About 2009年03月

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2009年03月 アーカイブ

2009年03月02日

搬入の日

昨年の日展は初めて出品を休んだ。
その辛さというのか、心の傷は思ったより深いものだった。
落選しても何とかして『絵描き』と名乗る以上は出品はしたいと思っていた。
いや、しなければならないと実感していた。

今回の春の日展も正直、出品できる状況には無かったのです。
昨年よりの日々の忙しさ、新しい事業のこと、絵を描くという精神的なモチベーション。
研究会にも結局、予定が詰まっており欠席。

そうですね、僕が忙しくて描けないって話すと
今から帰って描けばいいじゃんなんて、知らない人間は言いますね。
でも、ご飯にふりかけをかけるようにはいかないのです。

そんななかでも、門下の先生方から励ましのお電話を何度もいただきました。
『坂本君、頑張って描きな』。
日本画家の友人宮原君も『高山先生が悲しむよ』など、いつも励ましてくれた。
確かに、以前も出品をお休みしたいと高山先生にご相談した時も、
『坂本君、あんたは絵が描きたいんでしょ?だったら描きなさい。
僕も日展休んだことはないよ』と。
先生の作品集を眺めながら、自分の努力の足りなさに申し訳ないと涙が出ました。

12日から具合が悪く、体重も約15キロ痩せた。
一日一食すら食べられず、痛みに苦しい日々。
そんな苦しさが27日で解消された。
それからは昼夜兼行で制作に。久々にもりもり描けました。

今日2日は日春展の出品最終日。
朝まで描き、昼過ぎの新幹線で持っていく。50号の大きさまでは何とか手で搬入できる。
今回で14回目の挑戦で、10回の入選と3回の落選。
今回はとにかく搬入して出品できたことが本当にうれしかった。
確かに人間だから結果は気になるけど、清々しい気持ちだった。

搬入後、隅田川はキラキラと輝いて見えました。

僕の人生はこれでなきゃって思うよ。

2009年03月17日

富士山と玉子焼き

今日は青年会議所の9LOM合同例会。
静岡県の東部にある9つの青年会議所が一年に一度、同会場にて例会を開催。
本日は裾野での開催でした。
13時15分集合で、仕事の関係上欠席をするつもりでしたが、
鎌田事務局長からも『さかもっさん、委員長なんだし行ってください』と言われ
なんとか仕事を終えて出かけることができました。

バスで会場に着く。
今日はとても良い富士山が見えました。

空気は良いし、富士はきれい。
最近、ちょっと精神的に疲れ果てていたので癒されました。

ポケットにはいつものように小さなスケッチブック。
富士をスケッチする。
『坂本君、さすがだね、今描いたの?』と岸本さん。
まあ、メモみたいなもんです。
写真に撮るより1分でもいいからスケッチしたものは頭に残る。

しかし、気持ち良い。
磯さんと5メートルしたの河にはしごを使って降りてみる。

近くを歩いていたご夫人から『黄瀬川』と聞く。
そんなに風情も美しさもない河だけど、流れを見ていて心がすっとした。

例会まで時間があるので委員会メンバーと近くのひょうたん寿司に行く。
西日が美しい窓辺の座敷で歓談。
食も酒も話も弾む。
先輩方からいろいろな意見をいただきました。
なんだか、JCの事業についても最近の生き方についても考えさせられる。
とても良い時間だった。

なにより、亡くなったおばあちゃんが作ってくれた味に似た甘くて素朴な玉子焼きが
心にカーンと響いたんだ。

2009年03月20日

幸せの空気


朝の雨がウソのように青空に変わっていった。

今日は知人の結婚式。
結婚式ってなんでこんなに気持ち良いもんなんだろう。
よく祖父が言った『お葬式は呼ばれなくても参列できるけど、
結婚式は招待されなくては絶対参列できないし、お祝い事は必ず出席しなさい』と。
その通りですね。
でも、今までに友人の結婚式にご招待されながら出席できなかったことが3回あった。
仕事やら、結婚式が重なったりと。今でも何とかできなかったものかと後悔している。


この会場は今までに3回来てる。
花と緑にあふれ、好きな会場だよ。
玄関に着くと支配人の松尾さんが出迎えてくれた。

『あ、先生おしりあいでしたか。』

松尾さんは本当にいつも気持ちの良い応対をしてくださる。
チャペルにて式。

幸せの空気が流れる。
演出やら音楽やらそんなものは関係なく、僕は感じるんだよね。
二人の姿に涙がこぼれる。
身近な人だったらこりゃ号泣もんですよ。
下田とか今年予定されてる石崎の結婚式なんかだったら
赤ちゃんのように泣くのかもしれない(笑)。

大きな声でいつものように讃美歌を歌う。
時に友人から『恥ずかしいから』って言われるけど、祝福の気持ちですよ。

披露宴会場で新郎の職場の銀行関係者の上司に僕の高校のクラスメイトが。
『純平、あんた元気かね』
『あ、さかもっさん!!!』10年ぶりくらいの再会。
新郎からも一番尊敬する上司だと紹介を受けた。
友人が頑張ってるのは嬉しいもんだね。

料理が並ぶ。
今までに20件以上の結婚式に出席しましたが、料理がおいしかったと記憶するのは
澤田君の時の浮月楼だけかな。浮月楼の料理はすべてが良かった。
他のは全く記憶にありません。
以前ここの料理も正直、一つも美味しいものは無かったけど、
今回はかなりどれも良いと感じましたよ。

特に前もデザートは美味しかった。今回もデザートは全てが満点。

血糖値を気にすることもなく、7種類をいただきました。

こんな幸せの空気を僕は自身で感じることはできるのか・・・・。
まあ、御縁ですからね。

2009年03月21日

二人の時

昨年秋に中学時代の友人から依頼を受けた作品が完成。
なんだかんだと忙しくて、
『俺のはいつでもいいから』の言葉にすっかり甘えてしまいました。
遅くなってごめんよのりちゃん。

同級生とは言いながらももう二人も立派な子供がいる。
その娘さんを描かせていただいた。
子供らしいきらきら輝いていた瞳と前向きな空気を表現したかった。

『二人の時』 紙本彩色 6号

人物画はどうしても似てる似てないがあるので表現が難しい。
でもタトウ箱から作品をだすと、歓声とともに家族みんなで喜んでくれた。
『なんか不思議な感じ』って言葉がよく伝わった。

末永く大切にして下さいね。

作品をお納めし、新しい事業の打ち合わせに出かける。
この事業がうまくいけば熱海の文化活性化に役立つのだと思います。
皆さんにこれがお伝えできるように頑張りますね。

2009年03月23日

33回目の節目


今日は私の33回目の誕生日でした。
朝起きて、まずはお風呂にゆっくりつかる。
身を整えて、神棚と仏壇に感謝の拝礼。

中学時代、担任が確か33歳くらいでずいぶんオジサンだなぁって感じた。
そんな歳を過ぎてしまったのですね・・・。

昨日の夜はささやかに誕生パーティーを開催。
そうですね、二十歳の時から誕生会は人から祝っていただくのでなく、
僕がこれまでお世話になった方に感謝する日なんだと、
私が企画しおもてなしをさせていただいてきました。
いつも絵のことで応援いただいている皆様と友人とをお招きし、私の好きなクレールで食事。
楽しい会話とたくさんの料理に嬉しいひとときでした。

写真の花は親友の下田が誕生祝いにアレンジしてプレゼントしてくれた。
素晴らしい感性と気持ちが嬉しかったな。

朝から友人の木井君やら健君、スタッフの貴ちゃん、典子、マネージャーの近藤さんをはじめ
多くの友人達からお祝いメールをいただきました。ありがとう。
お客様からもケーキやら刺身の船盛りやらお菓子などたくさん頂き恐縮。
その後は仕事。
熱海、三島、沼津へと行く。沼津は長い間入院されていた松山先生が退院されたと
細野事務所のスタッフから聞いたので、お見舞いに。

仕事を終えて、一人で森ちゃん寿司にてのんびりする。
僕の熱海で一番好きな店で自分だけの誕生会かな。
帰りは友人の家に寄って、森ちゃん特製の寿司折を差し入れして
33回目の節目を終えました。

さてと、今年はバリバリ絵を描くぞ。

2009年03月24日

日本に対する思い

WBC・・・朝から日本中がハラハラしたよね。
私はこの人生、スポーツ観戦ってのはテレビでもほとんどない。
まあ、テレビ事態をほとんど見なくなったので。
そうね、興味が全くないの。

まあ、見るのは相撲くらいかな。それもたまに。
私の父や伯父は野球の推薦で明治大とかに入ったくらいだから、
本来は野球とかしてるように思うだろうけどね。
野球はルールも知らない。

ただ、今日はかなり子供のように応援しまっくった。
一時からはマネージャーの近藤さんと、カメラマンの澤野さんがアトリエに。
しかし、三人で夢中になって勝ったときは大騒ぎ(笑)。
イチローってなんかカッコよすぎる。
生きてるうちに会ってみたいと思いました。

熱海では最近、絵のお客様のお孫さんが甲子園に出場することで
かなり盛り上がっている。
文化的なものは、市民をあげて応援してくれることはほとんどないけど、
野球やゴルフは凄いですね。でも、確かに応援したい気持ちは理解できる。

少なからず、日本という国への思いを感じた一日でありました。

2009年03月25日

『いただきます』という言葉

いつも応援いただいている私の後援会役員でもある倉見様から
夕食の招待をいただいた。
先日、私の誕生会に参加できなかったからお詫びにということで
恐縮してしまったが、どうしてもということで伺うことにした。
お迎えのタクシーまで手配くださり、自宅から湯河原へ。

精肉店経営の『西湘』というステーキハウスに。
この辺も各市に一軒はステーキ専門店はありますね。
熱海の はまだ、伊東の池田、沼津も道潅かがりなど。
私は はまだは小学校時代は母と毎週行きました。
最近は都内に行くと便利だから帝国ホテルの嘉門へは行きます。
静岡センチュリーホテルのけやきも美味しい・・・・と、まあ店の紹介はいいとして。


ここの前菜はサーモンのサラダ。
中にはカニ肉とマヨネーズの和えものがあってなかなか。
前菜メニューも豊富でしたが、また来たときの楽しみにします。
私以外はヒレを注文、私はやはりサーロインですね。

演出はステーキハウスならでは。
慣れると驚きもありませんが、向かいの若いカップルはワーワー喜んでました。

さっそく焼きたてのお肉をいただく。
非常に美味しいお肉でした。
数日前、ある先輩がいただきますって誰への感謝?って聞いてきた。

『私の命を生きながらえるために、ほかの命をいただくその感謝だよ』と。
知ってはいたものの、そんなことは忘れていた。
それを思いながら大きな声でいただきますって言うようにしている。
大切な言葉だと思いますね。

2009年03月26日

麺に始まり麺に終わる

しかし、僕のブログは食べ物のことばかりですね。
ホントに絵描きなの?って聞かれますが絵描きです。
どうしても写真を撮ることが食べ物だからでしょうか・・・・。

さて、今日は熱川教室の予定でしたが、生徒さんの都合で本日は中止となりました。
予定があき、スケッチでもしようとアトリエにいくと電話のベルが。

『おう!先生!あんた調子はどうだい?』と長泉のTさん。
4月に搬入予定の120号の大作を見てほしいとのこと。
じゃあ、今からすぐにしたくするよと。
で、電車で三島駅へ。予定時間にロータリーにTさんのシルバーのベンツが到着。

『さて、今日はどうする?イタリアンか?たまには蕎麦にするか』Tさん。
そうね、今日は朝ごはんもまだだし、蕎麦にしようとのことで人気の蕎麦屋に。
着くと満員。
前にも書きましたが、ほんとに田舎の蕎麦屋って感じのお店ですが繁盛してます。
天もりのごはんセットを注文する。


値段の割に海老も良いものを使ってるし、ごはんセットの肉じゃがも旨い。
心がほかほかするんです。
絵の前の食事は、いろんな話ができて楽しい。
特に個人レッスンは交流が大切なんですよね。
僕の教室は必ずティータイムがあります。
土曜日の教室は何と母の手作りの夕飯まで!
それをみんなで楽しみながら話をする。大学受験のライバルじゃあないんだから
こういった時間は必要だと思う。
心の空気が通わなきゃ、信頼して話なんか聞けないもんね。

で、それから3時間レッスンを。
終えて、熱海に帰る。
その後は月一回の青年会議所の理事会。
今日は僕の提出した事業の協議審議があった。
3時間、内容の濃い理事会だったと思います。

終えて懇親会。
場所は中華料理店。
〆は広東麺。麺にはじまって麺に終わった一日だった。

2009年03月27日

森ちゃん寿司

今日は朝から来客やら打ち合わせやらでバタバタしていた。
午後は熱海第二教室、その合間も来客があり資料作りなどにおわれた。
僕の仕事は汗水たらして大忙しってことはありません。

絵描きの仕事を理解してくれるのは、絵描きの家族か画商さんくらいですね。
のんびり絵を描いて、ぶらぶらしてるとしか思われないのは仕方ないです。
もちろん、制作の行き詰まりやら精神的ストレスはあります。
僕の癒しはですね、好きな場所で美味しいものを食すこと。

このブログでも紹介しましたが、僕の熱海で一番好きな店を詳しく紹介します。

『森ちゃん寿司』です。
え、もりちゃん?って聞かれますが、正式名称が森ちゃん寿司なんです。
まあ、観光客やはじめてのお客さんは入りにくいかもしれません。
メニューも値段もありませんから。
電話なんかで問い合わせしても無理でしょうね・・・。
『もうネタなくなったからゴメーン』と言われちゃうのかな(笑)。
芸能人や野球選手もお忍びで来ますよ。
熱海の美食家は皆集うお店なんです。

僕が頻繁に行くようになったのは5年くらい前でしょうか。
やはり、人の紹介で。
それからは多いと週に4回は通います。
そうですね、正直いってお店は立派な作りでもないし、ピッカピカとは縁遠いです。
でも、とにかく好きなんです。
ネタの良さはもちろん、接客のこだわりというのでしょうか。
僕もホントに親しい友人しか紹介したくない。

常連さんの好みや空気をよんでくれる森ちゃん。
先日も『あ、なんか今日はつゆ物が飲みたいな』って友人と話してたら、
めったにつゆ物作らない森ちゃんが『潮汁だよ先生』って出してくれる。

時には極上のステーキを炙ってくれたり、海苔が旨い時期は餅で巻いてくれたり。
旨いもんを教えてくれる先生でもあります。

今日は10時に仕事を終え、同級生のてんぷら鶴吉のこうま君と森ちゃんへ。
ホタルイカ、カツオ、イカのゲソをツメで、イカの耳、アカ貝のひもと肝、たまごをつまむ。
『先生、尿酸値大丈夫ー?』と言いながら、僕の好みを知りつくしてる。

少しお腹空いてるんでって話すと、ウニを手巻きで出してくれる。

その後も酢飯にイクラをのせて。
森ちゃん自慢はマグロ。今日もトロは旨かった。

そのうちに、大トロを炙ってくれた。『先生、塩ふったげるから』と。
旨いですよ。味も気持ちも嬉しいんだ。


今日は〆サバを細かく切ったものとガリを海苔で巻いて食べさせてもらった。
最高でした。

でも、森ちゃんはもう73歳。
とにかくいつまでも元気でこんな熱海の名店は残してほしい。


2009年03月28日

つみきのいえ

朝から打ち合わせやら制作やらでバタバタしていた。
夕方からは教室。
教室を終え、元スタッフの五十嵐が車でやってきた。
仕事関係の話もあってだが、久々に会ったので食事に出かける。
まあ、旧知の仲。
僕も弟のように思ってるから気も使わないし、安心できる。

そんな彼から誕生日プレゼントをもらった。感謝!
そのプレゼントは『つみきのいえ』のDVDだった。
この作品は先のアカデミー賞で短編アニメ賞を受賞した作品。
興味もあったし、見たいと思っていたものだったから、すぐに帰宅し鑑賞。

内容は書きませんが、うーん、良かったよ。
バリバリ心に響くものではないけど、考えさせられたな。

今の自分のようにも思えた。

芸術的な面も世界に向けて作られたのは解った。
日本って空気は一切なかったからいいね。

是非、買ってまでとは言いませんが借りてご覧あれ。

2009年03月29日

気持ちの良い一日

午後、仕事の打ち合わせがあって駅近辺に出かける。
お客が減った減ったとは言うものの、駅前の平和通は人でごった返していた。
さすがは観光地と嬉しくなった。
打ち合わせはスムーズに気持ちよく終わりました。

電車で沼津へ。
夕方にやはり仕事の打ち合わせがあったが、少し早めに出た。
友人の健君と会うためだ。
健君との出会いはパートナーのDの紹介だった。
Dと健君夫妻はブルーウォーターで一緒に働いてた仲間。
とにかく気持ちの良い青年なんだ。

『武さん、こんにちは!!』いつものように爽やかな健君。
今日はとても良い天気だったので、狩野川が見える場所でお茶しようとなった。
東急のカフェラウンジへ。

この景色がすばらしい。
気分が落ち込んだ時、この東急のラウンジと日本料理源氏でどれだけ癒されたか。
メニューを見ると美味しそうな苺のミルフィーユが!

美味しいものがあると話も空気も良くなります。

サラリーマンや同世代の人間たちとの話は、
上司の愚痴やら仕事の不満やら・・・そんな人間にはなりたくないと。
健君は3年後に自分の店をオープンするために頑張ってる。
将来に向かって頑張ろうとする、そして才能ある気持ちある人間が集まる店ができたらと
話してくれました。
健君のような空気を持った人ならできると思います。
約3時間、いろんな話をしました。
話の最中、私の顔を見て東急の源氏の接客責任者の山田さんが挨拶に来てくれた。

『坂本様、来月の賞味会も是非お待ちしております』

あ、そうでしたね。もうそんな時期ですか。
しかしこういった気持ちはほんとに嬉しい。

健君と知人の展覧会を拝見し、打ち合わせのため別れる。
打ち合わせも気持ち良く済んだ。
こんな日は全てが気持ちよく進む。もう寝る時間まで気持ち良いのはわかっていた。

熱海に帰り、そのまま元セゾン系社長夫人の梅園の御自宅へ。
今日はカレーパーティーに御招待を受けていた。
『坂本君、あなたのためにたくさんできてるよ!』とT婦人。

手作りのリンゴとキャベツのコールスローは心温まる味。
最高の白ワインとカレーもほんとに美味しかったです。

T夫人は御主人が電通の部長時代の話やら、日本の政治の裏の裏まで
興味深い話をいただいた。
愛蔵の絵画の名品も見せていただいたり、アッという間の楽しい3時間でした。

帰ってアトリエで仕事。
これもスイスイと気持ち良く終わった。
途中、Dとの電話打ち合わせも珍しく気持ちよくすんなり。
気分が良いので今日も森ちゃんへ。
あるご夫人から私の母の料理で心癒され、亡くなった母を思い出し
涙が出るような接客と料理だったと過分なおほめをいただきました。
自分のことはどうであれ、母のことをそんなに言ってくださるのは嬉しかった。

しかしこんな一日もあるんだ。
よく眠れそうです。


2009年03月30日

政治家という仕事

夜、久しぶりに友人で衆議院議員の細野豪志氏とケイタイで会話。
ちょっと、お願い事があったり声も聞きたかったので。

『元気?順調?』と細野。

『うん、まあまあだよ。え、もしかしてあんた酔ってるの?』と僕。

『そう、ちょっとね。』と細野。

最近はまた忙しいみたいでよくテレビに出てるよね。
小沢さんのドタバタやら、献金のなんたらで騒がしいようだ。
僕はあまりテレビを見ないから、良くは知らない。
でも、僕は西松建設の関係者にお世話になって仕事もいただいてるし
小沢さんも関係が無い訳でないから、あまり聞きたくはない。

民主党や自民党がどうとも関係ない。
細野豪志は親友だ。
もちろん、政治家としても友人としても素晴らしい人間だと思う。

人はさ、自分より眼下の人間は気にならないけど、自分と同じか上になるほど
知ったかぶってけなすよね。
僕も今までに知らない人から、こんなにもいろいろ言われなきゃいけないのかと
涙をのんだことはたくさんあります。

生意気だとか、絵描きは絵だけ描いてろとか・・。
つい最近も、知人の親から辛いことを言われ悩みました。

もちろん、僕も男だし一家の長です。
母や家庭を守るために時には強く言うこともあります。
私だって自身の家や財産を守らなければという気持ちは強い。

以前は市長にも年に数回、時間をとってもらい僕の意見を話してきました。
役所の方たちにも、委託された委員会でも街がよくなって欲しいと自分なりに
参加し、時には強く意見を話したこともある。

人によくだけ思われたいのは確か、でも良い人だけでは生きてはいけない。
強くも、厳しくも、時には頑固でもなくてはいけないと思っています。
基本は人に迷惑をかけない、人を大切にしたいと親にも教わってきました。
そうしてる自身はあります。
我を通すということと、正義は違いますよね。
ルールとマナーを守ってるのと、何も言わずに良い人で終わるのは訳が違う。
何をやっても、他人は悪くしか言わないような世の中になって欲しくない。

政治家は特に大変だよね。
こんな無名な小さい絵描きでさえ、いろいろ言われて胃が痛くなる。
細野も大変だろうと思う。
頑張ってる、応援したい、彼らしくどんなことがあっても信念を貫いてね。