ご縁あって、今年から三島市美術展の審査員に就任しました。
4年前から三島市の隣の長泉町の審査員もさせていただいています。
6月1日の夕方に僕も50号を搬入、電車で持って行きました。
50号まではぎりぎり電車で持っていけるよ。
会場に着くとたくさんの力作がありましたね。
審査前、昨年までの市民からのアンケートが心に残っていた。
『審査員があの程度の作品で情けない』
『本当に良いと思っての賞か?自分の教室の生徒を贔屓してないか』など・・・・。
確かにそう思う意見は分かりますね。
僕自身、皆さんの絵を拝見して思ったのは先生の顔が作品から見えたこと。
Y先生の弟子、O先生の生徒、T先生の箔の技法・・・・。
特に日本画は先生の空気が色濃く出るので、隠しても分かってしまいます。
絵の賞付けなんてものは、実際好みはあると思います。
でも、良い絵からはパッと何かが伝わってくるんですよね。
絵と題名しか見ない、審査員しか部屋には入らないでと市と実行委員会の
厳密な中(市の美術展でそこまで徹底するか?ちょっと疑問でしたが・・)しっかりと審査しました。
じっくり時間をかけて市長賞・議長賞やら8点を賞に選びました。
特に今年の市長賞は爽やかで良かったと思います。
最終日は合評会。
審査員が賞などの絵についての講評をします。
皆さん、若輩の僕の意見に耳を傾けてくださって、真剣さが伝わりました。
終わってからも10人以上の方から
『坂本先生、私の絵も見て教えてください!』と待っていてくださった。
2時間でのどがカラカラに(笑)。
最後は皆さんで写真撮影。来年も頑張って描きましょうね。