今日は朝から来客やら打ち合わせやらでバタバタしていた。
午後は熱海第二教室、その合間も来客があり資料作りなどにおわれた。
僕の仕事は汗水たらして大忙しってことはありません。
絵描きの仕事を理解してくれるのは、絵描きの家族か画商さんくらいですね。
のんびり絵を描いて、ぶらぶらしてるとしか思われないのは仕方ないです。
もちろん、制作の行き詰まりやら精神的ストレスはあります。
僕の癒しはですね、好きな場所で美味しいものを食すこと。
このブログでも紹介しましたが、僕の熱海で一番好きな店を詳しく紹介します。
『森ちゃん寿司』です。
え、もりちゃん?って聞かれますが、正式名称が森ちゃん寿司なんです。
まあ、観光客やはじめてのお客さんは入りにくいかもしれません。
メニューも値段もありませんから。
電話なんかで問い合わせしても無理でしょうね・・・。
『もうネタなくなったからゴメーン』と言われちゃうのかな(笑)。
芸能人や野球選手もお忍びで来ますよ。
熱海の美食家は皆集うお店なんです。
僕が頻繁に行くようになったのは5年くらい前でしょうか。
やはり、人の紹介で。
それからは多いと週に4回は通います。
そうですね、正直いってお店は立派な作りでもないし、ピッカピカとは縁遠いです。
でも、とにかく好きなんです。
ネタの良さはもちろん、接客のこだわりというのでしょうか。
僕もホントに親しい友人しか紹介したくない。
常連さんの好みや空気をよんでくれる森ちゃん。
先日も『あ、なんか今日はつゆ物が飲みたいな』って友人と話してたら、
めったにつゆ物作らない森ちゃんが『潮汁だよ先生』って出してくれる。
時には極上のステーキを炙ってくれたり、海苔が旨い時期は餅で巻いてくれたり。
旨いもんを教えてくれる先生でもあります。
今日は10時に仕事を終え、同級生のてんぷら鶴吉のこうま君と森ちゃんへ。
ホタルイカ、カツオ、イカのゲソをツメで、イカの耳、アカ貝のひもと肝、たまごをつまむ。
『先生、尿酸値大丈夫ー?』と言いながら、僕の好みを知りつくしてる。
少しお腹空いてるんでって話すと、ウニを手巻きで出してくれる。
その後も酢飯にイクラをのせて。
森ちゃん自慢はマグロ。今日もトロは旨かった。
そのうちに、大トロを炙ってくれた。『先生、塩ふったげるから』と。
旨いですよ。味も気持ちも嬉しいんだ。
今日は〆サバを細かく切ったものとガリを海苔で巻いて食べさせてもらった。
最高でした。
でも、森ちゃんはもう73歳。
とにかくいつまでも元気でこんな熱海の名店は残してほしい。