挨拶もしっかりできない子が多い。うちの教室の子供たちはしっかり挨拶できますよ。
教室中もしっかり座って、整理整頓。
絵は自然と上手になるもんですよ。描く環境と空気感が大切。
もちろん小学校の授業に行っても上手に描かせようなんてしません。
空気を感じさせてあげたら子供たちは自然と夢中になりますからね。

とある絵画教室に行きましたが、玄関からベタベタ・・・。
決して批判ではありませんが、玄関から入りたくないような絵画教室が多いですね、汚くて。
好きなように描いて、服も部屋も汚しても良いですよなんてのは私は大嫌い。
基本的にそんな教えでは家では絵は描けないでしょ?
まあ、失礼を承知で言いますとどこの家庭も汚い(掃除していない)家が多いですね。
なんでこんなに掃除しないのかと思う家が多いですね・・・。
こんな汚い埃だらけの食卓でよく食事ができるな?とか、居間なのか、洗濯もの置場なのか分からない家も多いですね。
ごめんなさいね(汗)、事実そんな家は多いので。

私の教室は世の中のルールとマナーに従って絵も描いてほしい。
子供は絵描きわがままにはしたくないので。
そんな中でもみんな自分の思いは絵で表現してます。こうしたい、ああしたいを描いてますよ。
すばらしい!良いね!
本当に子供の絵からは学ぶことが多いですよ。

Tちゃん自画像いいね!最高!

Fちゃんも細かく貼り絵素敵です!
みんな将来何になるのかな?楽しみです。
なかには絵描きさんになりたい子もいるようです。

第15回 彩遊季展  - 2008年04月29日

始まりました第15回 彩遊季展。
年に一度のアトリエブデン全会員出品の展覧会です。
熱海市有形文化財の起雲閣ギャラリーにての開催。

開場と同時に多くのお客様が来場、その後も観光客など数百名が・・。
たくさんの人に観ていただくことは嬉しいね。

みんな力作を描きましたね。
絵ってこの瞬間が嬉しいですよね。私が一年に一度展覧会を開催するのも意味があります。
絵って完成ってないでしょ?描こうと思えばいつまでも描ける。
自分で描いて自分一人でニヤニヤ鑑賞するのはつまらない。
やはり目標を決めて仕上げる、多くの友人家族に観ていただき批評をもらう。
子供も大人もこの瞬間がものつくりの醍醐味ですよね。
人の作品とも比べる、良かった悪かったを実感するんだ。
子供達もいつもの表情とは違いおすまししたり。良いね。
夜は会場にて恒例のパーティー!!
今回も親友のカズミの会社の喜与味さんの特製弁当!美味しそうでしょ!
お赤飯はカズミからのサービス!感謝!みんなで美味しくいただきましたよ。


お弁当ってひと箱に色も味も心も詰まっていて大好き。
みなさんも是非、喜与味弁当を食べてみてよ。

みんなそろっての食事は美味しいね。
最後はみんなで記念撮影。今日は半分の参加でしたからこの倍はいるんだね。
皆さんご協力ありがとうございます!

アトリエの一日 - 2008年05月10日

珍しく一歩も外に出なかった。
14日から東京銀座松屋の7階美術画廊で始まる『グループ耕 日本画展』の出品画の制作。
絵を描くことが一番大切な時間なのに、このところは雑務が忙しすぎた。
なかなか思うような時間が取れなかった。
絵描きのくせに絵を描く時間がとれないなんてどうしようもない!

画面との格闘の時間が続く。
ジャズをかけてみたり、香を焚いたりしながら気持ちを高める・・・・。

写生を見ながら顔を描く。
色になるとどうしても甘くなるんだよね。
バックに砂子を蒔いてみる。親和箔と純金箔を使う・・・。


どうかな?ちょっとは画面が動いてきたみたいだけど・・。
何が描きたいのか?どう表現したいのか?何のために描くのか?
自分自身との自問自答。
雨が降っている。月が昇り、日が沈む。
この毎日が死ぬまで続く。
当たり前が有難いことなのは良く解る。人間の存在とは?私は何なのか?
何故に人は生きるのか?生まれてきたのか、生まれさせさせられたのか?
男とは?女とは?結婚の意味は?家族って?仕事はどうしてするのか?
ある友人から命を考えさせられる電話があった。

あ~あ、はじまってしまう。この脳みそ。
絵を描き始めるとこんなことばかり考えてしまうんだ。
つまんないでしょ?絵を描く生活のブログは(笑)。
だから書きたくないのよ!絵の制作過程はね。

夜、下田とDから電話が。ホッとしました。
寅さんのDVD見て寝るとします。


やっぱり銀座で・・・ - 2008年05月17日

14日からはじまりましたグループ耕日本画展。今日は私は会場受付の当番でした。
朝に新幹線で東京へ。

車内ではとあるカップルが、とある熱海の旅館の批判を東京駅に着くまでしてました(-_-;)
帰りの挨拶が悪いとか、靴を出さなかったとか・・・。
自分のことのように良い勉強になりました。

午前中は高山門下の先輩であり、私が日本画家を志すきっかけをいただきました
熱海時代の恩師である藤島先生の個展を拝見に。
日本橋高島屋の画廊は先生の素晴らしい作品であふれていました。
藤島先生の描く鶴は日本一だと思います。大変勉強になりました。

その後、銀座松屋の7階の会場に。

先輩方の作品は勉強になりますね。
同期の智恵ちゃんは本当に才能あふれる作家。いつも新しい技法で発見が。
本当は写真をのせたいですが著作物ですので・・・。
受付中、会場に先日、熱海の森ちゃん寿司で出会ったご夫婦の奥さまが来てくださいました!
嬉しいですね。わざわざ横浜から来てくださり感謝。
夕方には私の後援会でも応援して下さってる知人のYさんが!
5年ぶりでしょうか!久しぶりの再会に胸が躍りました。

ゆっくりお話をしたかったので外に出ました。銀座通りはお天気も良く良い感じ。

熱海は熱海の良さがあふれていますが、やはり銀座か・・。
商売も絵の発表もうーん、やはり銀座ですよね。
熱海でボチボチやっていくのもいいですが、来年は銀座で個展をしようと決めました。
どこも混んでいたのでYさん達と近くのカフェに。

ゆっくり楽しいお話ができました。
来月あたりに熱海で再会を約束して別れました。
しかし、熱海あたりで成功しても小さい小さい・・。
男だったら銀座あたりにビルを所有したいと思いますよね!
そんなのは無理でもまず銀座で個展かな。これなら今年にも何とか頑張れそうです。
実際、マネージャーの方とはお話がありましたが、今年は厄年なので控えましたよ。
来年は頑張ろうと思います。


第50回記念 慈彩会展 - 2008年07月12日

12日の今日は慈彩会展のパーティーが開催された。
今回が50回目、50年目の開催ということで歴史の長い展覧会です。
過去には伊東深水、熊谷守一をはじめ、歴代首相も出品していたようだ。
会場は日本橋三越。
12時半の式典に間に合うように新幹線に乗る。

東京駅はサウナのような暑さ・・・。
ホントは半そで短パンで参加したいくらいだが、そうもいくまい。
会場まではタクシーに乗った。
三越ぐらいなら歩いても15分だけどこの暑さでは限界。

とりあえず展覧会場に。
多くの人が作品をご覧になっていました。
さすがに常陸宮華子妃殿下の作品の前は人がたくさんでございました。

そう、僕の出品作は『渚の月』です。

初日にどなたかがお求め下さったようでした。
感謝します。
熱海湾に浮かぶ月をイメージしました。大好きな作品。
これも知らないお宅にお嫁に行くと思うと少しさみしいですね。
この展覧会は社会福祉を目的にしているので、作品の販売した代金は全額寄付です。

そもそもなぜ私がこの会の会員になったのか?
数年前に熱海の起雲閣の和室で屏風の展覧会を開催しました。
その時に、品の良い老夫婦が作品を熱心にご覧下さっていました。
そこにたまたま置いてあった僕の絵本『かさの手紙』が厚生省から奨励賞をいただいた話をしたところ、その方も元厚生省の関係者であるというお話で話がはずみました。
そして是非とも自分が会長をしている展覧会に出品して欲しいとお話をいただき
会員として推挙していただき現在に至ります。

久しぶりに大和田会長にもお目にかかり記念式典が始まりました。

会場はいつもの倍の参加者であふれていました。
今回は常陸宮華子妃殿下もご臨席下さっていたせいでしょうか。

僕はあまりの人の多さにちょっと席をはずし、下の階のカフェに。

朝食も食べなかったのでアイスオーレとチーズトーストを食す。
写真撮り忘れたけど、美味しいチーズだったね。
あんな狭い場所でも土地が高いんだろうなぁ・・・なんてくだらないことを考えながら、
しばしゆっくりと日本橋の行きかう車を眺めて涼む。
会場に戻りパーティーへ参加。

今回も僕は有難いことに華子妃殿下とお話をすることができました。
僕もいろんな人に出会ってこんな楽しい生活ができてる。
うーん、感謝ですね。

大丸でDの好物のシューマイとスタッフにチーズケーキを買って熱海に帰りました。
どこに出かけても熱海が一番良いとこに感じるよ。
夜は絵画教室、北海道から友人も泊まりに来る・・。忙しい!!!!

絵を描きたいと思うとき - 2008年07月21日

雨の降りそうな天気。
今日の予定は前から決めていた。
MOA美術館で岡田茂吉賞展を勉強に行きました。

茶房月の渚に母の友人で、私の後援会の役員でもある塩谷さんが来ており
帰り途中にMOAまで車で送ってくださった。

ヘンリームーアの『王と王妃』はこの場所に本当にあってる。
薪能の準備が始まっていました。
会場に着くとまずは長沢明の大胆な日本画が飛び込んでくる。
色も形もさすがに面白い。
麻のガサガサしたマチエールに重厚でかつ繊細な描写。
絵具も美しい。
自由でありながら考えられた力のある描写に心を打たれました。
どの作品も素晴らしかった。

隣の展示室へ。
松本哲男の作品。
群青の背景に美しい月がそこにあった。
砂子でぼかされた月が心にそっと入り込んでくる。
巧いな~。
大作の滝は両サイドに。
もの凄い迫力に感動。
その描写が非常に面白かった。
滝も緑も小さな丸が無数に描かれ、遠くから見ると緑だったり滝の流れに。
そんなに厚塗りではないのに重厚で爽やかな空気感だ。

・・・・・・・・・・・・・僕もしっかり勉強しないとな。
今日の率直な感想です。

帰りに少し竹藪を散歩。
気持ち良い時間。日本画について自身で考えていました。
私は今は団体展で勉強させていただいている。
高山先生をはじめ、多くの先輩にお世話にもなって今がある。
でも、本当は自身で勉強する環境と強さがあれば自分の表現をしてみたい。
あの時、高校時代あきらめずに芸大受験しとけばよかったかなって思う時も無くはない。
まあ、どんな環境でも絵が描けないわけではないし、才能がなければ努力かね。

無性に絵が描きたくなったのでアトリエにこもり仕事しました。
良い勉強になりました。

伊豆スケッチドライブ - 2008年08月06日

朝、約束の時間にDが自宅前に車で迎えに来てくれる。
今日は伊豆の国市あたりをスケッチしようとの計画。
Dは夜中まで仕事だったのに、朝から有難いねぇ。

熱海から車で30分でのどかな風景・・・。ほっとします。
Dがここがいいんじゃないのか?あそこはどうだとアドバイスをくれる。
だけど・・・そう言ってるうちに車だから通り過ぎてしまうんだよね。
とにかく目的を定めようってことで、韮山駅の周辺を廻る。

車を止めて少し歩く。しかし、暑い!!!
急いでも気持ちにピタッとくる空気の景色はなかなかないんだよね。
『おーい!お前さ、田んぼの草の目線で絵を描いてみろよ。以外と綺麗だぞ』とD。

呼ばれた場所に座って眺める。
確かに綺麗だよね。稲の緑と遠くの山も美しい。

でもさ、こんな恰好でスケッチしたら腰がやられるよぉ(-_-;)
しばらくそんなことが続き、少し奥になった場所でスケッチをはじめる。

暑いとは言え、心地よい風が助けてくれる。
『どうだ?できたか?絵なんだからここに猫がいてもいいんだろ?』・・・
D君もたまに見る僕の絵を描く姿に興味を持ってくれたのかな。
しかし、5分じゃあスケッチはできないのよ。

さらに取材は続きました。
『おれの高校の近くの狩野川行くか』とDの母校の近くへ。
確かに狩野川はいいですね。きらきら輝いてる。
アユ釣りの釣り人も素敵です。

着くとDは20メートルはある下に駆け下りてく。
さすが!運動神経あるね。僕じゃ転げ落ちてるよ。
僕はスケッチを、Dは川で遊んでました。


きもちの良い時間を過ごしました。
他にも素晴らしい場所でスケッチをし、帰りは山伏峠から熱海へ帰る。
帰る途中、海を臨む場所でしばし休憩。
伊豆は素晴らしい、こんなところに生まれた幸せ、
そして良い仲間を持った幸せに感謝しました。明日もまた行く予定です。

続・伊豆スケッチドライブ - 2008年08月07日

今日もDの運転でスケッチに出かけました。

昨日、見過ごした隣町の函南町の田園風景からはじめました。
『ここがいいんじゃないか?』最初に良い場所を見つけたのはD。
しかし、結構スケッチするには車から歩かないといけない。
もの凄い暑さにちょっとタジタジ・・・・・。
『ほらほら動け動け』とDの励ましに炎天下を歩いてその場所へ。
しかしのどかですね。

描きだせば暑さは関係ない。夢中でした。

Dも椅子を運んでくれたり、荷物を持ってくれたり有難いよ、ほんとに。
だけど、気が短いので5分たつと『まだか?』の声(-_-;)

畑や田んぼを何箇所かスケッチし、Dがどうしてもおすすめスポットがあるというので
その場所へ。何度か通ってましたがこんな川があるのは気がつかなかった。

川の風が心地よい。
橋の上から2枚スケッチ。

その後、海に行こうということに。
東の海は熱海や下田と結構なじみがある。
沼津や大瀬崎あたりの西伊豆は近いようであまり知らない。
Dはダイビングで何度か行ってるらしいので、お任せしました。

40分走るとこんな感じ。
淡島がきれいでしたよ。



しかし、伊豆は良いですね。
そりゃね、石垣島の海はきれいだと思う。
でも、海もあって山もあって富士山も見える。都内も近いし空気はうまい。
絵を描く題材もあふれている。こうやって親友がスケッチに同行してくれてる。
ここに生まれ育って本当に良かったと・・・。
お恥ずかしい話、描きながら嬉しくて涙がこぼれました。

そのあとも静かな小さな浜辺を見つけてスケッチする。
雲の合間から富士山が顔を出してくれた!


数時間のスケッチの時間でしたが本当に豊かな気持ちになれた。
絵を描く幸せってこういったものなのかも知れない。
最近の僕はなんだか俗っぽい生活感に疲れていた。
生活するには絵が売れないと困るのは確かだよ。
画歴、自身の研鑽のためには公募展にも入選したり賞も必要かも知れない。

世間なんて、絵を描いて好きなことをしてるのんきなクロブタとしか思わないだろう。
一人っ子のわがままな男が、勝手気ままに生きているとしか思ってもらえない。
好きな所に出かけ、好きなものを食べて好きなように過ごしてると。
政治のことも、さまざまなことにも確かに口を出してきた。
そうだよ、だって僕の人生なんだから。
そう思う人はどうぞご自由に。

実際はそんな簡単なもんじゃあないんだよ。
誰だって死にたいような苦労は背負ってる。
でも、自分の人生。
心地よく懸命に生きたい。
育ててくれた親に感謝し、絵を買って応援してくださっている皆様に感謝し、
大介、下田やカズミ、石崎、澤田、堤、勝又、上田、ミキシ、小川、須合、千葉、コツ、五十嵐、匠・・・・。
書ききれない多くの友人がいつも僕を支えてくれた。
みんなありがとう。いつも心から感謝してるよ。
恩師、知人本当に皆さんのおかげで今の僕があるんだよ。
感謝ですね。


アトリエの現状 - 2008年08月20日


昨晩は思いがけない来客に制作は中断。
アトリエにJCメンバーの鎌田君、和田君、渡辺君、下田が。
なんだかんだで3時間の雑談。
皆が帰ったあとはタバコ臭くて仕事にはなりませんでした(笑)。

3日の搬入を控え、昼夜兼行での制作が続く。
本当に間に合うのだろうか?
こんな絵でいいのだろうかと、描いてはつぶし、つぶしては描く。
絵を描く面白さと苦しみの波が押し寄せる。

今回のテーマは『僕の歩いた伊豆を描く』です。
来月の4日から9日まで三島市のみしまプラザホテル・ギャラリープラザで個展。
3月の個展以来半年ぶり。


熱海の海、韮山の山、畑、函南の川、花などスケッチをもとに本画を制作してます。
僕の感じた心に響いた伊豆を描いています。
今回は短冊や扇面画、ミニアチュールなどの小品も多く楽しい作品展になると
思います。
また、昨年の日展入選作など日展作品2枚を含む25点を展示します。
是非とも遊びにいらしてください。

案内状です。今回は描いてる空気を感じてもらいたいのでこんなです。
お知り合いにも是非お声をかけてください。
宜しくお願いいたします。


一週間前のドキドキ! - 2008年08月28日

しかし早いもんだね。
もうあと一週間しかない・・・・・・・(^_^;)。
ブログなんか書いてる暇はないんだけど、まあ気晴らしに。
今日は朝からパートナーDとの会議。
アトリエで3時間いろいろな方向性を話し合いました。

僕と言えば朝だか夜だか分からなくなってきた。
これだけ長い時間を絵に集中してると肩も眼も疲れ果てて・・。
昨日というか、朝4時まで描いて、起きて朝8時から描いて。

現在もまだ描きかけがこんなに!
完成した気がしても次の朝に見ると気に入らなくてつぶす。
あと一週間、そのうち明日と日曜日は教室、土曜はHさんのご主人の法事、
イベントの打ち合わせ、横浜に展覧会・・・・・・。
月曜日も午後に2件の依頼の打ち合わせが!!死にそうな忙しさでございます。
まあ、いつも夏休みの宿題状態だよ。

でも、発表するからには良いものを見ていただきたいし。
夕方、あまりの肩の痛みに我が家がホテル時代からの付き合いの『すみだ治療院』へ。
90分、先生が疲れを揉み解してくださいました。
『先生、助かりました!!』が終わった僕の口から出た言葉。
さーてと、今日も徹夜です。
少しだけ発表前の作品をご披露します。

是非会場でお待ちしております。

コイをしながら連日の徹夜 - 2008年08月29日


昨日も徹夜。
鯉を描きながら恋のことを考えたり・・・・・(笑)。
でも、品の良い立派な鯉になった・・・かな。
三島のある有名店の玄関には僕の鯉の絵がかけてある。
連日満員とか、本当の話ですよ!

しかし、なんだか頭がふらふらするよ。一週間で5日も続くとちょっとだめですね。
朝は書類などの整理と雑務。午後は教室でした。
夕方、月の渚には海上保安庁の羽田特殊救難隊(トッキュー)の皆さんが食事に。
いつも爽やかだし、食欲旺盛、挨拶も気持ち良い。
国のため、人命救助に命を懸けるなんて凄いよね。尊敬します。

夜は下田が来る。
来るって、来ない日は無いよね。今年はほぼ毎日会ってるような気がする。
パートナーのDより下田の方が会ってるなぁ。
気晴らしに二人で中華を食べに行きました。
くだらない話で爆笑。こんな時間が何より楽しい。
さーてと、今日も徹夜ですかぁ!!!!

三島から見た日本一の山を仕上げますよぉ。

アトリエの現状2 - 2008年09月02日


明日搬入。まだ全ての作品は完成していない。
ちょっとした時間に睡魔が襲うが、意外とこの時間は柔らかな空間が描けたりするんだよ。

僕の空気は描いたつもり。
技術も巧さもありませんが、僕らしく僕の思いはこもってます。
一昨日の夜は元スタッフの五十嵐君が手伝いに。
昨日、今日はやはり元生徒の匠君が今も額の準備などしてくれてます。
こういったみんなの支えがあって個展は開催に向かう。
本当に有難いね。
天気は心配ですが、皆さま是非遊びにいらしてください。
さあ、今日も徹夜ですね。


個展の前日 - 2008年09月03日

徹夜徹夜の毎日で本当に体が疲れ切っている。
結局、昨日も睡眠はとれなかった。
午後にいつも僕の個展で搬入搬出をしてくれている小田原の東美さんがアトリエに。
予定より一時間以上遅い到着でちょっとハラハラ。
個展や日展の搬入の日ってかなりナーバスになるんだよね。
小品と日展作品をトラックに積んで、三島の会場に急ぐ。
会場に着くとみしまプラザホテルの岡崎さんと生徒の下山さんが待っていてくれた。
東美さんがいると本当に助かる。テキパキと絵がかけられていくのは気持がよい。

箱から出したときはなんだかまとまるのかと心配したけど、なんとかカッコがついたみたい。

さあ!明日は初日!
たくさんの皆さんとの出会いを楽しみに今日は眠ります。

坂本武典日本画展の初日 - 2008年09月04日

久々の睡眠は少し物足りなかった。
朝は同級生で僕の会社のスタッフでもあるYが車で迎えに来てくれる。
個展中は僕の会場の受付担当で頑張ってくれる。
開場とともにお客様がたくさんみえる。



武典の会の元会長南さん夫妻、(社)日本画府の羽田常務理事などなど。
午前中はもの凄い人でございました。
そこへ友人が来て、受付の手伝いをしてくれました。

午後からも友人知人がたくさん!嬉しいよね。
伊東からも神輿の八幡睦の若頭が来てくれました。
若とは昔から兄弟のように家族ぐるみで付き合ってます。僕のお兄さんのような存在。

7時の閉場間際には下田、JCの志方副理事長、石村専務が来てくださいました。

『おい、タケの富士山はサイコーだなぁ』って石村専務。
ありがとうございます。好物のポテト園までいただき感謝。
帰りはいつもの焼肉屋さんで疲れを癒して帰りました。

個展の空気 - 2008年09月05日


二日目。
やはり朝から多くのお客様。
昨日も『坂本君はご夫人のファンが多いね』と言われましたが、
確かに多くの知人が来てくださいました。この数年で多くの皆さんと出会ってきました。
出会いはもちろん大切ですが、それが続くように僕なりに生きています。

時間によっては会場が人がいっぱいで入れない状態も!

有難いですね。


今日も数点の作品のお嫁入り先が決まりました。
個展ってもちろん見ていただくことが一番嬉しいけど、気にいって作品を求めてくださるのはホントに感激しますよね。

1000人との一期一会 - 2008年09月09日


有難いことに会期中約1000人の方がお越し下さいました。
上の写真は熱海青年会議所の田中理事長と鬼倉次年度理事長、細野豪志代議士です。
右と左で自民対民主か?って思いの方もいるのかね(笑)。
自民だ民主だなんてことで付き合いを変えるのは下らない。皆仲間ですよ。素晴らしい友人。

『ちょっと白髪が増えたんじゃない?』って僕。
『たしかにね、父親も真っ白だからしょうがないよ・・・』と細野。
『でもさ、選挙も近いしテレビもよくでんだから、染めなさいよ』
『そうしますか・・・・。』
なんて会話をしてたら、次の日に細野の奥さんが来て今日、髪を染めに行きましたよーって。

長泉の遠藤町長。
昨年から長泉の美術展の審査をしている関係で遠藤さんとも親しくさせていただいてます。
山の方にまた芸術の発信地を建築中とか。
僕にも是非手伝って欲しいとのことでした。
長泉からは役所、美術展関係の多くの方がお越し下さいました。感謝します。
それに比べて熱海は・・・・。
そのうちに僕も長泉に引っ越しちゃうかもね。




とにかく人との出会いは素晴らしい。
人間はひとりでは生きていけないもんね。
個展を開催するたびに人との出会いと繋がりを実感する。
絵を発表しても人が来てくれなくては意味ないじゃん。
僕は本当にみんなのおかげで生かされてるんだな~って思います。
6日間の個展が今日終わりました。

NOKKOさんと僕の壁画 - 2008年09月11日

NOKKOさんのコンサートの壁画の依頼を受けたのは一か月前。
ノッコさんと御主人のGOH HOTODA氏が僕の描いた本の装丁画を気にいってくださり、
あんな感じのかわいい絵をとお話をいただいた。

壁画制作現場に着くと巨大な白いアルミ板が横たわっていた。
特殊なアルミの薄い板に描く。丈夫だし軽い。
白い下地はJCの蛭田さんが塗装をしてくださった。

貼り合わせは下田、金澤君、桜井君がもくもくと作業。
僕はこの数週間で考えた構図を再度頭の中で練り直す。
ノッコさんが歌う曲をイメージし、自分なりに会場と来場の中心の子供たちが楽しめる絵を描きたい。
下書きは無い、一気に描くつもり。
日展制作なんかでは習作に2か月をかける。
今回のような仕事はスピードと感覚が一番かと思っていた。

ボードを3つに分けて描くことにした。立ててみるとかなりの大きさ。
まずは黒いペンキで輪郭線をバリバリと描く。
30分足らずで描き切った。
続いて着色。みんなからも『いつものぶでん君じゃないみたいだよ』って言われるように。
上に下に7メートルの画面を飛び回る。

自分でも気持ちの良い時間。
これでイケメンだったら来場者募ってパフォーマンスペイントやりたいな(笑)。

2時間の作業を終え、乾かすこともあったので残りは次の日に。

二日目、仕上げにかかる。
こういった絵はどこで筆を置くかが難しい。
やり過ぎてもいけないし、自己満足の中途半端は見る人はもの足りなくなる。

一時間で完成。正味3時間。
でも、充分戦えたような気がします。
皆の協力があって仕上がった作品。明日の搬入は僕はいないのでどう見えるか心配です。
でも、今後につながる楽しい仕事を発見しましたよ。

師は大き過ぎる存在 - 2008年09月14日


先生のご自宅へお伺いするのも今日が最後かも知れない。
そう思うと、いろいろなことを思い出しました。

僕は高山先生の弟子といっても一番若い存在。
先輩方は65歳くらいの日展の評議員や会員の先生がほとんど。
僕なんかは本当に奇跡的に弟子にしていただけたような気がします。
熱海での師、藤島先生の存在があって、亡くなった高木先生の後押しがあってなど。
本当に有難いです。
とある大先輩の日本画家にも『坂本君は高山先生と話できるなんて幸せだなあ』って言われました。
確かに、我々日本画家にとっても芸術を勉強してる人間にとっては
高山辰雄という存在は偉大です。
先生がいらっしゃるときはいつでもお伺いできるからと思っていました。
お亡くなりになって、もっともっと教えをいただきたかったと本当に残念です。

今日は先生の一周忌法要。
先生の画室での法要でした。

僕もほんの数か月でしたが先生のご自宅で書生をさせていただきました。
それも週に2,3日ほどでしたが大変勉強になりました。
朝起きてから、夜中先生が筆を置かれるまで先生のおそばにいられたのは宝です。
思い出や書きたいことは多くあるのですが、僕が書くのは先輩にも先生にも失礼になるので
心のなかの大切な思い出にします。
とにかく師は本当に大きいです。
その師がいなくなり、まだ32歳の僕はこれからどう勉強していくのか毎日考えています。


絵のモデル - 2008年09月24日


今日は絵のモデルさんが来てくれる日。
今回は日展のモデルを若い夫婦にお願いしたのです。

大作の制作は時間もかかるし、スケッチはかなりしますが
どうしても実際に来て欲しい時があるんだよ。
今日は仕事を終えてから二人で一緒に来てくれました。

今までにどのくらいの人間を描いてきたんだろう。
大学時代は彫刻専攻だったから、週に一人以上は描いてたね。
クロッキーでなく、しっかりとした制作だけでも100人以上は描いたのか。
女性を描く時、特に友人は難しいね。
きまって『かわいく描いて』って空気が伝わるんだ。
かわいい人間を描きたいわけじゃないから、それが厄介なんだ。

でも人間を描くのは面白い。
見てるとその人の感情や性格、昼に何を食べたかまで解る気がする。
その人を通して僕を描きたい。

子供たちの成果 - 2008年09月27日

おめでとう!!!!
日本ジュニア展に我が教室から7人の入選者がありました。
公募展は入選、も落選もあるし、審査員の好みがあるから難しいけど、
僕も公募展の入選や入賞がきっかけで絵が好きになったし、今の僕がある。
だからうちの教室はどんどん挑戦しています。

どうです、この誇らしげな子供たちの顔!!


頑張ったねおめでとう。
こんなきっかけが大きな自信となって素晴らしい大人になるんだよ。

審査員の難しさ - 2008年09月28日

今年も長泉町の美術展の審査員を依嘱された。
僕のような32歳の若輩者が審査員とはおこがましいですが、一生懸命責務を果たします。

そして今日はその審査の日。
日本画、洋画、彫刻、工芸と審査員がいます。
洋画は僕の高校時代の恩師、彫刻は日展の評議員の堤直美先生など重鎮ばかり。
今回もかなりの力作が揃いましたね。

僕も日展で入選したり、落選したりと審査を受ける身。
自身がやって賞をつけるのは本当に責任がありますよね。
自分がやってみると難しさがよく解る。
日展も数か月かけて制作し、一審で落ちるのは数秒でしょう。
制作した人の苦労を考えたら大変なもんです。
だけど、それも人生か。

苦しみながらも2時間、作品と対話しました。
良い勉強をさせていただきました。感謝。

悲しい決断 - 2008年10月06日

今日は悲しい決断をしました。

『今年の日展出品は諦める』

と言うことです。
日展には21歳から出品を重ねてきました。
約11年間ですね。入選は8回、落選は3回。
日展は出せば入選すると思ってる人は少なくないけど、入選するのは至難の業です。
もちろん、150号の大作を描ききって出品するもの大変。
僕も毎年これを続けてきました。
今までもいろいろなことがあっても、出品はしてきました。
高山先生をはじめ、多くの諸先輩方のご指導をいただきながらできたこと。
もちろん家族の支え、友人、後援者の方々もあってのお陰。

しかし、今年はどうしても描ききれなかった。
理由はいろいろあって言えませんが、一番は時間が無かった。
このブログを見たら食べて飲んでそんなことしてたらできっこないよ。
坂本は絵描きだろ?ってお叱りを受けそうですが、絵描きと言えども人間。
昔の絵描きのように絵だけ描いていれば生活できるってことはないからね。
いろいろな活動もしなければならんのですよ。

高山先生、門下の先輩方、後援者の皆様には本当に申し訳ありません。
来年は計画的に時間を作って制作に専念したいと思います。
自分でも悲しい決断でした。

近藤マネージャーとの会話 - 2008年10月19日

木、金、土曜日と絵画教室が続く。
最近は新入会員も毎月増え、教室も賑やかで嬉しい。
今日、日曜日も沼津の教室。
終えて、帰りを急ぐ。
絵画のマネージメントをお願いしている近藤さんがアトリエに。
近藤さんがみえるとパッと会場もどんな場所も華やぐ。

本当は来年の春に銀座での個展も企画してくださったのだけど、
僕の気持ちとして銀座はまだ早いかなと感じていた。
まあ、いろいろなことを含めて本当に良い話し合いができたと思う。

とにかく最近の僕は時間が無くなってきた。
そこを何とかしたかったのだが、今日は来年の新たなスタートに向けて
計画ができたように思います。
人との出会い、会話は本当に大切ですね。
どこにどんなご縁があって人生が決まるか解らない。

さあ、少しずつ来年の準備をしようと思います。
もうあと二カ月か・・・・・早いもんだね一年は。


習い事は素晴らしい! - 2008年10月26日


沼津の児童画教室は現在8名の子供たちが通っている。
今日は花瓶のダリアを掛け軸に仕立てましたよ。

僕の教室は一教室で12名が定員なんだ。
以前は伊東教室で80名の生徒を教えていた。
二人の助手と僕とでもかなり難しかった。
大人でも子供でもやはり目がいきとどかないのは申し訳ない。
かと言って助手の人に教えてもらうのも、僕の教室に入ってもらったのに申し訳ない気がして
現在の12名定員制とした。
8名の教室はとても感じが良い。

教室の大家さんのお嬢さんのRちゃんはお月謝を納める際、
『ブデン先生、今月も宜しくお願いします!』と幼稚園の時からしっかり挨拶ができる。
躾とは素晴らしいもので、こういうお子さんは絵の上達というか、頭もよい。
もちろん、うちの生徒さんはみな挨拶は気持ち良い。
子供らしい子、もの凄い才能に恵まれている子、絵の大好きな子などみな素晴らしい。

今は塾には通っても、絵画教室に通える環境の子供さんは少ないよね。
とても残念です。
僕は3歳からピアノ、お習字、英会話、英文タイプ、空手、お花、油絵、スイミングと
多くの習い事をさせてらった。
通ってる時は、うちの親はなんでこんなにやらせるのと思ったが、
今となっては全てのものは僕の人生の基礎となっている。

六歳の六月六日までに習い事をさせると良いって聞いたことがある。
習い事は学校とは違う空気があります。
ピアノでも習字でも、その子の才能を是非のばして欲しい。
いろいろな体験を通さないと分からないもんです。


絵を納める喜び - 2008年10月29日

水曜日。
10時にスタッフのタカが出勤。
昼過ぎまでは絵の梱包作業。
今日はまた三島市内の数件のお客様に絵を届けたりあいさつ回り。

14時に三島の神山様のお宅に絵を届ける予定だ。
軽い食事をすませて、神山様のお宅に。
前回の絵は西武の美術の方が届けてくれたので僕は初めて伺う。
大きなお庭に大きな玄関。

正面には以前お納めした僕の富士山が掛っていた。
旧作と出会うのは感慨深い。
神山様とは息子さんが僕と日大三島の同級生という御縁。
そんなことで、すっかり可愛がっていただいている。

今日は前回の個展の一番の大作の『城山流々』をお納めした。
富士とそれを掛け換える。
タカもはじめてのこと。お客様のお宅に絵をお納めし、掛ける瞬間は嬉しい。
我が子の嫁入り姿を見るようだ。

『あーぴったりね、良かった』と神山夫人も喜んで下さった。
いつもありがとうございます。
我が子を宜しくお願いしますという気持ちで失礼する。

その後は数軒のお客様のお宅にごあいさつ。
『坂本君、柿を食べな』、『お茶飲んでって』、『良い骨董手に入れたから見てよ』と、
行くとどうしても長くなってししまうんだ。
でもそれが楽しいんだよね。

Dに頼まれた買い物もすませて帰宅。
その後は元スタッフのマイさんと、彼氏のユウキ君と食事に。
僕のおすすめのクレールへ。




たくさんの料理と久々のワインに楽しいひとときを過ごしました。
久々にお客になって良い気分でした。
なんか幸せな一日だった。感謝します。


絵を描く時間は? - 2008年10月30日

毎日いろいろな所に出かけていて、本業の絵はいつ制作するの?
よく言われます。

以前も僕の日課を書いたことがありましたが、そうですね絵は夜に描いています。
だいたい、夜の11時から朝方の4時くらいが多いかな。
来客があったり、電話がなると仕事はできないから。
確かに日中描けたらそんないいことはないね。
体も楽だし、目にも良いし。

だけど、僕は多分同年代の絵描きにしたら来客が半端なく多いのではないかと思う。
多い日は朝から10人近くの来客がある。
もちろん、絵のお客様だけではありませんが。
以前も、制作に専念するために電話もインターホンも出ない!って壁に書いたことはあった。
でも一日で無理でした。

よく祖父に言われましたよ、『人が出入りする家は良いんだって』。
僕のアトリエはそんなに広くはありませんが、みんな居心地が良いってかなり長居するんだ。
嬉しいですよ、下田君も長いと二時間はいますね(笑)。
みなさんも是非遊びにいらしてください。

今日の夜はまたJCの次年度理事予定者セミナー。
下田から会計士の先輩がお話くださった。とてもよいセミナーでした。
その後はメンバーの藤田さんが経営されている多賀の旬蔵へ。
昼は何度かうかがいました。
夜の今回のお食事もとても美味しかったです。

文化の日だから - 2008年11月03日

朝からソワソワしてしまう。
だってさ、今日は文化の日だもん。

まあ、僕ら絵描きとかにとってはなんか大切な日のような気がしてならない。
日展に出品していれば、必ず上野にいる日(昨年からは六本木)。
出品してない高校時代から、先生の作品を拝見に日展に行ってたのはこの日。

いてもたってもいられずに、新幹線に飛び乗る。
今回は日展には出品できなかったが、とにかく先輩や友人の作品を拝見したかった。
真っ先に乃木坂の国立新美術館へ。
しかし、一昨年の上野のような活気は全くなかった・・・。
東京都美術館の日展は文化の日といったら人でごった返していたのに。

入場券を買う。
そういえば、日展の入場券を自分のために買うのは初めてかもしれない。
日本画一室から拝見いたしました。
感想はここには書きません。大切なことだし、自身が出品もできなかったので。
ただ、人が少ないのは事実感じました。
場所なのか、景気が悪いのか、はたまた・・・・・。

高校時代の友人と表参道で待ち合わせ。
朝から何も食べてなかったし、話でもしようと近くのカフェに。

しばし、秋の空気のする表参道を歩きました。
その後は銀座で出て、紅虎で餃子を食べる。

文化文化と思いながらも、最後は食におぼれた文化の日だった。


搬入の日 - 2009年03月02日

昨年の日展は初めて出品を休んだ。
その辛さというのか、心の傷は思ったより深いものだった。
落選しても何とかして『絵描き』と名乗る以上は出品はしたいと思っていた。
いや、しなければならないと実感していた。

今回の春の日展も正直、出品できる状況には無かったのです。
昨年よりの日々の忙しさ、新しい事業のこと、絵を描くという精神的なモチベーション。
研究会にも結局、予定が詰まっており欠席。

そうですね、僕が忙しくて描けないって話すと
今から帰って描けばいいじゃんなんて、知らない人間は言いますね。
でも、ご飯にふりかけをかけるようにはいかないのです。

そんななかでも、門下の先生方から励ましのお電話を何度もいただきました。
『坂本君、頑張って描きな』。
日本画家の友人宮原君も『高山先生が悲しむよ』など、いつも励ましてくれた。
確かに、以前も出品をお休みしたいと高山先生にご相談した時も、
『坂本君、あんたは絵が描きたいんでしょ?だったら描きなさい。
僕も日展休んだことはないよ』と。
先生の作品集を眺めながら、自分の努力の足りなさに申し訳ないと涙が出ました。

12日から具合が悪く、体重も約15キロ痩せた。
一日一食すら食べられず、痛みに苦しい日々。
そんな苦しさが27日で解消された。
それからは昼夜兼行で制作に。久々にもりもり描けました。

今日2日は日春展の出品最終日。
朝まで描き、昼過ぎの新幹線で持っていく。50号の大きさまでは何とか手で搬入できる。
今回で14回目の挑戦で、10回の入選と3回の落選。
今回はとにかく搬入して出品できたことが本当にうれしかった。
確かに人間だから結果は気になるけど、清々しい気持ちだった。

搬入後、隅田川はキラキラと輝いて見えました。

僕の人生はこれでなきゃって思うよ。

二人の時 - 2009年03月21日

昨年秋に中学時代の友人から依頼を受けた作品が完成。
なんだかんだと忙しくて、
『俺のはいつでもいいから』の言葉にすっかり甘えてしまいました。
遅くなってごめんよのりちゃん。

同級生とは言いながらももう二人も立派な子供がいる。
その娘さんを描かせていただいた。
子供らしいきらきら輝いていた瞳と前向きな空気を表現したかった。

『二人の時』 紙本彩色 6号

人物画はどうしても似てる似てないがあるので表現が難しい。
でもタトウ箱から作品をだすと、歓声とともに家族みんなで喜んでくれた。
『なんか不思議な感じ』って言葉がよく伝わった。

末永く大切にして下さいね。

作品をお納めし、新しい事業の打ち合わせに出かける。
この事業がうまくいけば熱海の文化活性化に役立つのだと思います。
皆さんにこれがお伝えできるように頑張りますね。

自宅での個展始まりました - 2009年04月02日


今日から7日まで、自宅画室と展示室で個展を開催しております。
新作ばかりではありませんが、遊画展と題して色々な作品を展示中です。

今日も朝からマネージャーの近藤さんがお客様と。
読売新聞社や地元新聞社も取材に来てくださいました。
自宅の個展は僕らしい空気を感じてほしいとのことから始まった。
絵を描くことを仕事にしたいと決めた時から、アトリエで絵を見てほしいと思っていた。
もちろん、立派な会場での個展は素晴らしい。
有名画廊や百貨店での個展は絵描きとしては誇りだよね。
でも、いつでもお客様や友人が来てくれた時に20点くらいの作品を展示するスペースがあったらと夢見ていた。

3年前、池田万寿夫先生の自宅を熱海が展示室として公開した。
その際、一緒に見学に行った建築家の谷口先生が
『坂本君、君も6畳の一室でもいいからこういった部屋をつくるといいね』とおっしゃった。
ああ、絶対そうしたいなと思い、すぐに計画した。
夢がかなって、2年前の暮れささやかながら自宅に展示室を設けた。
1階にはコーヒーを飲んでいただけるカフェを作り、2階に画室と展示室2室をつくった。
まあ、ほんとにささやかなものなんだけど、僕の小さな夢がかなった。

是非、お気軽に遊びにいらしてください。

青苔寺の枝垂れ桜 - 2009年04月08日

朝から山梨へスケッチに出かける。
Dが車で8時半に迎えに来てくれる。
なんだかんだと最近は話す機会が無かったので、行き先をしっかり告げていなかった。

『山梨まで???!!!!』とちょっと怒られましたが、
ミーティングをして予定時間を3時間過ぎて
出かけることになりました。

熱海峠から箱根を抜けて御殿場へ向かう。
晴れていて気持ちが良い。

箱根からの道、富士山が顔を出してくれました。

富士を見てると本当に癒される。

御殿場から山中湖を通り、
ちょうど2時間で山梨県上野原市の青苔寺に着きました。
山門に着くとものすごい桜!!

『良いお寺だなぁ』とD。

Dには長い時間で運転申し訳なかったけど、桜を見て疲れを癒して欲しかったのと
僕の描いた屏風を見てほしかったので。

『日月富士』の前で。3か月ぶりの再会です。

『お前さ、早く描けよ』と言われ、そうでした!今日の目的は桜のスケッチ。
さっそく描き始める。

決して大きな古木でもありませんが、僕は我が家の御縁のあるこの寺の
この桜が大好きなんだ。
今までも一度描きたいと思いながら、写生をしたいと思い早5年。
やっと願いがかないました。

描いて10分後・・・・・
『おい、もう描けたか?』とD。

・・・・・・またか。

夏にもそうでしたが、写生は10分じゃあ無理です。
写生をしてる時間は真剣ながら、いつも嬉しくて頬が緩む。
絵描きでよかったと思うのもこんな時間でしょうか。

帰りの時間もあるので、2時間弱で終了。
何とか描きたいものはできました。
この作品は8月の個展に屏風画として制作いたします。
お楽しみに。

終わって市内のとあるラーメン店で二人で食事。
水が旨いからラーメンも旨かった。

写生をすること - 2009年04月11日


絵描きにとって写生をすることは大切だ。
高山先生も、高木先生も、藤島先生からも写生が一番だと
教えられてきたし、自身でも大切な日々の勉強だと思う。

高山先生がそうなさってたように、僕も小さなスケッチブックは常に携帯している。
手を動かして物を見ると、脳みそに残る。
もちろん、風景画制作の場合、写真を自身で撮って参考にすることはありますが、
少しの時間でもスケッチするのとしないのでは大違いだ。

来週は中国の杭州へ一人旅に行ってきます。
もちろん、観光ではなく写生です。
高山先生にも
『坂本君、あんた若いうちに中国の空気を吸ってらっしゃい』と言われました。
何かを感じて描いてきたいと思います。

教えていただける喜び - 2009年08月02日

一か月前に行われた日展の研究会。
その二回目が今日、高山先生のご自宅で行われた。

研究会とは日展の勉強会です。
詳しい内容は書けませんが、高山先生門下生の多くの先輩方が私たち若い絵描きに
作品に対しての意見をくださる大変貴重な勉強の場です。
遠くは京都や名古屋から先輩方が我々若手の指導に来てくださるのです。

僕は高山先生亡き後は先輩方が教えを下さっています。
10人の先輩が集まれば、10通りの意見がいただけます。
時には迷ってしまう、制作の完成間際に苦しむことも度々。
でも意見をいただけることは本当に有難い。
それを自分なりに咀嚼して、作品ができたら最高なんですが。

高山先生亡き後、近くには教えをいただける先生がいなくなってしまった。
10年前はバスで15分のところに藤島先生、大千先生。
電車で二駅に加藤晨明先生、高木義夫先生。
成城に伺えば、高山先生からいつでも教えがいただけると思っていた。
加藤、高木先生が亡くなり、一番信頼していた藤島先生の引っ越し。
そして一昨年の高山先生の逝去・・・。

だからこそ、この研究会は有難いです。
私のような若手はまだまだ解らないことばかり。
通信や独学で学べる趣味の世界とはわけが違うんです。

今回の挑戦するモティーフは決まりました。
今の僕の心の中をこのモティーフで描き切りたいです。

気分を変えるために青山の美容院へ。
担当のタッキーさんに印象が変わるように短くバッサリお願いしますって頼む。
そうね、みんなの感想は可愛くなった・・・・だって。

帰りの新幹線の中、外は雨に泣いてました。


アトリエの今 - 2009年08月08日


最近は絵を描く生活が続く。
もちろん絵描きだから当たり前ですが、この二年間はとある事業に
かかわっていたため、絵を描く時間がほとんどとれなかった。
昨年は初めて日展出品も休まざるを得なかった。

絵を描かない人には解らないでしょうが、絵は玉子焼きを焼くようにはいかないんです。
予定時間が1時間先にあると分かっていては、集中して描けないし・・・・。

このところはその事業も僕の生活から一切離れた。
今は昔の絵描き生活だけを送れば良いのだ。
朝起きてから、夜眠るまでゆっくりとした時間が流れる。
誰に縛られる訳でもなく、誰に予定を拘束されることも、予定を聞かれることもない。
自分だけの絵を描く生活。

これが本当の僕の時間かな。
忘れかけてた自分がよみがえってくる。
絵を描き、絵を描く生活のためにまた絵を描く。

今のアトリエは静かで、最高の空気が流れています。

岩絵具を使うこと - 2009年08月17日

今日は午前中は熱海新聞社の福島さんが取材に。
福島さんは8年ぶりの熱海。8年でずいぶんと熱海も変わったですね。

午後は制作。

日本画を描いていて、いつもこのキラキラする絵の具は何ですかって聞かれる。
日本画の絵の具はご存知の方も多いですが、
『岩絵の具』という、岩石を粉にしたものを使います。
もちろん、天然の絵具から合成のものまであります。
キラキラするのは石の粒子の輝きです。

日展制作をする夏から秋にかけて、絵の具をたくさん使いますね。
美しい絵の具は見ていても飽きません。

上野の喜屋さんから絵の具が届くと、何となく初心にかえります。

はじめて日本画の手ほどきを受けた高校時代、絵の具の高さにビックリした。
たった20グラムほどで1500円の絵具。
わずかなお小遣いでは10色も買えなかった。

それでも群青と岩緋を買い、大切に作品を仕上げた思い出。
もちろん筆も二本の彩色をを大切に使った。

絵描きって仕事も職人です。
道具を大切にし、その使い方を自身で身をもって覚える。
僕は大学は彫刻専攻だったので、基礎的な日本画の知識は少ない。

二回目の日春展の作品も、土屋禮一先生に御批評いただいた際も
『発色が悪いね。なんかもっとオロナミンCが欲しい感じだ』
と、言われた。
僕の絵はほかの先生からも暗いと言われることが多かった。

自分でもどう絵の具を使って良いか全く解らなかった。
どう描いて良いのかも悩んでいた。

ある時、そのことを高山先生に伺うと

『坂本君、あんたは気にし過ぎだよ。
 紙に絵の具がつけばそれで良いんじゃないの』と言われた。

そうなんだ、とその当時は思いましたが、
高山先生ほど にかわも絵の具も研究し、使ってる方はいなかった。
そう励ましてくださったのだと感じて、今は自分なりに研究してる。

60代でも若手と言われるこの仕事。
絵の具一つとっても奥が深い。
右から左に物を売っても仕事、冷凍食品をチンして皿に盛っても仕事。
仕事っていろいろだね。

今はとある会社のロビーにお納めする30号を描いています。
僕は毎日が本当に楽しい。
絵を描く毎日は苦しいながらも充実しています。


残暑見舞いの団扇 - 2009年08月18日

朝から何となくゴディバのショコリキサーが食べたくて仕方がなかった(笑)。
お恥ずかしながらこんな日が年に1、2回あるんです。
これが食べれるのはこの近くでは御殿場アウトレットのみ。

今年、僕が食した中では一番の大大ヒット!
どんな高級店の料理よりこれが一番だ。夢にまで出るくらい。

そんな訳で、スタッフのK君に

『さあ、スケッチしながら御殿場にいこう。ちょうど、4時から御殿場で細野の演説もあるし』

と、本音を隠しながら言ってみる。

『今からですか?今日は絵を描く予定ですよね。間に合わなくても知りませんよ』

見透かされたかのようにさらっと言われてしまった。
頭の中はこの画像が・・・

でも、絵が大切。午後はK君の的確な判断で絵を描きました。
今日は気分を変えてお世話になった皆さんに手書きの団扇を描く。

御商売をされてるところには『商売繁盛・千客万来〇〇屋』と。
普通のご家庭には『家内安全〇〇家』など、日本らしいものに。

ちょっと夏には遅くなりましたが、今日から発送します。
お楽しみに。

起雲閣の個展の空気 - 2009年08月22日

朝は玄関周りを掃除する。
昨日、風が強かったので近くのジャガランタの葉が飛んできたので片付け。

昼前に長泉の市役所の佐藤さんと、長泉美術展の米山実行委員長がアトリエに。
10月に開催される美術展の審査員の依頼書をわざわざお持ちいただいた。

これでもう3回目ですか。
しかし、長泉市は文化にはとても力を入れてるし、対応も丁寧です。
熱海市も見習ってほしい。
今の起雲閣の野口館長は素晴らしいと思います。
先日の夜間開館も含め、市民文化の発展のために活躍されてる。
職員の方はよくやってるのかも知れない。
じゃあ悪いのは議員か?(笑)

まあ、政治の話はさておき、アトリエでの打ち合わせは早々に
せっかくなので私の起雲閣での個展に御案内することに。
行くと玄関は入場券を求めて20人くらいの人が列をなしていた。
熱海の施設としてこれだけ多くの人が訪れるのは嬉しい。

先日もNPOあたみオアシス21の中島美江理事長がアトリエに来て
いろんな話をしました。
熱海活性化のために起雲閣は中心の場所だと・・・。
10月からはコラボでいろいろ活動していく予定です。

で、やっと起雲閣の坂本武典展会場。

やはり多くの人が見て下さっていた。
この空間は小さな美術館のようで心地よい。


全ての作品をお見せできませんので、是非とも会場へ!
9月の半ばには少し展示替えをします。

大学時代の彫刻は結構面白い展示になっています。
僕の空気を感じてもらえたら嬉しいですね。


高山辰雄先生のこと - 2009年09月06日


恩師高山先生がお亡くなりになって2年。
本日は菩提寺の高野山東京別院で3回忌の法要がありました。

この時期は日展の制作で、小下図が上手くいかないで
汗をかきながら先生のお住まいになってた成城へ何度も通いました。
先生も日展の制作中で、いつも紺色のおズボンが胡粉や緑青の絵具の染みで
いっぱいでした。
教えてくださる指にもいつも胡粉がついていて、
『ああ、先生も作品と闘っておられる。僕も頑張ろう』と励ましていただいた。

『坂本君、あんたの絵は色はくらいけどルオーのようだ』
『もっと写生をしなさい、作った絵はつまんないよ』・・・・
たくさんの教えや励ましをいただいてきました。

先生の遺影を見つめながらたくさんのお言葉を思い出していました。
初めてお目にかかった時の感動。
ご一緒した大分の壁画の制作など・・・。

数か月の書生生活の時も、絵や宇宙のことなど毎晩お話下さった。
医学、哲学、文学など先生は何でもお詳しかった。

短い間でしたが、本当に多くのことを教えていただいた。

『坂本君、あんた絵は描きつづけなさい』
そのお言葉は僕の芯棒のように体の真ん中にあるんだ。


坂本武典日本画展のお知らせ - 2009年10月29日


『海辺の朝』  紙本彩色  30号変形

この31日(土)より11月4日(水)まで、茅ヶ崎市にありますギャラリー一閑にて個展を開催いたします。
ここは普通のギャラリーとは違います。松田オーナーのこだわりの空間です。
数寄屋造りの一軒家が会場。

門を入るところからこだわりの演出をいたします。
玄関はもちろん、床の間、縁側、茶室など私の日本画と親友下田俊章の花で
私たちの考える美の空間を楽しんでいただける展示にします。
詳細は来ていただいた方のみ楽しんでいただけると思います。

11月1日(日)は16時30分から18時まで会場にてささやかなパーティーをします。
よろしければご来場ください。
心よりお待ちいたしております。

坂本武典水墨画展はじまりました - 2009年12月17日


今日から熱海市渚町の自宅ギャラリーにて水墨画展を開催しております。

4月に中国へ一人旅に行った。
師 高山辰雄先生が『坂本君、あんた若いうちに中国の空気を吸ってらっしゃい』
と何度かおっしゃられた言葉がきっかけだった。

杭州の西湖に出かけんだけど、観光地でもあり、タクシーで少し行くとのどかな茶畑が
広がり気持ちの良いものだった。
そんな空気を感じてもらえれば嬉しいです。

墨と水と和紙の感覚が楽しかった。
これは何となくライフワークになる感じがするんです。
先ほど、地元の伊豆毎日新聞社と熱海新聞社、伊豆急ケーブルテレビが取材に。
皆さんにも話しましたが、なんだか自分の生きた絵を描けました。

来月は筆を持ってパリとモンサンミッシェルに行ってきます。
冬のフランスは寒いだろうけど、一人でその寂しさをも感じてくるつもりです。

今回は新作ばかり25点を展示しております。
是非ともお出かけください。

『二艘』 0号 雲肌麻紙に青墨 

二月の富士 - 2010年02月07日

久しぶりに天気が良い。

スタッフのカズヤ君にスケッチに行きたいと話し、車を出してもらった。
風もなく空気も清々しい。

熱海峠を抜けると富士は美しく輝いていた。

すぐに描き始める。
何ていうんでしょうね、現場で描きたいものと出会って描くのは非常に気持ちいい。
気持ちいいって単純なものでなく、体中の細胞が喜んでる感じがするんですね。

夢中で、それでいて対象に感謝し、自分が舞台の主役になった気分で!

ジュエリー画!! - 2010年05月06日

今回の個展では初めての試みをします。

『ジュエリー画』の制作です。
??って思いますよね。
絵の中に宝石をはめ込んでみたんですよ!

僕の使ってる絵具は岩絵の具といって、そのもの自体も石なんですが
それ以上の輝石を使ったのです。

ダイヤモンド、サファイヤ、エメラルド、ルビーなどもちろん本物です。
そうですね、昔から宝石には興味がありました。
僕が日本画を始めたきっかけもキラキラ輝く画肌の魅力が1番でしたから。

宝石の一部をご紹介しましょう。

どうです!美しいですね。
オパールなんか見入ってしまいます。
こんなのを使っています。

来週のみしまプラザホテル・ギャラリーで展示しますので
是非ともご覧ください。

個展に向けて - 2010年05月07日

最近はモーレツに忙しい。

依頼いただいている絵の制作を中心に、今月末の幕張でのイベントの制作やら
個展やグループ展の下図作りや制作。
そのほかにも三島市の美術展の審査関係やら、夏から始まる長泉町の教室開講の準備。
年末の世田谷での個展の資料作りや、コンサート関係の準備・・・。

来客も多くて、昨日なんか何が何だか分からなくしまったほど・・・(笑)
久々に目がまわったよ。
親友の下田が来て『あんたほどの人がアタフタしてんだからよほど忙しいね』って。
花屋の母の日より忙しいです!
だからJCの例会の司会をして世事的な環境を楽しんだよ。
ちょっと絵から離れてホッとした。

でも、そんなことは言ってらんないんで、元スタッフにお願いし1週間ほど
バイトを頼んで来てもらっている。
いやはや助かったぁ!

徹夜なんかどーってことないけど、一人での仕事には限界があるね。

さてラストスパートですか。

個展最終日です - 2010年05月18日

連日多くのご来場者に恵まれ、
作品も大きなものからお嫁入りが決まり、
パーティーもたくさんの皆さま。

この不況の中有難いことです。
本日最終日、是非ご来場をお待ちしております。






作品のお嫁入り - 2010年06月02日

先の個展では20点の作品のお嫁入りが決まりました。

今日はその作品をお届けに行く日。
決まって大安吉日にお届けします。結婚式と似たようなものですから。
できるだけ僕自身で届けるようにしています。

スタッフのカズヤ君の車に作品を積み込む。

天気も良いし、晴々しい気持ちだ。

熱海市内から周り、函南、三島と進む。
皆さまとても喜んでくださって、僕も嬉しい。

時には取り付けもすることもある。
函南のK様のお宅には2点の作品を取り付け。
新築なさった広いお玄関に短冊の作品を飾る。

『わー、ぴったり。坂本君ありがとう!』
この瞬間がとても嬉しいです。

三島市美術展審査員になりました - 2010年06月06日

ご縁あって、今年から三島市美術展の審査員に就任しました。
4年前から三島市の隣の長泉町の審査員もさせていただいています。

6月1日の夕方に僕も50号を搬入、電車で持って行きました。
50号まではぎりぎり電車で持っていけるよ。

会場に着くとたくさんの力作がありましたね。

審査前、昨年までの市民からのアンケートが心に残っていた。
『審査員があの程度の作品で情けない』
『本当に良いと思っての賞か?自分の教室の生徒を贔屓してないか』など・・・・。

確かにそう思う意見は分かりますね。
僕自身、皆さんの絵を拝見して思ったのは先生の顔が作品から見えたこと。
Y先生の弟子、O先生の生徒、T先生の箔の技法・・・・。
特に日本画は先生の空気が色濃く出るので、隠しても分かってしまいます。

絵の賞付けなんてものは、実際好みはあると思います。
でも、良い絵からはパッと何かが伝わってくるんですよね。

絵と題名しか見ない、審査員しか部屋には入らないでと市と実行委員会の
厳密な中(市の美術展でそこまで徹底するか?ちょっと疑問でしたが・・)しっかりと審査しました。

じっくり時間をかけて市長賞・議長賞やら8点を賞に選びました。
特に今年の市長賞は爽やかで良かったと思います。

最終日は合評会。
審査員が賞などの絵についての講評をします。
皆さん、若輩の僕の意見に耳を傾けてくださって、真剣さが伝わりました。
終わってからも10人以上の方から
『坂本先生、私の絵も見て教えてください!』と待っていてくださった。

2時間でのどがカラカラに(笑)。
最後は皆さんで写真撮影。来年も頑張って描きましょうね。


絵を描く人生を - 2010年07月14日

13日、14日と二日にわたって伊豆高原にある大手電機メーカーの保養所で
絵を教えてほしいと頼まれて行ってきました。
企画は横浜にある横浜アーチストという広告代理店さん。

こういった企画物は良く頼まれますが、正直得意です。
絵描きと言ってもいくら絵が上手くても教えるのが下手な人は多い。
『名選手は名監督にあらず』なんて言葉がありますもんね。

横浜アーチストの河原部長が熱海に迎えに来てくださって伊豆高原に向かう。
梅雨の最後でしたが、雨にも降られず気分も良い。

会場の保養所はなかなか素晴らしい建物で、今回の参加者は7名と丁度良い。
この大手電機メーカーのOBの方々で、毎日を充実するために絵をやってる方々とか・・・。
皆さん経験者とあって、モティーフに向かうとすぐ描き始めたい様子。

そこをそのまま描いてしまっては交流も無くなる。
絵の準備体操という紙と鉛筆と絵具を使った僕が考えた体操を一時間。
皆さん緊張しながらも楽しく、一時間で場はなごむ。

それから一日目4時間、二日目は3時間と絵三昧の時間を過ごしていただく。
しかし皆さん真剣で、なおかつ楽しんで描かれていた。


『先生、私誉められると嬉しくって、ほんと絵が楽しいの!』

定年を迎え、第二の人生をどう楽しむかを知るか知らないかは大きく違う。
体が動けなくなっていく中で、絵は頭も使い手先も使い脳トレと心身の充実には素晴らしい。
皆さんも是非絵を描く生活を始めましょう!!

日本画展『耕』の初日 - 2010年07月26日


猛暑の中、第4回 日本画展『耕』が始まった。
この展覧会は師である髙山辰雄先生が僕たち若い弟子のことを考え、
先輩方と一緒に勉強する場をと考えて作ってくださったグループ展です。

『耕(こう)』という名前も先生が付けてくださった。

一年半に一回、前回までは銀座松屋の美術画廊にて開催。
今回からはこのギャラリー白百合にての開催となりました。

会場はとても感じが良く、東京駅から歩いて3分と便利も良い。
朝から多くの皆さまが来場くださいました。

僕の友人知人も初日から来てくださった。
まず最初のお客様は親友で僕の後援会『ブデンの会』副会長でもある
細野豪志民主党幹事長代理。

かなり多忙な中とは思いますが、良く来てくださいました。
もう今や有名政治家なので、来場者からも僕の先輩からも声をかけられていました。

『あんたね、国の文化の予算削ったらダメだよ!』と僕。
『そうなの?わかったわかった・・・』と細野。

偉くなろうが有名になろうが友人とは有難い。

ほかにも高校時代の親友の勝又が来場。
彼とはよくケンカもしますが、必ず絵を見に来てくれる。
僕にとって絵を見てくれる友人が一番と実際感じます。
面白おかしい食事や飲み会に一緒にいるのはだれもが心地よい。
でも僕の仕事というか、絵を見に来てくれる友人が本物かなーと感じるよ。

午後には僕の後援会『ブデンの会』の田中会長もご来場。
田中会長も暑い中を本当にありがとうございました。

うだる暑さの中ではありましたが、日展の会員、評議員の先生方もたくさん来てくださって
本当に嬉しい初日でございました。

『夜』  紙本彩色  50号


受付当番 - 2010年07月27日

この3日は受付当番に通う。

もちろん、ギャラリーのスタッフの方が2人受付にはいてくださいますが、
会場にいることは勉強になる。
先輩方の何気ない一言や、芸術院会員などの先輩日本画家の先生のご意見を
伺えたり素晴らしい機会なんだ。

髙山先生亡きあと、なかなか絵の感想や指導をいただく機会は少なくなった。
そんな中なので、先輩方にいろいろなご意見をいただけて嬉しい。
それにめったに会えない友人知人に会える時間でもある。


昼ごろに中学からの親友のダイルが奥さんと。
彼は数年前までは東京モード学園の講師として活躍し、僕のお気に入りの
ベストも手作りで作ってくれた。
先月もアトリエに来てくれていろんな話をした。
今日も美食話で盛り上がる。友人とのこんな時間は生きてる幸せを感じるね。
暑いのにありがと。

また二年ぶりにお会いする知人の吉岡さんが。

吉岡さんも僕の後援会発足当時から応援してくださっている。
ホントに頭は良いし、いつも素敵な方です。
今日も有名な蜜芋プディングをたっくさん頂きました。
多くをお話ししなくても、応援くださってる空気を感じます。感謝します。


夕方は榛葉賀津也 防衛副大臣が来てくださる。
榛葉さんも僕の後援会の顧問をしてくださっています。
『あ、先生ブタちゃん描いたんだー』とニコニコ。
いろいろな情報交換をしました。
しかし、副大臣の忙しい職務の中本当にありがたいです。
忙しい人ほど、時間をつくるのが上手いって言うけど、
榛葉さんは本当にそんな人ですね。

そのほかにも、銀座に事務所を構える福野社長、西田の奥様、
カメラマンのキベジュンイチロウ君など多くの友人知人が暑い中を・・・感謝します。

明日も一日受付当番 顔張り(笑顔で元気いっぱい)ます!

会期中の空気 - 2010年07月28日

グループ展3日目。
今日も朝から暑い暑い。

こんな猛暑は本当に命の危険さえ感じるよ。
とにかく一日3リットルは水分をとってます。

今日も親しい友人がわざわざ絵を見に来てくれました。
昼過ぎには僕の後援会『ブデンの会』の幹事でもある内閣府大臣政務官の
泉健太衆議院議員が。

『ブデンさん久しぶりー』と。
『忙しいのに悪いねー』僕。
いつ会っても泉さんは爽やかです。
みんな偉くなってしまって、与党になって政府の人間になるとなかなか会えない。

泉さんは京都選出の議員さんです。でも出身は北海道。
時折りでる京都弁がなんとなくいい(笑)。
僕の2歳年上の36歳。凄いねーがんばってます。
なんだかんだと10年のお付き合い。
『会館新しくなったから遊びに来てよー』と言って帰って行きました。
泉さん忙しいのにありがとうね。

夕方には友人のテノール歌手の近藤辰俊さんが。

ハイアットリージェンシーの美味しいお土産を頂きました。
近藤さんは歌手としても一流ですが、僕との共通点は『美味しいもん好き』。
たぶん、僕の数倍はいろいろなレストランを知っています。
いつも会うと心が綺麗になる気がします。
ありがとうございます。

ほかにも高校時代のクラスメイトの警視庁の杉本さんも来てくれて懐かしかった。
みんな仕事をがんばっているようで本当に励みだよ。

3日間の当番は何だか嬉しい毎日だったよ。
たくさんの日展の先輩画家さんにお目にかかれたのは勉強になった。
髙山門下の先輩方と長い時間を絵の話などして過ごせたのも幸せだったし。

僕は今まで絵描き同士の交流が嫌いだった。
なんか入選や特選が欲しくて媚をうって付き合っているようにしか思えなかったから。
僕は人との交流は大好き。一期一会の気持ちで出会った人とは大切に付き合う。
だからこんな親の七光りなんか無い僕でもたくさんの一流の方々と友達になった。
でも、絵描きの集まりは損得やお互いのエゴが強く見え隠れして嫌いでした。

・・・・・でも今回それがちょっと違く感じた。絵描きは正直なんだと思った。
誰もが真剣で一生懸命なんだと。
だからちょっと気持ちに整理もついたし、勉強になった。
充実した3日間でしたぁ。

母とスタッフのカズヤ君に美味しいお土産を買って今日は早く帰り休みました。

最終日に - 2010年07月31日


グループ展も最終日。
僕はこの3日は地元で仕事でした。
今日も午前中から2時まで絵画教室。
終えて2時半の新幹線に飛び乗りました。

その期間中もたくさんの友人知人が来てくださったようで感謝。
特にお忙しい中を、文部科学省大臣政務官の高井美穂衆議院議員やら
日本橋の水戸忠の中島社長などありがとうございました。

最後も賑やかでした。

終了5分前にも高校時代からの友人のミキシが来てくれた。
ありがとう。

とにかく無事に終わってよかった。
次回は再来年の1月開催です。

ご覧いただきました皆様、感謝します。

ブデンの福うちわ - 2010年08月09日

毎年恒例となった夏のうちわ描き。

この一年、僕の絵をもとめてくださったお客様に感謝と
暑中見舞いを兼ねて、一本一本手書きのうちわを描きました。

名付けて『ブデンの福うちわ』
商売をなさってる方からは玄関先にこのうちわを飾っておいたら
お客様が多くなったなど・・・喜んでいただいているようです。

どこで求められるのかと聞かれるそうですが、
残念ながら非売品です。
どーしても欲しい方には描いて差し上げますよ。
プレゼントします。

明日からお盆に着くように発送します。


アワビ記念日 - 2010年09月09日

今月から長泉町での大人向けの日本画教室が始まりました。
男性2名、女性5名の7名の皆さんが僕の生徒さんとなりました。

絵画教室の生徒さんはなんだかんだでちょうど100人となりましたね。
責任重大です(笑)。
とにかく多くの方に日本画とか、私の師髙山辰雄先生のことを知って欲しいと思います。

さて、昨日は何より久々の雨で本当に嬉しかった。
台風の心配もありましたが、何となく涼しい中ではじまった。
まさに雨降って何とやらの空気です。

『大人のためのやさしい日本画教室』ということで、
まずは日本画についての基礎知識からお教えしました。
絵具、画材、作家、紙やら鉛筆の持ち方まで。
皆さんメモをとりながら真剣に勉強していました。

『先生、私先生のデビュー当時から応援してるんですよ』なんて言ってくださった方もいて、
なんだか嬉しかった。

年齢の倍以上の皆さんがほとんど。
とにかく、学びたい、絵を楽しみたいってお話しいただき僕も熱が入りました。
詳しい内容はまたアップしますね。

さて、今日の夕食は母に好物のアワビをご馳走しようかと考え、お気に入りのクレールへ。


前菜にイカのリング揚げ。これは大好物です。
特にクレールのタルタルは好き。今日は少し玉ねぎが少ないように感じたけど最高。
レモンを絞ってビールとともにいただく。
スープはポタージュ。甘さ控えめで良かった。


魚はタイのムニエル。肉は若鳥のガーリックソース。
いつもの味に安心。
そして今日の目的のアワビのソテーレモンバターソース。

肝とあえて食べると絶品です。
母も美味しいと喜んでくれたので良かった。

うーん、今日はですね、教室に来てくださった皆さんを見ていて何か感じたのです。
皆さん僕の親の年代の方が多かったので。
僕の母は習い事もしないし、とりわけ贅沢もしない。
朝起きて、大好きな犬と遊んで、仕事をする。
もちろん友人たちと食事など時々は行くんですけど・・・・。

ちょっと言葉では言い表せないけど、僕はこれからどれだけ親孝行ができるのかなって。
何が親孝行かは分かりませんがね。
まあ、親が嬉しい顔をするのは良いもんだってことです。

母さんが このアワビは美味しいねって言ったから 今日は我が家のアワビ記念日
(俵先生すいません)

おしまい。

日本画家坂本武典 作品展 「月」 -鉱石の光- - 2010年11月27日


日本画家坂本武典展 「月」- 鉱石の光
2010/12/8(水)-12(日)
12:00-20:00
★くわしくはWebsiteをご覧下さい。
 http://www.star-poets.com

美しい透明感が重なる坂本武典さんの絵画には、
きめこまやかな眼差しを感じます。
私たちを囲む自然、人々、風景。
きらきらと輝くかろやかな色彩のなかに、
日本の歴史•伝統から送られてきた美しい光を
見つけられます。鉱石と対話し美しい色彩を生み出して
きた日本画の世界を、私たちに伝えてくれます。
みなさまのお越しを心からお待ちしております。

スターポエッツギャラリー 今村ひとみ 眞田友恵

Star Poets Gallery / Star Poets Collect
スターポエッツギャラリー/スターポエッツコレクト
住 所 : 東京都世田谷区太子堂1-1-13 佐々木ビル2F-D
TEL&FAX : 03-3422-3049
アクセス : 電車/東急田園都市線「池尻大橋」下車 徒歩15分
バス/渋谷駅南口21,22,23乗り場「三宿」下車 徒歩2分

●ワークショップ
『鉱石で描こう』
12/11(土)13:00-17:00
テーマは月•地球。
日本画の画材を使って、あなたの色を描いてみましょう。
あなたの内側にある月•宇宙はどんな色?
水晶や孔雀石などできた岩絵具を体験してみませんか?
ワークショップ 鉱石で描こう。 テーマは月と宇宙。 日時 : 12/11(土) 13:00-17:00 予定
場所 : スターポエッツギャラリー
定員 : 8名
参加費 : 4,900円 *画材費 別途 2,000円

日本画の画材を使って、あなたの色を描いてみましょう。
あなたの内側にある月・宇宙はどんな色?
水晶や、アズライト、マラカイトなど鉱物でできた岩絵具や新岩絵具と呼ばれる合成のものなど、
粒子をあつかって美しい色を描いてみましょう。
普段はなかなか触れる事のない日本画材、
高度なテクニックが必要なものと言われておりますが、初心者でもお楽しみいただける内容です。
日本画の奥の深さの入り口を坂本さんがご紹介くださいます。
絵を描いた事がない方でもご参加頂けます。

お申し込み&お問い合わせ / Bookings&Info
TEL&FAX Star Poets Gallery 03-3422-3049
MAIL collect@star-poets.com 担当:眞田(さなだ)/濃沼(こいぬま)
 

坂本武典日本画展 明日から - 2010年12月07日

いよいよ明日から都内での個展です。
今日は朝から搬入してきました。
明日はオープニングパーティーです。どなたでもお気軽にご参加ください。
詳細はweb にてご覧ください。
毎日会場には12時から20時までおりますので。
お待ちいたしております。


絵は人間なり - 2011年02月23日

朝から快晴。
最近は雑務の忙しさと、制作にかなり疲れているみたい。
目と肩が大変なことになっている・・。
昨晩もJCとかの理事会に5時間以上の人生の時間を無駄遣いしてしまった(笑)。
やはり絵描きは絵のことを考えなくてはいけないね。
だからこういった晴れの日は頭がスカッとするよ。
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今日も長泉の桃沢工芸村での日本画教室。
一ヶ月後に迫った桃沢の生徒さんとしては初めての展覧会の制作も大詰め。
皆さん真剣です。

絵を描く考え方はいろいろあるけれど、写真のように描くのは僕は嫌きではない。
スケッチ(写生)は描く対象を真剣に見つめて、一つ一つの線を真剣に描く。
花弁の薄さ、茎の水を吸い上げる音まで感じて精神を集中して線を引く。
そして本画はそこに自分自身の考えや想いを込めて制作する。
一般の人は写真のようにかけている絵が上手いと思う傾向が多い。
残念なことだが、それも日本人の受けてきた教育の間違いだろう。

『先生、絵も哲学ですな』 と、生徒の林さんがポツリと言った。

そうですね、常に学び考えその人の空気が出る。
『絵は精神だ』とか『絵は人間だ』とか言うけど全くその通りだと思う。
同じものを描いても全く違ったものができる。
それが写真とは違う絵の素晴らしさなんだ。写す作業をしてるんじゃぁない。
もちろん写真は写真としての芸術文化があるので否定はしませんよ。

ただ、絵描きにとって最悪のほめ言葉は 『写真みたいですね』 だと思う。
これを言われて嬉しがるのはカルチャーのおばさんだけにして欲しい。
これをほめ言葉と思って画家に言ってる人は止めて欲しいのが僕の意見です。

とにかく絵というものは人が良く分かります。
僕なんかも若輩絵描きですが、もう数百人の生徒さんにお教えしてきたので
線一本書くだけでその人の感じが解るんだ。
部屋の中の様子、台所の片づけ方、人間性まで・・・・・(笑)。
結構当たってますよ。

終わって帰りは熱海でランチ。
駅から下って5分、咲見町の中華菜室の壹番。
熱海の中華の中ではとても美味しいと思います。
今日も一時過ぎに着きましたが満員。僕の席一つだけ開いていた。
ランチセットは美味しいが13時半までだったので、今日は人気の餃子と壹番麺を注文。
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餃子はとんねるずの石橋さんがテレビで紹介してから大人気とか。
確かに美味しいですよ。
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この壹番麺はよくある五目あんかけソバですが、僕はこの濃い味が好きです。
席はかなり狭いので、大柄の人はゆっくりはできませんし、
接客も正直かなりあっさりしてるのですが(笑) 味が美味しいのでお勧めです。
特にお勧めはカニ玉です。甘酢あんが間違いなく旨いです。


さて、今日から日曜日までは朝まで徹夜で制作です。
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千客万来2日目 - 2011年03月04日

昨日から自宅画室・展示室での個展が始まった。
案内状は今回はあまりお送りしなかったものの、昨日も朝から多くの皆さんが
来てくださいました。
熱海新聞社、伊豆毎日新聞が取材に来てくださり、会場は人でいっぱいになったよ。
そして夜は徹夜続きの毎日に終止符をうって、友人と湯河原で食事に出かけた。
その後は一人でいつもの森ちゃん寿司に行きました。
森ちゃんでは都内に住む親友の誕生日をメールと遠距離で祝杯した。

今日は快晴!朝からたくさんのお客様。
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僕の後援会・武典の会の役員の方々、絵画教室の生徒さん、元後楽園の岡社長など多数。
静岡新聞社も取材に来ていただきました。
岡さんからは『 武典の 絵画が語る 春の顔 』といった素敵な俳句を頂いた。
そんなこんなで事務所はすっかり頂き物のお菓子で山盛りに(笑)。

後輩のZEROSの松井社長からも素敵な花。
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本当に皆さまありがとうございます。
とにかく絵を沢山の皆さんに観ていただくことは嬉しいです。
次もあるとは言いますが、毎回絵の内容は違うので是非ともいらしてください。
僕の後援会幹事の静岡県議会議員の橋本一実さんが熱海市議の小森さんと福島屋旅館の松尾社長と一緒に来てくださいました。
橋本さんもすっかり素晴らしい政治家になられて嬉しい。いつもいろいろメールとかでも相談してますよ。お兄さん的存在かな。頑張ってる人は顔が輝いているよね。彼も実力もだけど幸運な男だ。
みなさま感謝しますm(__)m

個展最終日 - 2011年03月08日

今日で自宅画室展示室での個展は最終日です。
一昨日の夜はささやかなパーティーを開催。
今回は僕からお声をかけずに案内状を見て来ていただく形にさせていただきました。
なんと言っても自宅ですから、何十人も入れないし(笑)。
でも、20人以上の方がお祝いに駆けつけていただき感謝。

講道館名誉顧問の佐藤様、僕の後援会の田中会長など・・・。
中島水産の麗子会長からもお寿司を沢山差し入れしていただきました。
時間を気にせず、結局4時間近く楽しい会でした。

昨日も朝から起雲閣の野田館長、文化交流課山田課長、オアシス21の中島理事長が。
来月に企画の僕の個展の打ち合わせやら今後の熱海市の文化活動について意見交換。
とにかくみんなで熱海の文化を起雲閣から発信したいと思います。
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午後からは雨が強くなりましたが、新聞を見たというご婦人方など多くの来場者。
東京の熱海市インフォメーションセンターの所長や広告代理店の河野所長などが来場。
お二人も熱海の観光業を都内でを支える大切な方。
やはり熱海の観光の今後、宣伝の利用などを意見交換しました。

今日はなんだかそんな日かなー・・・・。

と言ってると、『こんにちはー』と爽やかな聞き覚えのある声。
三島市のみしまプラザホテルのギャラリー文化事業担当の岡崎さんと山田さんが来てくださった。
やはり来月の個展の打ち合わせやら引き継ぎやらのご挨拶とか。
岡崎さんにはホントにお世話になっていて、僕の個展活動の良き相談役です。
来月もお世話になりますね。

なんだかんだとこの5日でかなりのお客様。
一期一会の気持ちで皆さんとお目にかかる。
作品を見ていただき、作品以外にも目が飽きないように今回はひな祭りの企画。
いよいよ最終日です。是非ともお出かけください。
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坂本武典日本画展~富士山と月に魅せられて~ - 2011年04月02日

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坂本武典日本画展~富士山と月に魅せられて~(熱海市・起雲閣主催)
いよいよ今日から2カ月に及ぶ個展がはじまりました。
震災、計画停電などで一時は開催の変更も考えましたが何とか開催できました。
ご尽力いただきました関係各位に感謝申し上げます。
会場の作品は全てホームページでお見せするのはもったいない(笑)ので
会場に足を運んでいただければと思います。
心よりお待ち申し上げます。
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会場の日展作品から

個展の初日 - 2011年04月21日


何とか始まりました個展。
今回は正直、震災後はなかなか絵筆が持てなかった。

考え事をしたり、テレビを見ては心が病むようだった。
時折り来る地震にはドキッとして筆が止まる・・・。
今回は中止をしようかと考えたことも。
そんな時は友人や親友が言葉をくれて、何とか描いてきました。

僕にとって個展は趣味の発表会ではない。仕事だ。
だからこそ、今回は僕の心と気合が!?ある絵が出来たように思います。

始まって沢山の皆さんが来てくださる!本当に嬉しい。
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地元の皆さま、生徒さん、高校時代の友人、画家仲間。
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静岡新聞社さんも取材に来てくださる、感謝。
長泉の生涯学習課の課長や古木さんも早々と来場いただく。さすがは長泉役所です!
こんな時だからこそ、皆に会えてお話しできたことも嬉しかった。
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30作品の全てが新作です。
今回の震災のチャリティーとして手書きのミニアチュール作品を2000円で特別販売。
こちらの売り上げは全額寄付いたします。

会場には毎日おりますので、是非とも遊びにいらしてください。
あと、イケメンマネジャー君も受け付けに毎日おりますので(笑)
ご婦人方は彼にも会いにいらしてください。笑顔で応対しております。
また、今週の土曜日には会場奥のマローネという会場でささやかなレセプションを
開催いたします。是非ともお越しくださいね。
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坂本武典日本画展
 三島市 みしまプラザホテル・ギャラリープラザ 26日(火)まで
 10時から18時
●レセプション  4月23日(土)  18時から20時 会場奥のアネックス・マローネ

おかげさまにて - 2011年04月22日


毎日朝は9時に我が家の前には真っ赤なスポーツカーがお出迎え(笑)。
『先生、おはようございます!』マネージャーの木村君が迎えに来てくれる。
その車に乗って会場のみしまプラザホテルに向かう。

一昨日はお客様にご挨拶に伺い、『先生にはその車は似合わないねー』と言われた。
確かに僕にはフェラーリ色は相応しくないか(笑)。
昨日の晩は帰りは親友下田と食事をしながら帰り、10時には寝てしまった。
起きたのは今日の6時。
震災のチャリティーの作品が昨日で減ってしまい、朝に少し描いた。
今日は個展二日目。
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やはり朝から多くのお客様だ。
朝一番のお客様は細野豪志首相補佐官の奥さんのSさん。

『Sさん、旦那は帰ってくる?』の質問に『ブデンさん、全然!』まあ、当然だよね。
今頃帰ってくるようでは彼には国は任せられない。
細野本人になかなか会えないから、Sさんから『首相補佐官』の肩書入りの名刺をもらった。
『本人から貰わないうちにお役御免になるといけないからさー』と僕が言ったら苦笑い。
しかしこの間は原発大臣になるとかならないとかビックリした。
ちょうど、一週間前は京都にいてそのニュースでビックリしたのを思い出す。
確かにこの重要な時に一元化は必要だが、何故に細野が原発大臣かって思った。
まあ、その話は終わり。
その後も写真家の岡部さん、沼津市の美術協会長、三島市の美術協会長、
小池タケシ日象展会長、沼津の清流会竹内会長など地元美術関係のお偉方(笑)重鎮の皆さま。
三島市の文化振興課の課長や係長の皆さん、生涯学習課の高橋さんなど市の関係の皆さまなどなど。長泉もですが、三島の役所の皆さまも熱心ですね。
係長もかなり熱心に絵を見て質問して行かれた。
しかしながら熱海はつくづく・・・・ダメですね(笑)。まあ、良くしますよ熱海も。
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大学時代に彫刻の鋳物でお世話になった㈱モリチュウの知人もわざわざ川口市から来てくださる。
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友人知人、新聞を見て静岡市からも来ていただきました。
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途中、こんなタスキをかけた親友も(笑)立ち寄ってくれましたよ。
彼も今や時の人。原発の違った意味での専門家なので、メディアに引っ張りダコですよ。
良いことです。専門分野を生かして頑張って欲しい。いや、絶対頑張らなくてはいけない!
熱海にもこういった若者が欲しいよ。しかし熱海はくだらない候補者が多すぎる。
あんた、市会議員は就職活動じゃあないんだよって言いたい人ばかりだ。
4年間、ただの一度も報告会もやらないで選挙前に頭下げればいいってもんじゃアない。
二人しか落選しないのはまったくもって残念だ。
まして他の市町村に比べても熱海の市議の歳費は多過ぎ。
選挙になって急に玉虫色に変わる人もいてうんざりだ。
普段、街のためには何もやらないニートみたいな若者と一緒に蛍光色のスタジャン着て
選挙の時だけ駅に立って挨拶なんかしてるのを見ると吐き気さえするよ。
まともな候補者は僕から見たら5人しかいない。・・・・また熱くなっちゃうのでこのへんにします(笑)。
彼は月曜日には晴れて先生になってるのか!?(笑)。

とにかく座る暇もなく18時を迎えました。
連日の大盛況に感謝します。

明日は18時から会場の奥のマローネにてレセプション開催します。
スペシャルゲストとして友人のスパニッシュギターリストの上遠野忍さんが来てくださり、
ミニライブコンサートを開催しますので是非ともご来場ください。

個展4日目とトップ当選 - 2011年04月24日

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朝から快晴の日。
個展はもう後半戦だ。この二日はぐっすり寝ているので疲れは無い。
今日も朝から多くのお客様に感謝。
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時間によっては受付に人が並ぶことさえあったよ。有難いことです。
いつもお世話になってる熱海の原様には桜の絵がお嫁入り。
高校時代の友人などが今日もたくさん来てくれました。
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今日は尊敬する絵本作家の福知伸夫先生がご来場くださいました。
先生の作品は以前から『こどものとも』などで大好きでした。
この数年お付き合いさせていただき、個展にもいつも来ていただいてます。
今日もサイン入りの絵本をプレゼントしていただき感激しました!

そして夜は統一地方選挙の選挙結果が!
三島市議には先にブログに登場したタスキの親友が見事トップ当選!
しっかり頑張って欲しいものです。

個展最終日と今回の気持ち - 2011年04月26日

最終日を迎えた。
やはり朝から流れるようにお客様だ。
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今回は震災の影響で中止も考えた。
だけどこうやって沢山の方々に絵を見ていただけて感謝ばかりです。
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午前中は沼津のフラワーアーティストのイワサキユカさんが来てくださいました。
イワサキさんは本当に素敵な作品や文章を書かれていて、僕も一ファンとして作品を拝見してる。
『ブデンさんはファンが多いね、いっぱい来てくれてるんだね』とイワサキさん。
今日は長泉のクレマチスの丘での個展の搬入を終えたそうです。
蝶蝶が好きということでその前で。次回は熱海で呑みましょう(笑)と約束した。
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三島の母(笑)平山さんと小池元三島市長夫人。
平山さんは僕の三島のお母さん的存在。今回も案内状の作品を飾っていだただけることになった。
『先生ー!お疲れ様!』といつも元気に励ましをいただいてます。
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三島市議の馬場さん、渡辺周衆議院議員のお母様など・・・・。
久しぶりにゆっくり話をしました。
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熱海JCの元理事長の出口さんもわざわざ来てくださった。
僕はJCの中では唯一出口さんを尊敬している。頭も良いし、お洒落だし、何より美食家だ(笑)。
JCの人間はどうもJCだけでは活動的だったり、スーツを着ればまあまあだけど
私生活や私服がダサイ人間が多い。高いもんが旨いもんだと思ってる坊ちゃんも多くて嫌いだ。
出口さんは違う。本当に素敵な人です。お忙しい中を感謝します。
最後の最後のお客様は親友の古長谷稔・新三島市議だった。
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議員となるのは5月からだそうだが、拝受した議員バッチを無理やりつけさせて
一緒に写真。しかし、清々しい顔になった。
この男は本当に凄い人。トップ当選の重みをかみしめて三島のために頑張って欲しい。

そんなこんなで約800名の皆さまにご覧いただきました。
震災後、景気も不安定で自粛ムードの中、絵も売れることもないだろうし、
お客様も来ていただけないようなら止めようかと正直思った。
僕のように個人で個展を企画し、運営するのは非常に大変だ。
実際問題、製作費はもちろん額代から案内状、切手にいたるまで経費もものすごくかかる。
沢山の人の支えも必要。趣味で発表する人とは大きく違う。
こんなことはここで書くべきではないかもしれないが、正直なところそうなのです。
だけど、作品も完売!とはいきませんがお嫁入りが多く決まり、
友人知人に会え、人の有難さを実感した。
毎日付きっきりで送り迎えまでしてくれたマネージャーの木村君とその会社の松井社長。
受付をしてくださった教室生徒の下山さん、亀井さん、根岸さん。
懇親会を盛り上げてくださったブデンの会幹事の平山さん、ギターリストの上遠野さん。
みしまプラザホテルの岡崎さんに山田さんはじめスタッフの方。
また震災のチャリティーのミニ額をご購入いただきました43名の皆さま(86000円全額震災のために寄付いたします)。
本当に感謝します。開催して本当に良かった。
ありがとうございました。本当に皆さんのおかげです!!!!

旅立ちまで・・・ - 2011年09月11日

絵描きにとって嬉しくもあり、切なくもあるのは作品の旅立ちです。
お納めする作品によっては二度と会えないものもあります。
優越は無いけれど、今回の作品はとても思い入れのある作品となったのです。

今から7年前になるが、今回のご依頼主でもある熱海の老舗の社長様から
一枚の作品の依頼をいただいた。
初孫様へのプレゼントの作品とのことでした。
それも少し不思議なご注文で、そのご家庭では代々のお子様に
テーマ曲をつけて子守唄になさっているそうで、その曲から連想する作品と言うことだった。
その時もとても考え、時間と心をこめて描き上げた。
その後もお孫さまが生まれるたびにご依頼を受け、描かせていただいている。

そして今回は『お孫さまのお名前』がテーマとなった。
そのご家庭では実に60年ぶりの女児のご誕生とあって、とても感慨深げのご様子だった。
それから何度も下図を描き、実に3枚の絵を描き上げた。
『ゆっくりと坂本君の時間のあるときに・・・』そんなお言葉に甘え過ぎてしまい
完成までに1年半もかかってしまった。

こんなにお待たせすることはめったにありませんが、喜んでいただけたら嬉しい。
そして完成したのがこの作品です。(詳細はギャラリーページに)

僕はいつも作品をお納めするのは大安吉日と決めている。

この絵の旅立ちの時は明後日です。
それまではアトリエにかけて僕自身が楽しむ唯一の時間です。

絵の審査と僕にできること - 2011年09月25日

第24回 ながいずみ美術展(長泉町・長泉町教育委員会主催)の審査の日。
この展覧会にも関わらせていただいて5年が経つ。

長泉町は文化にも非常に力を入れていてとても気持ちが良い。
役場の方の力もあるけれど、遠藤町長の気持ちが入っていることは大きいですね。
また美術展に関しても、審査員と美術展の実行委員会、
行政とのかかわり方もとても上手くいっている。
三島市の美術展の審査員も昨年からさせていただいているが正直、月とスッポンだ(笑)。
それが何故だかは分かっているが、この問題点を三島市美術展が改善できることは
多分ないのであえてここには書きません。
三島市役所の方は優秀ですよ。だけど・・・・・。まあまあ。偉い人がいっぱいいますからねぇ。

審査員は日本画が僕、洋画が岩崎慶太先生、彫刻は堤直美先生、陶芸は北村和煌先生です。
僕以外はみな素晴らしい有名な先生方です。
今回の展覧会は若輩ながら僕が審査員長という大役をいただきました。

特に彫刻の堤先生は日展の評議員というお立場で、今年も日展の審査員のお忙しい中。
『坂本君は今年も日展描いてるの?』といつも心配いただきます。有難いです。
洋画の岩崎慶太先生は僕の高校時代のデッサンの研究所の恩師。
その当時は慶太先生は恐くて・・(笑)。二か月前に大病をしながらすっかりお元気になっていて
『俺はゴキブリみたいなもんだよ。しぶといさー。』と笑いながらお話ししていた。
こうやって恩師と一緒に絵の話ができるのは本当に嬉しいです。
特に今回は絵の話を長い時間させていただいた。

僕は前にもこのブログで書きましたが、日展では今だに審査を受ける身です。
入選したり、落選したり。そんな僕が審査員として人の絵を拝見することは
とても重責ですが、地元の文化のためにと思い微力ながら続けていくつもりです。
そして何より自分自身の勉強になるのです。

僕らのような文化にかかわる人は社会貢献って非常に大切だと僕は思うんです。
普通の商売はなかなか町のためにってのは個人で活動するのは難しい。
だからロータリークラブとかJCとか奉仕団体があるんですよね。
まあ、これもそうは言っても商売上の繋がりを求めた人が多いから。半分以上が飲み会(笑)。
僕は20歳の時からボランティアで学校に行ったり、福祉施設に寄付をしたり
自分自身にできる活動をしてきました。
自慢とかではないよ、僕も多くの人に応援していただいて今があるもの。
こんな僕でも何か街のために小さなご恩返しがしたいと思い、これからも続けていきます。

さて今回の絵です。
とにかくみんな一生懸命に描かれています。
若い方から90歳を超える方まで、実に多くの方が絵を楽しみ、そして苦しんでおられるのが
よくわかる。見ていて涙が出る絵がありました。
今回もそんな絵を町長賞に選ばせて頂きました。
また、大賞にも日本画の方の作品を選んでいただくように頑張りました。

絵の上手い下手もあるのかもしれませんが、町の展覧会はある意味お祭りです。
公平かつ、その人の空気や人生を重んじたいと考えて臨んでいます。
そして、僕を育ててくださった熱海や伊豆、静岡の文化のために
これからも何かお役に立ちたいと思った一日でした。

子供たちの絵 - 2011年10月19日

この一年でどれだけの子供たちに絵を教えたんだろう。
たぶん、数百人はいたように記憶する。


とにかく子供たちは常に真剣だ。
遊びも、ケンカも、怒るもの、泣くこともとにかく一生懸命に感じる。
絵だって何のために描くとは考えてる子はいないだろう。
ただただ真剣なんだ。

絵を見ていても小さければ小さい子供ほど、生まれたての葉のようだ。
そう、人間の作ったものだけど、まるで自然の木の葉のようだ。
こう描こう、上手く描こう、褒められようとすればするほど人間臭くなる。
まあ、それも知恵がつくと言うことで素敵だ。






キラキラ輝く子供たち。
そんな彼らに僕が絵を通して伝えたいこと・・・・。
僕なんかつまらない人間だけど、彼らの人生の一か所に関われただけでありがたい。
とにかく涙が出るくらい素敵なんだ。

今日も文化庁の仕事でとある小学校に行てほしいと電話があった。
こんな僕でお役に立つなら、重い体もなんのそのだ(笑)。

絵描きの目になる - 2011年10月20日

『先生、私は最近空を良く見るようになりました』

この金曜日からは教室や講座での講義が続いてる。
そんな中である生徒さんがそんなことを言った。
その方は現在、空をバックにした作品を描いている。
岩絵の具でなかなかその感じが出ないと夢中で制作に取り組んでおられる。

東大を卒業し、研究者として活躍されていたその方は研究所に籠り、
定年まで空をゆっくり眺めることは無かったのだろう。

『Hさん、それはね、絵描きの目になったからなんですよ』と僕。

すると『それは嬉しいですね』と目をキラキラさせて喜ぶ。

自分で言うのもなんだが、僕は小さなころからそんな目をしていたように思う。
皆が野球に夢中になってるときも、僕は空を眺めていた。
青い空は一体どこまで続くのか、青と白の雲が綺麗で何時間も眺めた。
友達が水泳に夢中になってる瞬間も僕だけはその水面の輝きを探っていたように思う。

秋の香り、樹の気持ち、猫に話しかけるのも言葉が分かるよな気がするからだ。
まあ、人から見たらただの変人か。
それでも僕は構わない。僕は僕の目。
この目で描き、見ている。

時に世事に構うと絵描きの目でなく商人の目になったりすることもある。
そんな時は自分が嫌だね。
正直に、いつでも絵描きの目でありたい。

人に対してもちょっと迷惑がられても、真剣に見てぶつかっていきたいな。


いよいよ明日から! - 2011年11月24日

この2週間、制作に教室に講義に友人との会食にと
怒涛の毎日でございました。
しかし、充実の日々。感謝したします。

そして、本日無事に搬入を終えまして明日から予定通りに
坂本武典日本画展』を開催いたします。
今回は新作ばかり15点、ミニアチュールの小品など20点を展示しております。
是非ともご来場ください。会場にてお待ちいたしております。

今回の出品作より  『 蓮 』  20号変形  紙本彩色

個展初日と伊豆毎日三大市民賞 - 2011年11月25日

個展初日はバタバタしていた。
もちろん朝から最終準備、そして先にブログに書きましたが
『第51回 伊豆毎日三大市民賞 優秀文化指導者』という賞の授賞式が重なった。
忙しいながらも嬉しいことです。

個展は開場と同時にたくさんの人でにぎわった。

朝から友人知人がお祝いに駆けつけてくれました。
この報告はまとめて後日ブログに(笑)。

そして、午後からは表彰式会場の市役所いきいきプラザに向かう。

この受賞について僕の正直な気持ちを書くが、中学時代にこの賞をいただいたことがある。
それでこういった町の賞はご遠慮申し上げようと決めていた。
確かに熱海ではこの賞は本当に素晴らしい賞であるし、欲しくてもなかなか戴けるものではない。
だけど僕としては賞をもらうつもりで毎日活動していないし、カッコつけるわけではないが
絵を描いたりお教えすることは仕事であって、ごく普通の活動なのだ。
まして僕なんかまだ35歳の若輩者。多くの諸先輩方がいらっしゃる中で大変おこがましいと感じていた。
今回もそんな訳で、一度は推薦いただいた方に丁重にお断りをさせていただいたのだ。
ですが、その方も若いころからお世話になったいる方で、わざわざ足をお運びいただき、
たくさんのお話をする中でお受けさせていただくことになったのです。
まあ、こんなことはここに書くべきことではありませんが、たくさんの思いと気持ち、
そして今回は僕を今まで支えてくださっている皆様にご報告と、感謝をこめて
代表して僕がその賞をいただこうという気持ちで表彰式に臨んだのです。

このような内容の表彰状と盾をいただきました。

これからもマイペースで自分らしく、そして人に感謝して制作に励みます。
そして皆さんで記念撮影。

今年は来賓も齋藤栄市長、橋本一実県議、警察署長はじめ市議会議員も全員揃いましたね(笑)。

忙しくも人に感謝できる素晴らしい個展の幕開けとなりました。


坂本武典日本画展 連日大盛況です - 2011年11月30日


個展ですが連日多くの人に作品を見ていただいております。
天候にも恵まれて本当に有難い事でございます。




絵をご覧になる方も時には会場から溢れてしまうぐらいの人・人・人。
新作の一筆箋やら絵葉書も大人気です。
お祝いのお花も玄関に飾りきれないくらい戴き、本当にありがとうございます。

多くの出会いが宝です。

今回の個展を終えて~皆様の顔~ - 2011年12月05日

今回の個展は8日間、延べ2000人以上の皆様にご覧いただくことができました。
本当にありがとうございました。
作品の詳細につきましてはまたギャラリーにアップする予定です。
ご承知のようにたくさんのお客様ですべての友人知人のお写真は掲載できませんが、
初日から少しずつご紹介します。

初日の午前中から来てくださったのは僕の後援会『ブデンの会』幹事でもある
橋本一実静岡県議会議員。橋本さんもいつもありがとう。

彼は今年から経済産業省から出向、熱海の副市長に就任した田邉副市長。
田邉さんはとても闊達な方なので、熱海を面白くしてくれそうなのでとても期待しています。

長泉の生徒さんたち。これからもがんばりましょうね。

熱海を代表する熱海をどりの芸者さんたちです。
会場が華やぎました。会場を見にいらした観光客の皆さんもとても喜ばれていました。
これからも熱海のためにがんばってください。芸者も文化ですからね。

高校時代の恩師八木先生。
僕が最初に通った高校、清水南高校芸術科の時の体育の先生。
実質2ヶ月しか通わなかったのですが、この当時の先生は僕をとても気にかけてくださいます。
今回もわざわざ藤枝から来てくださいました。感謝します。

尊敬する画家の中島潔先生。本年は清水寺の襖絵を奉納され大個展が銀座松屋で開催。
僕も時々絵のお手伝いなどさせていただいております。

同級生の範ちゃん。この月の絵を気に入ってくれました。
大切に飾ってくれると思います。いつもありがとう。

画家で知人の金子先生と横浜港の画家仲間の皆様。

陶芸家の佐藤弘人さん。佐藤さんの作品は宇宙観があって素晴らしい。
僕も作品を画室で愛用しています。来年1月は京王デパートで個展とか。
何かコラボをしましょうとお話しています。楽しみです。

いつもお世話になっている長泉町生涯学習課の廣瀬課長と古木さん。
今年も本当に長泉町ではたくさんの教室をさせていただきました。
今日も来年の予定を12月まで決めましたが・・・(笑)がんばっていきましょう。

ブデンの会の田中会長。お忙しい中をいつもありがとうございます。

清水町生涯学習課の渡辺地域交流センター所長と甲斐さん。
来年6月には町主催で僕の個展を開催いただく予定です。
本当にありがとうございます。新作もたくさん描きますのでよろしくお願いいたします。
わざわざ感謝します。

湯河原町美術館の学芸員の杉山さん。湯河原町美術館でも再来年の初夏に
僕の個展を開催していただけることになりました。感謝いたします。
今日もお忙しい中をありがとうございました。

熱海市最年長の山田治雄熱海市議会議員。山田先生は本当にお元気ですね。
今日も熱海のこれからを思いたくさんの意見をいただきました。
『たけちゃん、これからも頼むよ!』とおっしゃっていただきました。もちろん微力ながら!

細野豪志大臣の秘書のY君。細野はこういったがんばり屋の秘書に支えられています。
今日はなんだか清清しい顔をしていたのでこちらまでうれしくなりました。
これからも細野を頼みます。

このように本当に多くの友人知人が来てくれました。
他にも鎌田市議、藤曲市議も忙しい中をありがとうございます。

多くの皆様に応援していただくことが絵描きとしての活動の支えです。
正直、僕は年に4回の個展を欠かさない。これは多分かなり多いのです。
画家なんて仕事はなかなか理解されないので、これからもたくさんの方に絵を見ていただくこと、
そして日本画の美しさを知っていただければと思います。
この個展も多くのスタッフや友人、生徒さんの協力があって開催し無事に終えることができました。
心より感謝いたします。

最後に親友の細野豪志大臣からメッセージをいただいたのでご紹介します。

坂本武典日本画展のおしらせ - 2012年04月28日


『 蓮 』  紙本彩色  20号変形

5月10日(木)から15日(火)まで三島市のみしまプラザホテル
ギャラリープラザにて個展を開催いたします。10時から18時まで
新作を中心に20点を展示いたします。
今回のテーマは『命の光』。震災後、命の大切さ輝きを日々感じながら制作しました。
光の中に感じる自然や風景・花の空気感を岩絵の具という鉱石を使った絵具で表現しました。
僕の感じる『今』を作品に込めました。是非ともご覧いただきたくご案内申し上げます。

詳しい案内状をご希望の方はお問い合わせページからご連絡をいただけましたらDMをお送りさせていただきます。
会場には毎日おりますので是非ともご来場ください。

個展が始まりました - 2012年05月10日


坂本武典日本画展、三島市のみしまプラザホテル・ギャラリープラザにて開催となりました。

昨日の搬入はスタッフS君のおかげで大変スムーズに終わり、
しかしながら思った以上に作品が飾れることになって、未完成の作品を急遽仕上げ。
結局準備から丸二日、徹夜をしてしまいました。
睡魔に何度も襲われながらも(笑)朝から多くのお客様が。
本当にありがたいです。
今回のテーマは『命の響き』です。震災後、本当に何気ない毎日がとても大切に
感じられるようになった。
朝目覚め、ご飯を食べ、海から昇る日を浴びて、青い空に白い雲。
友と酒を酌み交わし、親が毎日傍にいて、夜はぽっかり美しい月夜。
そんなことはごく当たり前に感じていた。それがなんと愛おしく、素晴らし奇跡なんだろうと・・・。

日常ではありますが、そんなことを絵描きの目で見た作品となりました。
是非ともご覧いただきたいと思います。
午後からも友人知人が大勢ご来場、たくさんのお花にも囲まれて嬉しい初日です。
15日(火)まで10時から18時まで開催です。会場には毎日おりますので
是非ともご来場お待ちいたしております。

坂本武典日本画展開催について - 2012年06月21日


このたび、坂本武典日本画展(清水町・清水町教育委員会主催)を清水町地域交流センター・展示ホールにて開催いたします。
日展(150号)日春展(50号)初入選作など約60点を展示いたします。『岩絵の具に魅せられて』と題した、その初期の点描作品から現在にいたる大小の作品やスケッチなどを是非ともご覧ください。
6月22日(金)から7月8日(日) 午前9時から午後9時
          22日(金) 午前9時よりオープニングセレモニー
                 9時15分より 作者による作品解説
会期中無休/入場無料  駐車場100台完備

オープニングセレモニーと作品解説 - 2012年06月22日


連日連夜の準備と徹夜の制作に追われたが、何とか初日を迎えた。
朝はスタッフK君が7時10分前に迎えに来てくれた。
『車はピカピカにしてきました!』と有難い言葉。
僕は何でも 縁起 ってことを大切にする。個展の初日は身を整え、
神仏に感謝を込めて参拝。車も汚れていては嫌なのだ。
そんなことを手伝う上で感じるようになってくれたK君の気持ちもとても嬉しい。
母が個展初日はいまだに赤飯を炊いてくれる愛情も有難いです。

会場は見てのようにとても大きな看板も出来上がっていた。
とにかく搬入準備から雨だったが、幸運にも絵を運ぶ最中、着いたこの日も雨は止んでいた。
『無事に開催できたんだなぁ・・・・』なんだかほっとした。
正直、多くの方々のご尽力と応援あって今回の展示となった。
自分の絵と力なんて些細なものだ。まずは心から感謝。


そうこうしてる内に、多くの来賓が到着する。
今日の初日は清水町の主催とあって、しっかりとしたオープニングレセプションを開催していただくことになっていた。
清水町から25名の来賓、僕もお世話になっている30名ほどに案内状とは別にご招待状をお送りさせていただく。
清水町長・議長・教育長・町議や校長会、社会教育委員の方、
三島市からも豊岡市長の代理で教育部参事や文化振興課から池田課長補佐と畠さん、親友の古長谷三島市議、馬場妙子元三島市副議長、
長泉からは遠藤長泉町長・大沼教育部長・広瀬生涯学習課長。
熱海市からは起雲閣の中島館長がご出席くださった。
細野環境大臣山下秘書、榛葉参議院議員杉井秘書など。
友人知人生徒さんもたくさん出席くださり、盛大な開会となりました。
斎藤熱海市長、渡辺防衛副大臣、泉健太衆議院議員、橋本一実静岡県議、藤曲熱海市議、筆の久保田号様からもお祝いのメッセージをいただき感謝します。
武典の会の田中会長、副会長の河西内科の河西先生、絵画教室でお世話になっている伊豆ヘルスケアのスタッフの皆様、恩師で故志村熱海中校長先生の奥様からもすばらしいお花をいただきました。本当に嬉しいです。

まずは主催者である山本博保清水町長のご挨拶。
政治と文化の必要性をしっかりとお話くださった。

僕からも感謝と文化についてなど、いつものごとくマイクを持つと
話したくなってしまうので(笑)少し長めにお話させていただきました。
どうしてもどこの行政も文化については正直おろそかだ。
こういった景気のなか、経済対策優先はよく解る。
『文化で飯は食えない』ってのも当たっているのであろう。だけど、政治も国づくりも文化や伝統という基礎がないと安易なものになってしまうと僕は思うのです。
文化教育は建物で言えば基礎や柱の部分だ。いくら表面的にきれいにしてもいざとなったら、そのもの自体が崩れてしまう・・・・ってお話を。




皆さんとお話をし、その後は作品についての解説をさせていただきました。
僕にとってもこれだけ多くの作品、特に日展・日春展の作品など大作60点を展示したのは初めてでしたので、お話したいことがあふれてきました。


展覧会のたびに感じるのは、僕のような若輩者がこのような機会を与えていただいている。
先にも書いたのたが、応援くださる皆様、友人知人、そして母に感謝します。
これからも、微力ながらただ自分の絵を描くだけでなく、絵描きとして少しでも皆様のお役に立つように精一杯頑張って生きたいと思います。

展覧会は7月8日(日)まで、無休で開催中です。9時から21時まで。
是非御覧いただければ幸いです。

慈彩会展のご報告 - 2012年09月06日


先にお知らせしました第54回 『慈彩会展』が7月11日(水)から16日(月)まで、
東京・日本橋三越本店・新館7階ギャラリーにて開催されました。
僕も会員として日本画作品 『桜花不二』 6号を出品いたしました。
作品の売り上げは震災復興と社会福祉に全額寄付いたしましたのでお知らせいたします。
写真は会場にて御台覧の常陸宮華子妃殿下と僕。
僕の作品についてご説明申し上げてさせていただきました。


第48回 日春展に入選させていただきました - 2013年03月09日

すっかり春の陽気です。もう三月ですね。
ブログもFacebookに毎日のように投稿しているのですっかりご無沙汰になりました。
今日は久しぶりにパソコンから。
この数日も友人と会食したり長泉の小学校に特別授業に行ったり、
月末の町立湯河原美術館での個展のために作品を制作したり忙しい日々です。
有難いことです。

一昨日、今年の日春展(日展日本画部春季展)の審査発表があり
先輩方のご指導のお蔭様をもちまして13回目の入選をすることができました。
秋の日展を合わせると21回目の日展入選です。
毎年、受験をしているような気持ちでいつになっても嬉しいものです。
世の中には多くの公募展がありますが、僕にとりましては日展入選あっての現在と感じます。今後も益々精進いたします。
展覧会は今月末から東京・松屋銀座にて開催されます。
作品は『蛸』を描きました。詳しくはまたお知らせさせて頂きます。

展覧会開催のご案内 - 2013年03月15日

桜舞う季節となりました。
日頃より私の創作活動を応援下さり感謝いたしております。
さて、私ごとですが今年の日春展(日展日本画部春季展)に入選する事ができました。
19歳の時にその当時最年少で入選させていただき、今回で日春展は13回目の入選。春、秋合わせて21回目の日展入選となりました。
また、神奈川県湯河原町の町立湯河原美術館で個展も開催いただけることになりました。
メールなどご連絡いただけましたら招待状をお送りさせていただきます。
また、オープニング28日は13時から会場にて私のトークイベントも開催されますので、是非応援に駆けつけて頂けましたら幸いです。
暖かい桜咲く季節です。皆さま一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。          ●第47回 日春展(日展日本画部春季展)
作品名   蛸(たこ)   50号  (116.7×90・9cm)
蛸の不思議な魅力に魅かれて、熱海の魚屋にて何度もスケッチして描いた作品です。
●会期:3月27日(水)から4月1日(月) ・入場無料
●会場: 東京・松屋銀座8階イベントスクエア
朝10時から夜8時まで《最終日5時閉場》

●『坂本武典日本画展』 町立湯河原美術館企画
●会期:3月28日(木)から4月23日(火)水曜休館
●会場:町立湯河原美術館  
神奈川県湯河原町宮上623-1
電話0465-63-7788
新作の150号を中心に新作旧作など、20点を展示予定です。
*また、初日3月28日(木)・4月7日(日)13時から本人によるトークイベント開催。参加者には特製絵はがきをプレゼントいたします。

町立湯河原美術館での個展はじまりました - 2013年03月28日

昨日の朝方まで最後の作品を制作。
その後、3時間ほど仮眠を取って午前中に業者さんがいらして
町立湯河原美術館に作品を搬入しました。

さすがは僕の展示を何度もお願いしている東美さん、まして湯河原美術館も何度も企画展の展示を手がけているようで慣れた作業で2時間ほどで終了。
学芸員さんの指示もあって、今までにない空気の展示となりました。
個展の中では今までで一番好きな空間になったかな。
終わってその足で新幹線に飛び乗って日春展の初日に。
日本橋高島屋で友人の個展も拝見し、個展初日を控えて帰宅しバタン・・・(笑)

そんなこんなで2年がかりで企画準備していた個展が始まりました。
第7回 現代作家シリーズ企画 『坂本武典日本画展』 です。
150号の大作など新作10点、合計16作品の展示です。
この会場はお世話になった先輩や先生の作品や名画がたくさんあるので、
若い僕の作品は前座だと思っていらしてください。
初日は13時からアーティストトークとして僕自身が作品の解説をさせていただきました。友人知人やお客様など、大変多くの皆様にお越しいただき感激でした。

内容は書きませんが、僕が日本画を始めたきっかけや描いている気持ちなど。
約1時間、皆様立ったままで申し訳ないようでしたが聞き入ってくださいました。


本当に皆さんと絵を目の前にしてお話できる機会はめったに無いので自分自身も良い勉強になりました。政治家一家の血のせいでしょうか、話すと止まりません(笑)。

アーティストトークは4月7日(日)13時からも開催いたします。
参加いただきました皆様には特製絵はがきをプレゼントさせていただきます。
来月23日まで開催いたします。春の気候の良い時期です。
是非とも御覧いただければと思います。
若輩者の僕ですが、お話をいただけた展覧会はこれからも全力で制作し、
応援くださる皆様に感謝をして描いていきたいと思います。
また、当日は細野豪志民主党幹事長、齋藤栄熱海市長を始め多くの皆様より祝電、
富岡熱海多賀観光協会長様、モデルになってくれた友高君や多くの皆様からお祝いのお花やお品をいただきました。心より感謝いたします。

この日の記事が地元新聞に載りましたのでリンクします。

絵に触る - 2013年04月07日


今日は昨日からの強風や大雨が少し落ち着きました。
2回目の町立湯河原美術館での個展のアーティストトーク。
今日は天候の悪い中でしたが、多くの皆様にお越しいただきました。



本来、美術館で絵に手で触れることはできませんし、いけません。
今回は僕がいるからこそ特別に直接絵に手で触れていただき、
岩絵の具の質感を肌で楽しんでいただきました。
皆様、とてもビックリしながらも喜んでくださいました。

坂本武典日本画展は今月23日までの開催です。

追伸 タウンニュースに僕のご紹介をしていただきました。宜しければ御覧下さい。http://www.townnews.co.jp/0609/2013/04/05/183005.html

個展と彩遊季展(教室生展覧会) - 2013年05月03日


一昨日より熱海市の起雲閣鶯の間にて『坂本武典日本画展』、
ギャラリーにて僕の絵画教室生徒さん60名の展覧会『第20回 彩遊季展』開催中です。
今回の展覧会は教室展20回を記念して、僕の個展も同会場の別室にて開催しております。

朝から夕方まで毎日300人以上のお客様で足腰痛いです(笑)が、有難い悲鳴です。
明日からはさらに倍ですね。
昨日も今日も観光のお客様はもちろん、友人知人も多く鑑賞に来てくださっています。写真は僕の個展会場での元防衛・前外務副大臣の榛葉賀津也参議院議員、橋本県議、鎌田市議と僕です。政治家は政治で、絵描きは芸術文化で日本を盛り上げたいですね。

ギャラリー会場では生徒さんたちが観光客の皆様に、お茶とお菓子の接待を無料でさせていただいています。熱海にまた来てくださいますようにとのささやかな気持ちです。

また本日3日目は夕方から起雲閣ギャラリー会場にて教室会員懇親会を開催いたしました。
ささやかながら手作りの料理やそれぞれの絵の解説や自己紹介などで和やかな時間を。
全教室の皆さんが顔を合わせるのは一年でこの日のみ。
これでも教室生は半分の出席ですが、良い時間を過ごせました。感謝。
展覧会は教室展5日、僕の個展は6日まで開催中です。
心よりお待ちいたしております。

今週木曜日から開催!!坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~ - 2013年11月04日


11月7日から12日まで、三島市みしまプラザホテル・ギャラリープラザにて
個展を開催いたします。
『坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~』と題して、
今回は趣を変えて小さなミニアチュールの作品ばかりを100点展示致します。
風景や、野の花、鳥や花などと、富士30景とし、世界遺産となった富士山の作品を30点描きました。
額も特別に誂えた楽しい作品展になります。
宝箱から出てきたような可愛い額と、岩絵具で描いたキラキラと鉱石や宝石が光る作品です。芸術の秋。一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。

●坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~
●会期:11月 7日(木)から12日(火) ・10時から17時まで
●会場:みしまプラザホテル・ギャラリープラザ
三島市本町14-31
電話055-972-2121
入場無料
※作家は毎日在廊いたします。


少しだけ作品の公開をします。
このようなかわいらしい手作りの額に入った作品ばかりです。
額だけでも本当に素晴らしくて、正直手放したくないぐらいです。
ですが、このような企画は今後なかなかできないと思います。
なぜなら、額屋さんが全国に連絡してやっと100枚集めてくださいました。
額も一点ものなので、その額で他の作品をとご注文は受けられません。
是非ともこの機会に楽しんで御覧いただければと思います。

『 烏賊 』   ミニアチュール

『 蓮池に 』  ミニアチュール 

オリジナル扇子できました - 2014年07月24日



この夏、初めて京都の老舗扇子店にお願いして『坂本武典手描き扇子』を作っていただきました。
柄は二柄で、金魚と紫陽花です。本当の手描きではなく、手描きを美術印刷したものですが、風合いも良くできました。来月の起雲閣の僕の個展と同級生の熱海駅前 阿部商店さん、茶房月の渚のみに置いてありますので一度手にとってみて下さい。
このホームページのショップからも購入できます。

坂本武典日本画展~ミニアチュールとスケッチ・新作展~ - 2014年11月02日


11月6日(木)から11日(火)まで、三島市みしまプラザホテル・ギャラリープラザにて
個展を開催いたします。
『坂本武典日本画展~ミニアチュールとスケッチ・新作展~』と題して、
今回は昨年大好評を得ました小さなミニアチュールの作品を再度一年がかりで取り揃え、パリや日本の職人さんの手作りの素晴らしい額に入れて80点展示致します。
風景や、野の花、鳥や花などと、世界遺産となった富士山の作品も描きました。
新作の日本画やスケッチなど楽しい作品展になります。
宝箱から出てきたような可愛い額と、岩絵具で描いたキラキラと鉱石や宝石が光る作品です。
芸術の秋。一人でも多くの方々に作品を見ていただきたくご案内申し上げます。

●坂本武典日本画展~手のひらサイズの絵の世界~
●会期:11月 6日(木)から11日(火) ・10時から17時まで
●会場:みしまプラザホテル・ギャラリープラザ
三島市本町14-31
電話055-972-2121
入場無料
※作家は毎日在廊いたします。


昨年の会場より。

今年も楽しい作品が80点揃います。是非、お気軽にお出かけください。