NOKKOさんのコンサートの壁画の依頼を受けたのは一か月前。
ノッコさんと御主人のGOH HOTODA氏が僕の描いた本の装丁画を気にいってくださり、
あんな感じのかわいい絵をとお話をいただいた。
壁画制作現場に着くと巨大な白いアルミ板が横たわっていた。
特殊なアルミの薄い板に描く。丈夫だし軽い。
白い下地はJCの蛭田さんが塗装をしてくださった。
貼り合わせは下田、金澤君、桜井君がもくもくと作業。
僕はこの数週間で考えた構図を再度頭の中で練り直す。
ノッコさんが歌う曲をイメージし、自分なりに会場と来場の中心の子供たちが楽しめる絵を描きたい。
下書きは無い、一気に描くつもり。
日展制作なんかでは習作に2か月をかける。
今回のような仕事はスピードと感覚が一番かと思っていた。
ボードを3つに分けて描くことにした。立ててみるとかなりの大きさ。
まずは黒いペンキで輪郭線をバリバリと描く。
30分足らずで描き切った。
続いて着色。みんなからも『いつものぶでん君じゃないみたいだよ』って言われるように。
上に下に7メートルの画面を飛び回る。
自分でも気持ちの良い時間。
これでイケメンだったら来場者募ってパフォーマンスペイントやりたいな(笑)。
2時間の作業を終え、乾かすこともあったので残りは次の日に。
二日目、仕上げにかかる。
こういった絵はどこで筆を置くかが難しい。
やり過ぎてもいけないし、自己満足の中途半端は見る人はもの足りなくなる。
一時間で完成。正味3時間。
でも、充分戦えたような気がします。
皆の協力があって仕上がった作品。明日の搬入は僕はいないのでどう見えるか心配です。
でも、今後につながる楽しい仕事を発見しましたよ。