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ブログ「武典ブログ」のカテゴリ「食」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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食 アーカイブ

京都いろいろ - 2008年03月09日

先々週、朝起きて急に京都に行きたくなった。
時間を見たら10時半過ぎのひかりがあったのでとりあえず下着と御朱印帳と財布をカバンに詰め込んで駅に急ぐ。日頃のイライラがたまっていた・・。そういう時は必ず京都にでかけるんだ。神社仏閣へお参りすることと、一人で食べたい物を食べる。これが心と体を癒してくれる。
新幹線の中でいつものホテルを予約。桜にはちょっと早いのですんなりOK。そのまま電話で食事の予約も・・・。中学時代から好きな中村楼へ電話するが満席。木屋町の菊乃井は大丈夫そうなので駅から直行。あたたかく、天気も良い。気分もすでに爽快。
お腹がすいたのでとにかく注文。焼き物がカレイと聞き、昨日の夕食にカレイの焼き物は食したので焼き物無しの7350円の昼懐石を注文。とりあえずの食前のビールが旨い。その日はあまり混んでないせいか、職人さんの空気も会話も良かった。
なかでも穴子と京野菜の小鍋と土鍋で炊いた貝柱の炊き込みごはんは美味かった。菊乃井は結構味が濃いので好み。粕汁と最後の水菓子の苺の寒天よせはちょっと残念。私の口にはちょと・・・。2合炊いてくれた炊き込みの残りは折に入れてくれた。言わずともの配慮。こんなちょとしたサービスがまた行きたくなるんだよね。
食後は祇園をぶらぶら歩いて、八坂神社前の行きつけの林さんの宝石店へ。林さんと少しおしゃべりをし、八坂神社にお参り。やよいでいつものちりめん山椒を買う。
その後、南禅寺へ。我が家の菩提寺の本山であるし、私はこの南禅寺で授戒もしてる。南禅会の会員なので拝観料は全て無料でした。ここに来ると祖父や祖母を思い出し、本当に心が休まる。
夕食はホテルに隣接する伊勢丹で買い物ついでに上のモリタ屋で。ほんとは三島亭ですき焼きを食べたかったのだけど、まあ疲れたからここで。ステーキ御膳を食べる・・。うん、値段のわりには美味しい。

店内は山本丘人、西山英雄などの本画が掛けてある。絵のセンスは素晴らしい。
次の日は朝から伏見稲荷大社へお参り。名誉講員の会費をお納めし、厄年なので祈祷も。我が家の山梨の別荘の屋敷の敷地内にはお稲荷様が祀られているので、日頃のご無沙汰の分をもお参りする。三十三間堂と智積院をお参り、智積院の梅の香りが体中をきれいにしてくれた。本堂右のお不動様をお参り。
昼はハイアットリージェンシーのお気に入りのトラットリア・セッテに。ここは何度来ても気持ち良い。料理も美味いし、何といってもサービスが素晴らしい。こんな気持ちよいサービスはホテルの食事とはいえなかなかありません。自家製パンと前菜もなかなか。

あさりとブロッコリーの白ワインのパスタはニンニクもほどほどに最高でした。しかし、迎える時から帰るまでの接客は本当に素晴らしいよ。料理がさらに美味しくなる。
結局、どんなに美味しい料理だしてもサービスが悪いと半減だもんね。カンテサンスもきっとそうだから33歳の若さでも三ツ星に輝くんだろうし。なんでも最高を目指すのは素晴らしいよね。美味しい食事と歴史の空気に癒され帰ってきました。
ちなみに、帰りの新幹線は斜め前にキングコングの西野さん、うしろにジャガー横田さんのご主人が座ってましたよ。

ネタ帳 - 2008年03月12日

初公開の私の秘蔵のネタ帳。
何が書いてあるのでしょうか。・・・・実は毎日の食事のメニューです。
毎日いったい自分が何を食べているのかって以外に忘れるんですよね。
一昨日の昼食を覚えている人ってなかなかいません。
あとは、食事に出かけて食べた献立を思い出しながら書き取ってます。
感想やら盛り付けやらいろいろ。



書いてる時も楽しいですが、後で見返すとさらに楽しい。ちなみにこれは3年前のものです。
もう、かなり書きためてあるんです。
どこの何が美味いとか、不味いとか接客が良いとか悪いとか、その店の空気からトイレの掃除状態まで・・。大げさにいえば坂本ミシュランとでもいいましょうか。
バーなのに冷麺が最高だったり、ラーメン屋なのにチョコパフェが美味かったり、洋食屋なのにコーヒーについてくるクッキーがおいしいとか。
かなり毒舌に私なりに判断して分析しております。
意外と、今までとツナサラダのツナが違うメーカーになってたり、アイスがランクが落ちたり、マヨネーズがキューピーから味の素に変わってたり・・嫌な客ですがわかっちゃうんですよ、私。
先日もあるお店でいつものアイスココアを頼んだら、ヴァンホーテンの粉で作らないでチョコシロップにミルクで作ったのが飲んですぐに分かって残しました。
居酒屋もコーラなんて瓶でなくて、ペットボトルのあまりで注がれると炭酸の感じで分かるので『これはコーラじゃなくてコーラみずですね』ってバイトさんに戻したら一緒にいた友達に怒られました(笑)。
まあ、そんなことがかなり書いてあります。
そのうちまとめてブログで公開したいと思ってますよ。

トマトのグラタンスープ - 2008年03月24日

私の住む渚町に『クレール』という欧風レストランがある。
昔からかなりお気に入りの店である。
内装は家庭的でテーブルも5つと小さいが、ドアを開けるとカラカラと心地良い鐘が鳴る。

シェフの奥さんの実家が魚屋というこもあり、また市場には奥さんが出向くのでとにかく新鮮で美味い。私のおすすめは時期にはカキフライ!揚げ方がちょうど良いし、自家製のタルタルソースは絶品だ。イカリングも最高。レモンをかけてやはりタルタルでいただく。ヤリイカは柔らかくて衣のサクサクとバランスが良い。アワビのレモンバターソースも肝とあえていただく。とにかく最高だよ。美味くて安い。
メインの料理はもちろんのこと、私の一押しは『トマトのグラタンスープ』である。
これは夏は冷製のじゃがいものスープに変わるのだが、今時期はどのコースにもついてくる。

トマトの風味を残しながら、生クリームの濃厚さ、とけたチーズのバランスが絶妙なんだ。
浮かべてあるフランスパンにさらにチーズが・・。オーブンから熱々のまま出てくる。
とにかく美味いよ。
スープは少し残して、最後はフランスパンを浸しながら最期の一滴までいただく。
これがさらに美味いんだ。
言葉で説明するより是非食してください。

あたみ美食会 - 2008年03月25日

今日は『あたみ美食会』の日である。
この会は地元熱海や伊豆を中心に会員おすすめの食とお酒を楽しむという会で、別名は『痛風会』(笑)ともいいます。
なにしろお酒も食事と美味しくいただきますし尿酸値がね・・・。
現在の会員は元熱海青年会議所理事長の出口さん、電気店社長の佐古さん、市議の藤曲さん、美容会社専務の鎌田くんと私の5名です。

毎回会員が自分の好きな店を紹介してます。
今回は私のおすすめの『もとむら』です。市内梅園の上にあり、起雲閣の板長であったご主人がご自宅で予約のみで素晴らしい料理をだしてくださいます。
まずはナマコときゅうりの酢の物、山クラゲの前菜。ビールが美味い。
次はもとむらさん自慢のごま豆腐!これはね、10皿おかわりしたいくらい旨いんです!

ごま豆腐の風味と甘いごまだれが絶妙な加減でモチモチとした食感も最高でした。
鰆の押し寿司、ハマグリの吸い物も旬な味でした。刺身はさっと炙ったホタテ、湯どうしのマグロに湯葉が添えてありました。天城産のわさびが素材を引き締め、冷酒にぴったり。

そのあとは炊いた若筍です。山椒が効いて春の山の香り。見た目にも美しいよね。

あつあつのだし巻き、海老しんじょの揚げ物は塩で、アボガドと里芋の揚げ物は田楽味噌で。
最後はいつものなめこと卵の雑炊。これがまたほっとする味。
水菓子に季節のフルーツに蜂蜜のジュレ。
このジュレが酸味のきいた柑橘の味をまろやかに。見た目も黄金色で美しい。
全部で11品。いつもながら満点でした。

味はもちろん、いつもながら奥さまの接客があたたかいの。
最高な味とお酒にみんな良い気分。もとむらを出て中央町の居酒屋へ。
ここは熱海ではかなり人気の店。
この日もちょうど3周年ということもあり満席。まあ、いつも満席が多いですよ。
来月の美食会は三島での開催に決まりました。
会員は募集してませんが、参加希望の方はご連絡を!

ベツバラ - 2008年04月13日

食後のデザートってなんで美味しいのかね。
私は基本的に甘いものはそんなには好きではありませんが、食後には食べたい派ですね。
洋菓子、和菓子にかかわらず良いですな。
まあ、ちょっとご紹介しようかな・・・。写真は私が食べた時のもの。

まずは京都祇園中村楼の会席の水菓子。
京焼の鮮やかなブルーにプリンと剥いた巨峰に黒豆金箔添え。美しいし美味しかったね。
餡子が程良い甘みで完璧。

次は今は無き沼津の大好きだったケンブリッジの森のプリン。
ホイップした生クリームの甘味はほどほどに、カラメルソースも良い。
良いお店でしたね、ほんと。

さてさて湯河原アメリカンクラブハウスのアップルパイのブラックチェリー添え。
熱々のアップルパイに冷たいアイスが・・・。いいでしょ。
まあ、大学時代はここにはまりましたね。こってりのスペアリブの後はこれがいいのですよ。

あとは・・・京都二年坂のかさぎやのぜんざい。
『甘党の素通りできぬ二年坂』ってなもんで、本当に美味。甘さは控えめです。
雰囲気と空気感が最高。食後もあっさり食べれますよ。

そして、熱海クレールのババロア。
私は牛乳が苦手ですが、これはフルーツたっぷりで美味しいんです。
私にとってはいつもの味。これを食べて食事終わりましたってな感じ。

最後は熱海の人気居酒屋のココナッツミルクの杏仁豆腐。黒蜜ときなこが絶妙。
これもこの店の人気メニュー。私はココナッツはあまり得意ではありませんが
この食感はいい感じ。是非お試しを!!

最近このブログを見た友人から『あんた毎日食べ歩き人生?』って言われました。
別にそんなに食べてはいません。普通です・・・・。
それに正直に何でも書きたいし、もちろん自分の悩みとかも。
そんなにいいことばっかり書いてもね、政治家のブログじゃあるまいし。
良いとこの宣伝してもしょうがない。私のありのままの気持ちですよ。

春の賞味会 - 2008年04月16日

午前中は事務仕事でなんとなく忙しくしてる。
三時過ぎ、今日は何か予定があったはず・・・・!沼津東急の春の賞味会だったことを思い出す。
すぐに日本料理 源氏に電話を。
『今日は賞味会でしたよね、ご招待状頂きながら忘れてましたが・・・』
私の声だけで『あ、もしかして熱海の坂本ぶでん様でしょうか?』の返事!
こういった応対は嬉しくなりますよね。そんなこんなで6時からの春の賞味会へ出席することに。

沼津東急の日本料理 源氏は数年前から月に何度かは通ってます。
窓から見える狩野川が美しく、窓辺でゆっくり日本料理をいただくのは気持ち良いひととき。
入口で大谷板長と接客の責任者の山田さんが迎えてくれました。
この山田さんがいつも快い接客をしてくださるの。
他の皆さんもいつも着物姿で凛とした良い空気なんです。今日の電話は長島さんでしたか、感謝。
テーブルに着くとお品書が・・・うん、なかなか楽しみだよ。
満席の様子。ご夫人方や老夫婦が多いようです。みなさんの空気で楽しみなのが分かるね。

大谷板長が挨拶。今日はかなり自信があるようだね。さてさて、始まりました。

先付の子持ち昆布の味は丁度良いね。私好みです。

楽盛りの穴子桜寿司は最高。桜の香りとアナゴの柔らかさが見事にマッチ。
サザエの木の芽味噌焼きはサザエ独特の苦みが、木の芽味噌の甘味とうまくからんでる。
とにかく美しいね。芸術品のようでした。

お椀は鯛の白子包み。鯛はもちろんタラの芽の苦みが春を感じる。
小さな椎茸も手を入れてしっかり塩を利かせてる。ただ茹でた椎茸じゃあないね。さすが。
お造里は平目、縞鯵、鮪、サヨリ。サヨリは甘くて旨い!鮪も赤身とトロとがいいね。
平目もエンガワがコリコリ。どれもかなり良かったですな。
煮物は牛肉の味噌煮。箸で肉がホロホロと柔らかい。
春の筍は柔らかい、シンプルのようでとても手が込んでますね。

メインの焼き物。
伊勢海老の雲丹焼き。とにかく見ての通り雲丹が結構多くて、伊勢エビと雲丹の甘味が溶け合う。
イヤー、想像以上の旨さ。素材が良いとシンプルでも素晴らしいですね。

蒸し物はフォアグラの茶わん蒸し。フォアグラもしっかりフランべしてあり良いよ。
味はしっかりしていて私好み。まあ、今日は尿酸値は気にしない。
食事は握り寿司。東急の寿司は酢飯がちょっと甘味があって旨いよ、本当に。
そこらへんの寿司屋よりいい味。
留め椀は鯛の潮汁・・。身がしっかりで旨いうまい。
最後まで緊張感ある内容の料理でした。
値段の割にはかなり頑張りましたね、東急さん。
最期は奥村パティシェの特製デザートとコーヒーでした。

まあ、最近東急の和食は味が落ちたのではと知人は言ってましたが、大丈夫ですよ。
ただ、昼の簡単な食事もこのくらい板長には頑張って欲しいと伝えました。
まあ、気持ちの良い食事でござました。ちなみに一人は私だけでした(笑)。
あと、友人から毎日食べてあんた絵を描いてるのかい?って心配が。
もちろん描いてますよ。絵描きが絵を描いてるブログ書くのは嫌なんで。
もちろんたまにはそんな紹介もしますがね。

熱海の夜・渋谷の夜・・・ - 2008年05月06日

昨晩は展覧会の片づけを終え、10日ぶりに森ちゃん寿司へ。
暖簾をくぐると『あ~先生、今日は連休でもうネタ無くなっちゃたけどぉいい?』
確かにもう12時過ぎ。『いいよ。』ということで大好きな森ちゃんムードに。
喉が渇いていたのでビールを注文したのですが、知人のT先生が福島旅行から日本酒を送ってくれたとのことでそれを森ちゃんが『飲んでみて』と心地よい茨城弁で。
二種類の大吟醸をいただきながらつまみを。
シメサバ、アジ、イカ、大トロ、赤身と結構あるじゃん・・・。
森ちゃんの大トロは最高なんです。
横に座った若いご夫婦と話が合い、その後もビールに芋焼酎と呑まされてしまい・・・。
でもとても楽しい時間でした。最後はいつもの締めのトロタクの巻物を注文。
『ゴメーン、先生。たくあんが無いんだよぉ。変わりに海老マヨ巻こっかぁ?』
車海老にマヨネーズは旨いよ。森ちゃん本当はマヨネーズなんか駄目だよって
言うんだけど、僕はいつも無理にお願いするの。ありがとう。
熱海の夜は人情に心が癒されるんだ。

さて、今日は朝から茶房月の渚に昨夜に森ちゃんで出会ったご夫婦が来てくださる。
御主人はこれから飛行機で単身赴任の広島に飛行機で行くとか。
熱海は年に3回泊まりに来るようです。
再会を願ってお見送り。
13時に熱海駅に。今日明日はわが社の視察研修です。
13時27分の新幹線で都内に。パートナーDとカズヤ君と三人での視察は初めて。
渋谷に出る。研修視察って何すんの?って思うでしょ。うん、まあいろいろなお店の
ディスプレーや食事をいただいて空気を感じることだよ。
私は今、絵描きとしての活動のほかに飲食の環境・メニューコーディネートもしてるんです。
実は・・・・。
もちろん専門分野ではないけどね、私の感じる絵描き坂本の空気感で提案。
まあ詳しくはまたそのうちに。ハハ。

有名ブランドのディスプレイはもちろん、小さいお店も可愛くしているよね。
こんな空気を熱海にも取り入れたいな。
そんな感じでぶらぶら今日は天気が良くて暑いんだぁ。
かなりの店を見て、目的の人気飲食店に。
外観はなかなか良い感じ。

メニューも考えてあるよ。

多少は勉強になりましたね。
その後、カズヤ君は新幹線で自宅に帰りましたが、僕とDは次の目的の店に。
ここはDが昔、勉強してた店。確かに入り口から良い感じ。

スタッフもいきいき働いている。メニューも素晴らしい、空気感が最高。
どれを食べてもかなりのレベル。お客さんの笑顔があふれているんだ。
こんなお店が熱海にあれば・・・・・良いでしょうね。
ここではかなりの収穫がありました。Dと僕が一緒に行くところは必ず良いことがあるよね。
他にもショップなどを巡り渋谷の夜空気を感じました。
その後は今日のまとめをして休みました。


かねちゃんの蕎麦 - 2008年05月19日

午後は銀行へ。
絵描きの仕事はいろいろありますよ。何しろ仕入、制作、販売、営業、経理事務まで
すべて自分一人でやるんですから。もちろん絵描きとしての仕事。
絵だけ描いていても誰も売ってくれないし、私の絵は他の人には描けないしね。
描いたものを自分だけで満足していてもしょうがない。
絵描きは食えないで、もくもくと描いているのが美談のように思われるけど
そんなことしてたら税金も払えませんから。
『若い絵描きは絵を売るな』なんておっしゃる方も少なくありません。
日展で特選とるまでは個展するなとか。何で?
特選なんていただける幸運も実力もなかなか簡単ではない。
なんか、世の中の人間は自分より貧しい生活を美談として楽しむ傾向があるけど
僕には関係ない。
生意気と言われようが、僕には自分の信念があるから。

銀行の帰りに後輩のかねちゃんが経営する蕎麦 利休庵へ。
26歳で熱海の一等地に店を構えたかねちゃん。
店はとてもいい空気。デザインもいい感じ。
なめこおろし蕎麦をいただきました。

かねちゃんの世界がつまった蕎麦。
味は私は甘いつゆが好みなので、私には少し大人過ぎるのかな。
都内の有名店で修行をしてふるさと熱海で開業。立派だよ。
若い人が頑張るのは嬉しいもんね。
今度、店の中で何かコラボをしようと計画。
来月には実現予定です。お楽しみに!

夜はまた下田が来ました。
今日は私のアトリエにてJCまちづくり委員会の小委員会。
夕食は二人で近所に。
下田よー、毎日一緒に御飯食べてないかい?
これも今の人生の大切な瞬間なんでしょうね。
なんでも話せる隠し事のない親友はかけがいのない大切な人ですね。


給食だけなら命も長らえる - 2008年05月21日


普段が朝は遅いので、小学校の授業の日は朝がちょっと・・・。
今日も桃山小学校での日本画教室。
しかし、小学生はパワーで溢れていますね。
『坂本先生!よろしくお願いします!!!!』廊下を歩いているとみんなから大きな挨拶。
いやはや気持ち良い!これで元気がでます。
今日はゴールドアフレアという絵具を膠と混ぜて画面を金色に。
子供も大人も金、ゴールドには目をギラギラさせてる(笑)。
かなり真剣に描いてましたよ、みんな。


しかし、子供たちってなんでこんなに真剣に頑張るんだろう。
素敵だよね。みんなが良い方向にいって欲しい。
次回に仕上げます。
さあ、4時間の授業を終えて給食の時間。
なかなかこの歳になって給食をいただけるのは貴重だよね。
食べたくても食べれない食事ですから。
今回は4年の子供達と一緒に。


しかし、子供はこの量で足りるのかね?
僕らの子供のころはパンや牛乳の量は希望で多くできたけど。
原料も値上がり、給食費未納など問題はありますが、子供たちには充分な量を食べてほしですね。
私としたら、毎食このような健康的なメニューだったら今の体重も半分になって
長生きできそうな気がしますね、ハハハ。

午後はアトリエに呉服屋の中西常務、お世話になってる元西松建設部長の影山さんの奥様など
来客が4件。楽しい会話に花が咲きました。
夜は僕の会社のスタッフで同級生のYから電話があり、焼肉秘苑に。
健康的な生活は来月に持ち越しです。

横浜散歩 - 2008年06月04日

昼過ぎの新幹線に乗る。
今日はカズミ夫婦との横浜食ツアー!
今回のコンダクターはカズミの美しい奥さんのトモちゃん(^v^)。
トモちゃんは結婚する前は横浜でお育ちでしたから横浜は庭。
『たけちゃんに食べてもらいたいパンケーキとお蕎麦があるよ』っていつも
話してくれていたのでね。
天気も良いし最高の美食散歩日和。
こないだの初島も前後は雨。今回も晴れ。三人は晴れ男女だね!

新幹線車内から『今日は朝から何も食べてないからお腹すいたあ~』を連発のカズミ。
モトヤのパンケーキを10枚は食べると意気込んでる。
石川町駅に着きさっそくトモちゃんおすすめのパンケーキの店 モトヤ へ。

確かに素敵なお店だね。看板もカワイイ。中には人が並んでる。
15分三人でイスに座って待ちました。
さーてと、順番が来てランチタイムです。

風も気持ち良いのでテラス席に。女性ばかりでした。
すぐそばには高速や道路があったけどあんまり気にならなかったね。
三人でそれぞれ味見したいので別々のランチコースを。
まずはとりあえずビール!

カズミはチーズオムレツ、トモちゃんはサラダ、僕はスクランブルエッグとソーセージのランチを。
もちろんどれにもモトヤ特製のパンケーキが3枚ついてました。

どーですか!美味しそうでしょうって本当に旨い!!!
メープルシロップをたーっぷりかけていただきました。シロップはおかわりまでして(笑)。




サラダはアボカド。どれも味付けはさわやか。素材を生かしたシンプルな味。
パンケーキを主役にしてますね。さすが。
別注でハンバーグプレートも。これもなかなか。

でもカズミの頼んだチーズオムレツが正解でしたね。今度はオムレツにしよーっと。
10枚食べると意気込んでたカズミ。実際は5枚でした。
まあ、次もありますから良いじゃん。

そして元町を散策。

良いカップルですね。いつも僕はこの姿を羨ましく拝見してます、ハハ。
まずはタオルサロン カラカラへ。
帝国ホテルの地下にあるのは知ってました。
イヤー僕の好きな色がいっぱい!
カバン、ハンドタオル、母にエプロンを買いました。

名前の刺しゅうを頼みました。BUDENって。

カズミに『あんたの買い物は見てて気持ちいね~!』って。
そうですね、僕かなりの買い物好き。そこらの女性より時間もかける。
買うときは気に入ったものはバンバン買うよ。
買い物も出会いだから。どこかのフリーマーケットでもかわいい小さいウサギの吊るし雛を
500個まとめて買いました。その方も一生懸命に作ったんでしょう。
でも売れてなかったの。可愛いのに。
聞いたら今日売れないと困るって言うからさ。まとめて。
こういった人間は騙しやすいって思う?そんなことはありません。
話がずれました。

元町は良いですね。熱海もこんな空気感になったらいいのに。
20軒ぐらいのお店を見ました。可愛いカードも買いました。
とあるカフェでお茶を。

今日はかなり歩いてるよぉ。
喉がカラカラ。クランベリージュースを飲む。

そのあと、バーニーズニューヨークへ。
ゆっくりショッピング。ルームフレグランスを買いました。

最期の目的地の蕎麦屋に向かって歩く!ちょっと僕の提案でタクシーに・・・。
まあ、少し休憩だよ。
横浜駅のそごうへ。トモちゃんがコンタクトのお店に行ってる間にカズミと二人で
Loftへ。大学時代は池袋のLoftには毎日行ってました。
一周して僕たちの目に留まったのは健康快適グッズコーナー。
ゲラゲラ笑いながら30分以上いろんなものを試したよ。
肩こり、足つぼ、フットケア、ダイエットなどなど。
そして僕は知人にお土産を購入。カズミもいろいろ買ってました。

もう7時半!最終目的の蕎麦屋に急ぐ。
歩いた歩いた。でも今日は心地よい疲れ。

トモちゃんおすすめの蕎麦屋はいい雰囲気。
店名は 角平
見た目で美味しそうな気が流れてました。
しかし、トモちゃんはかわいいおしゃれなお店からこういった渋い店までさすがです!
普通の女の子は可愛いものばかりやおしゃればっかりに行く傾向がある。
さすがカズミの奥様と言うべきか!美食の神髄がお解りです。
ここでもまずはビール!
歩いたあとのビールの旨いこと。ほっとしたよ。

鳥刺し、だし巻き、ミニ天丼をつまみに。

鳥刺しはそば茹で湯がいてあった。ほんのりそばの香りが海苔とあう。
だし巻きもいい味。特に旨かったのは天丼のたれ!
濃くて最高!天丼はたれがあっさりは最低。熱海では渚の木村は天丼はいい味だと思う。
お待ちかねの ミックス大つけ天。

海老の天ぷら、貝柱と海老と三つ葉のかき揚げがついてる。

このかき揚げが ごっちり した歯ごたえ。
僕のごっちりという表現に三人納得。
蕎麦つゆにつけても崩れない、旨い!
このつけ天は蕎麦つゆが温かいの。これもいい感じ。
大もりをぺろっといただき完食。
本当に美味しい蕎麦。帰りに厨房を覗くと若い修行中の職人さんがいっぱい。
これを見ただけでもこの店の空気は解る。

9時過ぎの新幹線で熱海へ。

『今日も美味しいものいっぱい食べて幸せだったね』とトモちゃん。
今日も幸せ満喫の散歩でございました。
あ、Dへおみやげに大好物の崎陽軒のシウマイ買うの忘れたー!


食べる大切さ - 2008年07月22日

絵を描くこと、食事をすることは同じであって良いと思う。
いや、同じでありたいね。

空気を吸う、目が覚める、そして食事をして、絵を描く。
絵を描くことはときには苦しみであり、幸せであり・・・・。
でも空気を吸うように、脳みそが悩まないものでありたいな。

美味しいものを美味しく感じるのは素晴らしい。
普通であって、普通に感じない自身の修行かも。
宇宙の摂理に赴く儘はつまらないよ。

コンビニの前で座り込んでカップラーメン美味しそうに食べてる若者たち・・・。
そんな彼らが自然の美しさや、天然素材の美味しさを理解できるのだろうか?
くるくる回る寿司だけが寿司としか知らない子供は環境を恨まないでほしい。
料理は冷蔵庫と電子レンジだけでできてると思わせない食事は大切なんだ。

夏には夏の、
冬には冬の旨いもんを食したい。

食べることは人間の欲求。
時にいやしく思うこの欲望は、命と直結してる大切な感情。
細胞が欲しがってるんだよ。仕方ないことなんだ。
食べることの幸せは美しいし、素晴らしい。
生きる大切さにつながるんだよ。
僕が感じる食の理想かな。

コロッケとトロタク - 2008年08月11日

朝からなんだか忙しい。
JC関係で書類にサインが必要とかで・・・・。
本当のこと、今朝まで考えましたよ、どうしようかと・・・。
まあ、順番と言われれば仕方ないですし、同級生で幼なじみのターボーからの頼みでは断れないしね。
何のことか解らないでしょ?
まあ、人生忙しい時は忙しくなるってことです。

JCの鎌田君、古株さんに会いひと段落。
その帰りに中央町の多田肉店へ。
ここで肉を売ってるのは最近見たこと無い。
昔は豚肉のかたまりみたいのを冷蔵庫で見ましたが、ここ最近はないね。
今は多分人気のコロッケが中心のようです。
昼前でしたが、僕の前の男性は大量に買っていましたね。

小学校時代は50円だったコロッケも今は75円。
でもじゃがいもたっぷりで懐かしの味。
砂糖が多いと旨く感じますが、ここのコロッケはあっさり味。
中濃ソースを多めにかけて食べるのが僕は好きだよ。
メンチは玉ねぎも多くて、玉ねぎの甘さが肉とのバランスを良くしてる。
もの凄い旨いってことでなく、小さい時から食べてるから懐かしいんだよね。

お祭りの神輿の時は休憩時に多田のコロッケを出すのが定番。
今年はコロッケ80個、メンチ80個が3分で完食!
今日はね、コロッケ3個とメンチ3個を買いました。

まるまるして揚げたては旨いよね。
本当はその場でひとつ食べたかったけどさ、目の前にバスも停まってたし
食べたりしたらすぐ噂になりかねないし・・・。
『ブデンがまた食べてるって』(笑)。
家に持ち帰る。
茶房月の渚に、僕の後援会(ブデンの会)の初代会長の南さんがご夫婦でいらしてた。
『たけちゃん!写真集ありがとう。』
南さんは以前も絵を習いに来てましたが、今月からまた勉強にこられてる。
本当に絵は上手いし、勉強熱心だよ。
写真集を見て勉強したいってアトリエから10冊持って帰ったの。

南さんとメンチをおかずに昼食を食べる。
そうこうしてるうちに3時。家にもどり、個展の準備をしました。

夜、同級生の天ぷら鶴吉のK君から電話が。
久々に森ちゃん寿司へ行こうということになった。
そうね、僕も本当に久しぶり。

暖簾をくぐると『おーぅ、せんせい いらっしゃーい』と森ちゃんの声。
つめたーいビールを。ヒヤーうまいねぇ!
言わずともタコが出てきました。塩でいただく。
つまみで〆サバは醤油をつけずに酢橘とガリで、カツオをニンニク生姜で。
ご自慢の穴子は炙って塩と酢橘で。
とろける穴子は最高でした。

『あのね先生、アジを手でおろしたのを酢洗いで食べてみる?』と森ちゃん。
アジの刺身を酢にくぐらせ食べる、旨い!
さっぱりとしてアジが口から流れるように胃袋に。
K君とあっという間にビールを3本。
『先生好きなたくあん出しましょか?でも先生、塩分とり過ぎて血圧だいじょぶ?』
美味しいもんを食べるときは血圧なんか気にしないですよぉ。

握りは甘エビ、アカガイ、コハダ、サバ、タコを。
『夏向きの巻物つくろっか?』と言うと森ちゃんはコハダとガリを巻いてくれました。

コハダのガリ巻き。
さっぱりとして本当にさわやか。夏バテした人にもお勧め。
『じゃあ、〆にトロタクを!!』
そう、このトロタクは言わずと知れた森ちゃん寿司の代表の味。
大トロと特別なお寺からのたくあんを巻く。

これを食べなきゃ森ちゃん来たと言えないよ。
相変わらず旨い!!
K君も満足そうな笑顔に。
その後も森ちゃんと熱海の昔、森ちゃんが東京銀座で修行していた話で盛りあがりました。
気がつくと1時過ぎ・・・・。
ビールも森ちゃんから2本サービスしてもらい5本も飲む。
帰りにはたくあんと冷麦のお土産までいただき、尿酸値を気にしながら家路につきました。

やっぱり森ちゃん寿司は最高だよ。
はじめての方はメニューも値段もありませんからね。
誰かのご紹介でどーぞ!

久々の焼肉例会 - 2008年08月23日

なんと、実に一か月半ぶりの焼肉例会。
多い時は週に2日もやってたのに。なんだかんだとみんなの予定が合わずに延びていた。
カズミとトモちゃんは定期的には行ってたらしいけど、皆では久々だねぇ。
忙しかったのですが、なんとか時間をつくって出かけました。
今回は下田の店のスタッフのゆりちゃんと彼氏のおぐちゃんも参加。

どうです!この見事なタン塩を!
続いて上カルビ!いつ来ても素晴らしいお肉ですよね。


みんな黙々と食べて飲んで・・・。
6人いると話も弾む。お互いの生活感が伝わって楽しかったよ。
店のおじさんが個展の案内状を店内のお客さんに配ってくれた(笑)。
帰りはいつものカフェでスイーツを楽しみました。
こんな毎日では痩せられっこないよな・・・。

バーべーキューと鰻 - 2008年08月27日

『おはようございます!たけさん、もうみんな待ってますよ!』と、みかんの木の藤間君から電話。
え!そう言えば今日は町内親睦会のバーベキュー。
連日の制作やらですっかり忘れてた!
急いで支度をし、10時に車で三島の卸団地・食遊市場へ出かける。
調味料、野菜、果物、お菓子やメインの肉や酒など12万円分を買いました。
もちろん大蔵省(ちょっと古いか)の僕がいつでも主導権を握ってるので(笑)、
僕の好みで買いましたよ。



買い物を終えても積むのに大変でした。
しかし、みんなでの買い物は毎年楽しい。
今年は僕の好みで山梨の藤稔の巨峰を。美味しいと思う。
さて、買物のメインは函南のとある鰻屋での食事。
夜はバーベキューだってのにみんなモリモリ注文。



ウナギに天ぷら、刺身に天丼。ある先輩はステーキを注文!
夜はバーベキューでしょ?まして、すべて特上カルビを数キロも買ったのよ。
まあ、いいよ。
でも、鰻は三島のすみの坊が一番ですよ。
あとは小田原の友栄!ここのとろける鰻は超美味!!!
あ、鰻談義はまたにします。大好きなんで鰻❤


心配した雨も降らないで楽しいひととき。

子供達も大喜びでした。
で、肉の人気はもちろん今日の最人気はやはり僕のチョイスの冷たくした巨峰でした!


帰り道の反省会 - 2008年09月08日


個展の後の楽しみ、いや反省会は毎日行いました。
家にすぐ帰って寝てしまうのは僕は駄目なんですよね。
この日はいつもお世話になっている本町うなよしへ。
実はこの土曜日は朝からもの凄い熱。39度もでてふらふらでした。
会場に行けないんじゃないかと思ったくらい。
朝早く、私の後援会の副会長の河西内科循環器科クリニックの河西先生にメール。
『ぶでんさん、すぐ来れます?』
開院と当時に入ってスペシャル注射をしていただき、数時間で回復!
お医者様は神様ですよね~。皆さんも是非スペシャル注射お試しください。
先生のこれはすごく元気になりますよ!
・・・・・・・・てなことで、栄養のために鰻を食べました。
鰻の美味しさはもちろん、ここのは刺身がいいんですよ。

初日はいつもの焼肉屋、この日は鰻と美味しい食事をしながらの反省会は話も弾む。

日曜日は母と三島のHさんと駅前の寿司屋へ。
先日お亡くなりになったご主人様のお墓を建立する石碑の文字を頼まれました。
『我が人生に悔いなし』と書いて欲しいと。Hさんらしく素敵な言葉。
その寿司屋、寿司は僕の好みではなかった。
でもこの水菜と桜エビのかき揚げは旨かったよ。
月曜日はYさんと彼氏のシゲキさんと三島・すみの坊へ。
着くと何人かの知人にお会いしました。さすが大繁盛。
ここは私のギャラリーでもあります!
入口の鯉の滝登りに始まり、各部屋など全部で10点の作品が展示されています。
作品はまたアップします。
もちろんウナギも美味しい。お客様もあふれていますよ。



僕のおすすめデス。
鳥のサラダ、カニ玉、揚げ出し豆腐です。
この3品は是非食べてほしい!カニ玉はあんの酸味と甘みのバランスが見事。
揚げ出しはとにかくウマ過ぎ!
そんなこんなで毎日反省会。
カロリー計算が怖いけど、これも個展の楽しみでもあります。

利休庵と僕 - 2008年09月30日

熱海の銀座通りにお気に入りの蕎麦屋がある。
利休庵。

中学の後輩が経営する蕎麦屋です。
僕がカネちゃんって呼ぶその主人はなかなかの勉強家。
店もセンスは良いし、蕎麦もかなり旨い。
某有名放送局の会長もお忍びで通うほど。
最初はつゆが僕には濃いかなって思ったけどね、今じゃあこれで無くてはいけない。
尊敬する池波正太郎先生じゃあないけど、蕎麦屋での楽しみはいろいろある。
それはこの店では叶うんだ。
今日は昼食にアナゴの天ぷらとせいろを注文。
あなごはつゆにつけずに、塩でいただく。
旨いんですよ、てんぷら屋の天ぷらでなく、この蕎麦屋の天ぷらはちょっと冷めても旨い。
日本酒をちびりとやりながら、てんぷらと湯葉を食べる。
これは格別!

『坂本さん、多めにしときましたよ!!』
言わずとものこのサービスがいいよね。
ちょっと待つけど、ここのそばは是非食していただきたい。

僕の最近一押しの憩いの場でございます。


ATAMI LOVE! - 2008年10月01日


熱海に生まれ、熱海に住む。
熱海を愛するってことは大切ですよね。

どこに行っても熱海に帰ってくるとこんな良いところは無いんじゃないかと思う。
熱海大好き!熱海最高!
それを何かに形にしたいと日々思っています。
と言うか、間もなく実行します。
お楽しみに!!

絶品!ハンバーグ牛スジの煮込み - 2008年10月02日


熱川教室に通って早10年。一か月に二度は伊東線に乗ってきた。
でも、この南伊東の駅に降りたのは初めて。

この駅の界隈に美味しいハンバーグを食べさすお店があると聞いて出かけました。
と言っても、実際は仕事です。
ここのスタッフの人に仕事の用事があったのです。
12時過ぎに店に着いた。
僕が初めの客だったらしく、店内は入ってもスタッフさえいなかった。
『よろしいですか?』と二度の大きな声でオーナーシェフが出てきた。

店内は狭いながらも清潔感がある。
壁の山の写真と現代音楽はもったいない感じがしました。
今日のランチはハンバーグと牛スジの煮込みだったので注文。
そのほかにスープ、魚介のマリネとパスタを注文した。
なかなか来れない店では少し多めを注文したいのが僕。
だって、何かに発見があるかも知れないからね。


マリネ、かぼちゃのスープもまあまあ。
スープは僕には少しミルクっぽかったかな。
前評判の高かったハンバーグと牛スジの煮込みがテーブルに。
見た目はかなり良さそう。


確かに旨い!
盛り付けは繊細でないまでも味はこの辺でもかなり良いのではないか!
はじめてハンバーグをおかわりしたいと思った作品でした。
ハンバーグの上に少し乗った牛スジも素晴らしい。
これで1000円強のランチは凄い。
熱海にあったらかなりはやるよねーとか静かな店内でスタッフのK君に話す。
最後はツナとナスのトマトパスタ。
これも良い味だった。

こんなに美味しい料理でも、場所や店内の内装・音楽で次回に来ようと思う気持ちは難しい。
商売は難しいものですね。

食事を終えて仕事の打ち合わせで急ぎ熱海へ戻る。
夜はJCの次年度理事のセミナーとやらで終わったのは12時過ぎでした。
今日も忙しい一日でした。


湘南の風と婚約 - 2008年10月12日

朝、友人のKから電話が入る。
何でも久々の休みだからドライブでもしようと言うことになった。
本当なら日展出品でバタバタしてる頃、
申し訳ないとは思いながらも秋の湘南の風にでもあたろうと出かけてみる。

湯河原から旧道に入って海の見える場所に僕の大好きな ナン を食べさすコート・デュ・サラがある。
ここはそうね、今から約10年前にお世話になっていた不動産屋の社長から紹介された店。
親友のカズミ夫婦も僕が紹介してから時々来てるようだ。
ここのホールを取り仕切る後藤さんは、息子さんが僕の大学(日芸)の後輩でもありとてもよくしてくださる。
休日はいつも満員なので熱海ビーチラインを通るころに電話で予約。
『もしもし、あのー、今日は空いてますか?』との問いかけに
『あ、坂本さんですね!お席ご用意しておきます!』と後藤さん。
僕の声としゃべりに特徴があっても、名前を言わずに一年ぶりの客を判断するのはプロ!

旧道のくねくね道を通ると左手に白と黄色で装飾された店に到着。
後藤さんがお迎えくださる。
しかし、私とあまり変わらない息子さんがいるご夫人にはいつ見ても見えません。
本当にお若いですね。

二階の海の見える席に着くとチャツネが用意された。

さっそくご自慢の魚介のカレーとナンを注文。
今日のおススメにさんまのグリルがあったのでそれも注文する。

席の横でたくさんの香草と一緒にさんまが調理される。
香りが素晴らしい!


熱々のできたては見るからに旨そうだ。
やはりできたてのプレーンナンにのせていただくのは最高!

どうです!この大きさ!味も抜群です。
そして魚介のカレーが。素材の旨味が凝縮されながらもあっさりとした味。


最後にアップルナンをいただき御馳走様。
そうね、ここなんかは場所は非常に悪い。
でも、なんか来たくなるんだ。商売とはやはり難しいもんです・・・。
後藤さんに見送られながら湘南方面に走る。

知人の陶芸家の工房兼展示場におじゃまする。

その後は気持ち良い風にあたりながら心の洗濯。
夜は同級生のフミコと空間デザイナーの彼氏に会う。
『たけちゃん、私たち結婚することになりました』
え、本当!まあ、そうなるとは分ってたけど良かったねぇ。
友の爽やかな報告も僕の心をきれいにしてくれた。

食べるということ - 2008年10月13日

人間って何で食べないといけないのか?それは生きていかなくてはいけないからさ・・。

種族を残すための性欲と生きるための食欲は大切であって卑しく思うのはなぜか?
まあ、特に食欲ってやつは生まれたその瞬間からオギャーといって欲するよね。
生きなくてはいけないものだから。

僕もこのブログを書いていると、あんた毎日食べ歩き生活かい?って言われる。
確かに絵描きのブログだけど食べ物三昧だね。
それで良いの。僕の空気を解って欲しいから。

みな、食べない日ないでしょ?
何を食べるかがそう感じるんだろうね。
卑しいと言われればそうかもしれないけど、一生懸命食べたい。
一食、一食を大切に食べたいの。
お腹がいっぱいになれば、カップめんでも料亭のうどんすきも同じかもしれない。
でも、大切にいただきたいの。

飽食の日本人はあれがうまいのこれはいけないのとは
飢餓に苦しむ国の方には申し訳ないけど、僕は明日死んでも悔いのないように
大切に食べたい。

まあ、結局は食いしん坊なのかもね。
今日はチェーン店のステーキを食べる。
帝国ホテルの嘉門も旨いけど、これもまあ、なかなかのもんでした。


新しいスタッフと鰻 - 2008年10月15日

本来なら今日は日展の搬入日。
朝から悔しくて情けなくて・・・・。でも、新たな気持ちで朝を迎える。

朝は11時に新しいスタッフのタカが来る。
今日から毎週水曜日は僕の手伝いなんだ。手伝うと言っても外回りが多くなると思います。
絵をお納めしたり、お客様の所に伺ったりと・・・・。
車の運転ができない僕にとっては大変助かりますよ。

朝はアトリエと教室の掃除を手伝ってもらい、
午後は、先日の個展でお世話になったお客様のところに絵の搬入とあいさつ回り。
熱海市内を数か所まわり、三島へ。

三島ではすみの坊の社長に絵を届けながらお昼をいただきました。
ここの鰻は本当に旨い!お昼は『うな太郎』といってこのうな丼がなんと1000円!

社長はほんとに太っ腹ですねー!
で、この握り鮨は740円ですよ!

鰻はもちろんここは寿司や刺身の鮮度も抜群。
ランチは是非行ってみてください!
僕の絵も15枚ほど飾ってありますし。

新しいスタッフも良く頑張ってくれてます。
まあ、調理もそうかもしれないけどね、絵描きの生活は難しいから。
たまご焼き作るように絵は描けないし、580円の生ビール頼むように絵の注文はとれないから。
仕事とはどちらも非常に難しいけど、頑張って欲しい。
Dと僕の戦力となってくれることを期待します。

今日は新たな一歩の一日でした。

秋の賞味会 - 2008年10月16日

熱川教室から帰って、すぐに沼津へ向かう。
今日は沼津東急の秋の賞味会に招待されていた。
前回は一人で参加したんだけど、食に興味ある友人を誘おうとカズミ夫婦、
下田、釜鶴のコウマ君を誘っていた。
平日だし、18時半からの開催と仕事があってみな無理そうだった。
で、結局コウマくんと二人で行くことになった。


東急の玄関はいつも花が美しい。
入り口では接客責任者の山田さんが笑顔でお出迎え。
『坂本さん、お久しぶりですね!』
そう、この頃なかなか来れなくて・・・。

席は少し奥まった二人には広い所を用意していただいていた。

先付けの錦和えは蟹の身もしっかりと坂本菊のほのかな香りが心地よい。


楽盛りは秋刀魚の小福寿司を中心に美しい。
ミニ大根のカーブと、海老の菊華寿司が彩のアクセントとなっている。
味は牛肉の松茸巻きが美味しかったかな。


お椀は茸汁だった。
松茸、しめじ、しいたけ、なめこと鱧が。
酢橘のアクセントにこのザクザク切ってある茸は良かった。
一番旨かったのはこれかな。


お造りは平目、まぐろ、カンパチ、鯛とボタンエビ。
これを醤油とドレッシングでいただく。
野菜も美味しくてこれにはビールがすすみました(笑)。

『たけちゃん、おれもう降参。おなか一杯だよ』とコウマくん。
あんた、これからがメインだよ、頑張んなさいよと僕。
僕もそうだけど、あなたも一店の店を運営する身。
ただ食べに来たんじゃあないよ、勉強ですと言いながら笑う。


煮物は菊花蕪。松茸に菊とちょっと重なり過ぎ。
この時点でこの餡の甘さが重くてちと残念。


メインの焼き物は柿グラタン。
熱々の柿のグラタン。初めて食しました。
そうね、中にはホタテ、海老などがどっさり。
周りは見ての通りの凝った演出。
煮物が甘かったし、この味付けも甘かったかな。
最後はちょっと重い感じした。


最期の食事にまったけ御飯だったらもう来ないよって思ったら
干し貝柱の炊き込みだったので安心した。


デザートのブラマンジェも美味しくいただきました。

今日は春に比べるとちょっと献立が僕にはうーんでした。
かなり美味しかったよ。
こないだの菊乃井が良かったからが、ちょっと凝りすぎの気がしました。
接客の若い女性はとても感じがよく良かったです。
あと、今回良かったのはお会計ね。
こないだは会計並んだの。ずらっと・・・。
やはり席でのお会計がスムーズだよね。

そんなこんなで大谷板長に見送られて風の冷たい夜の沼津へと・・・。

THE BLUE WATER - 2008年10月17日

昨日の続き。
コウマ君と東急の秋の賞味会を出て、和食の後にはカフェしようって近くの
ブルーウォーターに。

ブルーウォーターまで歩く最中も、
ここの裏道に旨いうなぎ屋があって、そこのぬか漬けが最高だよとか、
ここオペラは熱海のカフェキチと同じ藤原さんのプロデュースのお店だよとか、
このさきの地下にはパイとコーヒーの美味しい喫茶店があるよ・・・・・など話す。

『たけちゃん、よくそんだけ知ってるなあ』
と感心だのか馬鹿にされたのかの一言(笑)。
まあ、これも勉強ですから。
旨いもん食べなくて、旨いもんだす店屋ができっこないんです。

で、この10年くらい大好きで時々行くブルーウォーターに。
ここは静岡の超人気店ですよね。
何を隠そう、パートナーのDもここで調理をしていたんだから。
知人のMさんも友人の健君夫婦もここの出身。
そう言えば同級生の洋は結婚式の二次会ここでやったなぁ。

確かにここの空気は素晴らしですよね。
人気のあるお店には同じ匂いがするんですよ。
それに、全てのバランスが揃っている。
飲食としてもメニューも良いし、美味しい。立地もこの眺めと広さ。

アパレルも独自のルートか、並んでるものもセンス良い。
立地としても都内行くには遠い伊豆や沼津、富士界隈の
おしゃれな若者が買いたいもんは揃ってるし。
オーナーのA氏のセンスが光る抜群のお店です。

『何たのむ?カツサンドが美味しいよ』の僕の一言に本気で苦笑い。
彼女とデートには最高だねーと、そこも苦笑しながら秋夜のカフェでございました。


贔屓ということ - 2008年10月21日


僕はこのブログでも紹介してるように、高級店には行きませんが
自分が気に入った飲食店には何度も通います。

ただ旨いのはつまんない。
接客が素晴らしいだけもくだらない。
やっぱりバランスなんでしょうね。

今日はひさしぶりに さいとう に行った。
ここは一年前までは週に多いと3回は行っていたお店です。
魚屋直営で鮮度は抜群だし、安い。
なにかあったら僕は全てここでお願いしてました。
誕生会、お弁当から新年のおせちまで。
お客もどれだけ紹介したか分かりません。
だけど、ここのオーナーは面識もない。
ただ気に行ってたから通い愛したお店でした。

接客は本間さんの笑顔と、内山親方の気配りが最高でした。
『先生いらっしゃい。』という本間さんの言葉とともに、布のおしぼりとお水、お茶が出てくる。
普通は紙のおしぼりとお茶のみ。
僕は水を大量に飲むから、大きなグラスになみなみと水をくれる。
内山親方も、刺身は僕の好物のタコを多めにいれてくれる。
味噌汁の豆腐は嫌いだからさけてくれるんだ。
伊太利anも奥さんが接客の時は僕の水は言わずとも大きい入れ物に。
そういった心づかいがまた行こうって気になるよね。

お客を紹介しても、何らかのサービスをしてくれるようで、
それが目的ではないまでも、紹介した知人から電話をいただけば自分の店のように嬉しもんだ。
展示会も沼津まで足を運んでくれたり、気持ちが嬉しかった。
贔屓ってそんなもんだよね。

最近は親方が変わり、この一年で通ったのは今日で二回目。
本間さんは変わりなく嬉しい接客でした。
でも、内山親方、内田さん、本間さんの抜群のチームワークの昔が懐かしい。
今度はいつここへ来るのかな・・・。

旨いものも研究から - 2008年11月06日

友人の健君が働いてる沼津の九十厨という店に立ち寄る機会があった。
沼津でもかなり人気のお店らしい。
確かに接客、料理、空気何をとっても素晴らしかった。
この土地にうまくなじみながらも、時代をリードしてる感があった。
焼き物が名物ということで、無難な串焼き5点盛りを注文する。

これが620円!というくらいの美味しさ!!!
ほかのメニューもかなりの美味しさ。
素材、焼き加減、塩どれも素晴らしいバランス。
厨房は見えないが、それぞれの担当に分かれての仕事だろう。感動した。

かねてより、研究してきた作品も今日が初お目見えとの連絡が入った。
友人の店、蕎麦の利久庵。
入ると店主のカネちゃんが『完成しましたよ!さかもっさんが一番最初のお客さんです!』と笑顔。
何が完成したのかって?この 肉汁うどんです。

熱々の豚肉の入ったつゆに、冷たいしこしこのうどんをつけて食す。
店主はこのためにあちこちの有名店を食べ歩き、研究に研究を重ねやっと完成させたのだ。
確かに旨い!平日限定のこのメニューは是非味わっていただきたい。

どんなものも研究をして素晴らしい発表の機会を得る。
さて、僕も帰って絵の研究をしよっっと!

大人の隠れ家 - 2008年11月09日

僕が高校時代から通ってるお店。
大人の隠れ家?って何かと言いますと珈琲店です。
ショップカードにそう書いてあったの。

大人の隠れ家 珈琲舎 フレイバァ って。
とにかくここの珈琲は本物です。
実に旨い。喫茶店の息子が言うんだから間違いない。

3年ほど前までは、僕の沼津の絵画教室と同じ敷地内にあった。
本物の蔵で営業していた。
現在は少し離れたビルの地下に移ったが、以前の趣はそのまま。
髭のスマートなご主人と、ボーイッシュな奥様とお二人で経営されていた。
とにかく珈琲を淹れるのも無駄がなく、芸術の域に達した感じなんだ。
御主人は残念ながら他界されたが、今は奥様と娘さんとが変わらぬ旨いそれを淹れる。

今日は昼食にピザトーストを注文。
本当はミートパイを食べたかったんだけど、仕込みが間に合わなかったとのことでした。

ケーキもパイも自家製で本当に旨いんだ。
大切な友人だけは連れて行きたいお店です。


人気店のこだわり - 2009年02月25日

今日はスタッフのタカと外出。
12日から体調がかなり悪く、この日も正直出かける気力は無かった。
痛い痛いと痛みに耐えながらの外出。
タカも心配してくれる。

先日オープンした『おやじの蔵』の備品購入と、お客様への挨拶。
途中、以前から訪れたい人気店に立ち寄る。

三島のブルーベリー。
ここを知ったのは2年前。
生徒さんや、お客様からここの焼き菓子をいただきかなり気になっていた。
行こう行こうと思いながら、何となく忘れていた。
バレンタインにここのお菓子を二人から頂き、また感動。
三島の知人の評判もかなり良いので、勉強をかねていってみた。
場所は正直かなり悪い。市街地からは車で20分の山奥の住宅街。
でも着くと、若い主婦や、中年のご夫人がたくさん。

さすがでした。
中は甘党にはたまらない商品が!
それも購買力をそそるパッケージや空間。素晴らしかった。
私もお客様へのお土産にごっそりと買う。
どれも手を抜かないこだわりを感じました。

昼食はやはりプチ人気店でパスタを。

確かに味はなかなか。でも店は寂しい感じ。
味だけでなく、空間へのこだわりも大切なんですね。
やはり全てがバランスですね。

『いただきます』という言葉 - 2009年03月25日

いつも応援いただいている私の後援会役員でもある倉見様から
夕食の招待をいただいた。
先日、私の誕生会に参加できなかったからお詫びにということで
恐縮してしまったが、どうしてもということで伺うことにした。
お迎えのタクシーまで手配くださり、自宅から湯河原へ。

精肉店経営の『西湘』というステーキハウスに。
この辺も各市に一軒はステーキ専門店はありますね。
熱海の はまだ、伊東の池田、沼津も道潅かがりなど。
私は はまだは小学校時代は母と毎週行きました。
最近は都内に行くと便利だから帝国ホテルの嘉門へは行きます。
静岡センチュリーホテルのけやきも美味しい・・・・と、まあ店の紹介はいいとして。


ここの前菜はサーモンのサラダ。
中にはカニ肉とマヨネーズの和えものがあってなかなか。
前菜メニューも豊富でしたが、また来たときの楽しみにします。
私以外はヒレを注文、私はやはりサーロインですね。

演出はステーキハウスならでは。
慣れると驚きもありませんが、向かいの若いカップルはワーワー喜んでました。

さっそく焼きたてのお肉をいただく。
非常に美味しいお肉でした。
数日前、ある先輩がいただきますって誰への感謝?って聞いてきた。

『私の命を生きながらえるために、ほかの命をいただくその感謝だよ』と。
知ってはいたものの、そんなことは忘れていた。
それを思いながら大きな声でいただきますって言うようにしている。
大切な言葉だと思いますね。

森ちゃん寿司 - 2009年03月27日

今日は朝から来客やら打ち合わせやらでバタバタしていた。
午後は熱海第二教室、その合間も来客があり資料作りなどにおわれた。
僕の仕事は汗水たらして大忙しってことはありません。

絵描きの仕事を理解してくれるのは、絵描きの家族か画商さんくらいですね。
のんびり絵を描いて、ぶらぶらしてるとしか思われないのは仕方ないです。
もちろん、制作の行き詰まりやら精神的ストレスはあります。
僕の癒しはですね、好きな場所で美味しいものを食すこと。

このブログでも紹介しましたが、僕の熱海で一番好きな店を詳しく紹介します。

『森ちゃん寿司』です。
え、もりちゃん?って聞かれますが、正式名称が森ちゃん寿司なんです。
まあ、観光客やはじめてのお客さんは入りにくいかもしれません。
メニューも値段もありませんから。
電話なんかで問い合わせしても無理でしょうね・・・。
『もうネタなくなったからゴメーン』と言われちゃうのかな(笑)。
芸能人や野球選手もお忍びで来ますよ。
熱海の美食家は皆集うお店なんです。

僕が頻繁に行くようになったのは5年くらい前でしょうか。
やはり、人の紹介で。
それからは多いと週に4回は通います。
そうですね、正直いってお店は立派な作りでもないし、ピッカピカとは縁遠いです。
でも、とにかく好きなんです。
ネタの良さはもちろん、接客のこだわりというのでしょうか。
僕もホントに親しい友人しか紹介したくない。

常連さんの好みや空気をよんでくれる森ちゃん。
先日も『あ、なんか今日はつゆ物が飲みたいな』って友人と話してたら、
めったにつゆ物作らない森ちゃんが『潮汁だよ先生』って出してくれる。

時には極上のステーキを炙ってくれたり、海苔が旨い時期は餅で巻いてくれたり。
旨いもんを教えてくれる先生でもあります。

今日は10時に仕事を終え、同級生のてんぷら鶴吉のこうま君と森ちゃんへ。
ホタルイカ、カツオ、イカのゲソをツメで、イカの耳、アカ貝のひもと肝、たまごをつまむ。
『先生、尿酸値大丈夫ー?』と言いながら、僕の好みを知りつくしてる。

少しお腹空いてるんでって話すと、ウニを手巻きで出してくれる。

その後も酢飯にイクラをのせて。
森ちゃん自慢はマグロ。今日もトロは旨かった。

そのうちに、大トロを炙ってくれた。『先生、塩ふったげるから』と。
旨いですよ。味も気持ちも嬉しいんだ。


今日は〆サバを細かく切ったものとガリを海苔で巻いて食べさせてもらった。
最高でした。

でも、森ちゃんはもう73歳。
とにかくいつまでも元気でこんな熱海の名店は残してほしい。


熱海で一番の繁盛店 - 2009年04月04日

個展はお陰さまで連日多くの皆様がお越し下さっています。
今日もマネージャーの近藤さんがお客様と一緒に来場。
書家の先生で、多くのためになるお話をいただくことができました。

終わって、絵を見学に来た後輩と食事へ出かける。
今日は熱海で一番繁盛してる店に行きました。
名前は書きませんが、串焼きの有名店です。
とにかくいつもいっぱい。
席が空けば、また埋まると・・・・とにかく凄いですよ。
もちろん、味も最高に旨いです。
私もついつい『ヒヤーうまいね!毎日でも食べたいよ』と何度も言ってしまう。
本当に旨いんだから仕方ない。

どれも旨いけど、この手羽も特製のみそだれにつけて食べると最高。

今日の一番はこのなす。熱々で最高。
あまりの旨さにやはり声を出してしまうほど。

接客も素早く、とにかく御主人の手際が良い。
これはどれをとっても繁盛する要素しかない。
べったりとしたお世辞の接客でもないし、さっぱりとした居心地が良い。

でも、まだ熱海には昔ながらの横柄な接客の店は多いですよ。
店主の知り合いだけに愛想をふりまき、一見さんはそこにいたのかとの応対。
大した腕もないのに、一流を気取る。
俺の顔で客が来てると勘違いをしてるようなお店。
現場だけが仕事だと思い込んでるような店主。

どの世界も勉強になる。

水菜とちりめんじゃこのパスタ - 2009年06月20日

予定が重なって都内に滞在する一日目。
親友の史子も休みとあって、三宿のカフェで待ち合わせする。

渋谷からバスで移動。
途中、有名な山本印店を見かける。
バス停を降りて、交差点のすぐ近くの古いビルの4階。
看板も何もない。

若い感じのよい男性スタッフが一人でやっていた。
僕の好きな空気のする店。

静かな店内には窓から風が流れる。

『たけちゃんなんか、疲れてるね』と史子。

『うん、実はさ・・・・』

仕事の話はお互いにしたことはなかったが
今日は僕が聞いてもらいたかった。

彼女とは2歳からの付き合い。
僕のことは何でも知ってる。史子からのアドバイスは落ち着く。

ジャスミンティーが気分を穏やかにしてくれる。
腹が減っては戦が・・・ってことで、爽やかなパスタを注文。
史子お勧めの水菜とちりめんじゃこのパスタ。


一口食べて『うんまーい!』と僕たち。

本当にゆで加減も塩の加減も素晴らしかった。
この味を彼が?ともう一度スタッフの顔を見る。

化学調味料たっぷりで旨さをごまかすつまらない居酒屋とは大違い。
本当に勉強をしてる味だ。

心の中の涙を友の友情とこのパスタがさっと拭いとってくれた。


パークハイアットとマクドナルド - 2009年08月21日

先日、友人でコピーライターでデザイナーのMと打ち合わせ。
新宿のパークハイアットの最上階のレストランで待ち合わせた。

Mも本当にホテルでの打ち合わせが好きな人だ。

『坂本さん、今日は帝国ホテルのバーで』とか
『六本木のグランドハイアットのカフェで』など・・・。

確かに街のおかしなカフェやレストランで食事をするなら僕もホテルでする方が好きだ。
何と言っても清潔感があるし、接客が気持ち良いので。
さて、パークハイアットのニューヨークグリルは眺めが良いのが素晴らしい。
今日は落ち着いて話がしたいと、奥の方へ。スタッフはいつもながら応対がよろしい。

僕は遅い昼食をとることにした。まずはグリーンピースの温かいスープを。
うん、とても美味しい。
コクがありながら豆の味と香りが脳まで届く。
シュマンの伊藤さんのスープも良いけど、こちらも最高。

和牛のハンバーガーを注文。

打ち合わせしてたのでそれほど感じませんでしたが、
40分くらいかかりましたね。
味は期待をし過ぎたせいか、そうですね、率直な感想として言えばそれほど・・・。
2000円のこれを食べるならマックの100円を3つ食べる方が満足かな(笑)。
よく、ご当地ハンバーガーもいただきますがあまり美味しいものに出会ったことはない。
小さい時に毎週のように食べた、熱海のボンネットのハンバーガーが好き。
ついこないだも、下田と二人で食べに行った。
ボンネットは懐かしい味のハンバーガー。
でも、食べ慣れたマクドナルドは安心の味か。

で、最後はクランべリーのジュースとチョコレートアイス。

Mともゆっくり話しができたし、あらためて味は接客や空間のバランスと比例すると思った。

館内の結城美恵子さんの塑像作品が何より僕の心を癒してくれた。


ショコリキサーを飲みながら今を考える - 2009年08月24日

風は秋になっている。
季節を肌で感じるのは心地よい。

昨日の花火はとても良かった。
本町うなよしの伊藤社長たちも大満足で帰っていった。

今日は午後はスタッフのK君と御殿場アウトレットへ出かける。
この数日、僕がゴディバのショコリキサーを飲みたいのを考えてくれてのこと。
まあ、それとこの季節の空気を感じたいのもありました。
K君の彼女も今日は仕事が休みとのことと、アウトレットは行ったこと無いって聞いたので
一緒に行くことにしました。

三島から先日部分的に開通した伊豆縦断道路を通って御殿場へ。
K君は道を良く知ってるので安心。
僕は昨日の片付けや制作の疲れもあって後ろの席でウトウト・・・・。

『今日はアウトレット混んでるんじゃないですかね?』
K君の心配は的中、かなりの混みようでした。
奥の駐車場に車を置くと僕はゴディバに直行!

どうですか!この美味しそうな姿を(笑)!

いわゆるミスドに昔あったチョコファジシェイクですね。
それの高級番って感じ。
さすがにゴディバですから、チョコは旨い、小さなチョコと、氷とが最高なんです。
持っていられないくらい冷たい感じも、暑い夏にはたまらない。

『あ、俺は甘いものダメなので・・・・』とかいつもクールを装ってるK君も
彼女もはじめての味に結構喜んでました。
アウトレットも最近はなんか興味をそそる品物はありませんね。
買いたいもんがほとんどない。
他の皆さんも買い物袋はあまり持ってなかった。
散歩コースとして楽しんでる感じ。
お店にとっては死活問題でしょうが、見る側は駐車料金もかからないし、
子供も大人も楽しめる空間としては良いですよね。

たくさんの人がいて、中にはルールを守れない若者がいた。
彼らをみてちょっと考えてました。

そうですね、最近の若いもんは挨拶すらできない子が多い。
その時ばかりは愛想を振りまいて、あとができない子が多すぎる気がする。

僕は小さい頃から、人の家におじゃまするときは手土産をもって、
そのお宅でお菓子でもお食事でもいただいたら必ず親に伝えました。
それで、もちろん親が挨拶お礼をする。
次回、会った時も『先日はごちそうさまでした』とあいさつしなさいと教育されてきました。
それが当然だと思ってましたし、人生のルールとマナーだと思うんです。

しかし、最近の子はそれができませんね。
もらうときは当たり前、その後も挨拶も一切ない。
親に会っても知らない顔をしてる。それを伝えない子供というより
その教育をできない親がダメだと思いますよ。
家庭での教育が分かりますね。
お金のあるなしではなく、挨拶は基本ですよね。

選挙も行かない、ごちそうになる、やってもらいたいばかりの挨拶のできない
若者が多い日本。ダメ子供はダメな親が育ててるんですかね。
かと言って、学校では先生方も子供をしかることもできない。
30年後は崩壊しますね、この国は。

政治家も市会議員レベルになると、目立ちたいからやりたいなんて言う人が
立候補することがある。金儲けしか興味のない、街のために何かしたいなんて
考えは一切なく、ボランティアすらしたことのない人が300票ならとれそうだって
考えるらしい。
私の周りでもいますよ、そういった人間が。
『俺がでたら絶対受かるよ』なんて人。
あー、嫌だ嫌だ。
もっと、文化にも芸術にも天下国家を語れる人がいないもんか。

来年は市長選。
僕も総選挙あとには本当に熱海にとって最高の人材を細野たちに探してもらいたい。
熱海レベルの人材はほどほどで良い。
生まれ育った熱海を大切にしてほしい!

・・・・・・なんてね。

三人で楽しい時間を過ごしました。
K君の彼女も来月からは熱海某会社にて働くのことで。
とっても感じのよい気配りのできる素敵な彼女でした。


竜田のメンチカツ - 2009年08月24日

御殿場から帰り、友人たちとの会食に一時間ほど遅れて合流。
本当は、友人の健君が働く沼津の九十厨に行く予定だったが
今日は熱海で僕のおすすめの店とした。

メンバーは下田とユリちゃん、ミキちゃん、おぐちゃんの5人。
これにカズミ夫婦が来ればいつものメンバーが揃う。
今日は本当に急に集まることになった。
まあ、メンバーの話はまたにして、今日は熱海の名店『竜田』を紹介したい。
僕が最近気にいってかなり通ってる店です。

熱海の中央町にあって、僕の行きつけの森ちゃん寿司のすぐそば。
狭い路地にそこはあります。

御主人は僕や下田の親と同級生。
現在は大女将さんと、ご主人、奥さんと若旦那のしんちゃんが家族で切り盛り。
みなさん、本当に感じが良いんです。
熱海って、気取った店もありますよ。
大した腕もないのに俺様気取った店はいやですが、
ここの家族はみな素晴らしい。
料理はやはり人ですからね。

付け加えて、この若旦那のしんちゃんはかなりのイケメンです。
誰もがそう言います。
清潔感のあるイケメンだね。僕も熱海一だと思います。
イケメンっていっても、今の若者は汚らしい人が多いでしょ?
真黒に日焼けしたり、茶髪にして香水ぷんぷんさせたり。
体臭やタバコ臭いの隠すのにダウニーどっぷりの服着たり。

しかし全く違うんですよ、しんちゃんは美しいと言いますか・・・。
今月、しんちゃんにも息子さんが生まれて親子4代。素晴らしいですね。

あ、話がそれました。料理の話です(笑)。
竜田は和食が中心ですが、ここは何と言っても洋食も最高なんです。
もちろん全て手作り。
今風の味の分らないちゃらちゃらした若者に流行の店は冷凍食品をチンしたり、
水でじゃぶじゃぶ洗ってそれを創作料理だなんて言ってますが、
竜田のは違いますよ。
本物の味です。まあ、値段はそんな店に比べたら少し高いですが
僕がお連れするお客様は皆さん満足して下さいます。

僕はね、ほとんどのメニューを食べました。

毎回頼むのは豆腐のステーキ。
熱くした鉄鍋に豆腐をステーキふうにして、卵をかけ焼いてある。
その上に野菜と海老、イカがたっぷりのっておかか。
奥さんがさっとしょう油をかけてくれる。
ヘルシーで最高。

あとはこの海老のコキール。
本当はリンゴのコキールが最高。
リンゴをその場でくりぬいて、そこにホワイトソースと海老や野菜。
焼き色もなかなかで、リンゴもしっかり食べられる。

で、僕が食べた中でどれもが旨かった。
けど、他の店とも比べても最高なのはこの『メンチカツ』なんです!!

大きさは小さいですが、食べると薄目の衣に包まれたひき肉から肉汁が。
トマトの強いデミグラスソースもぴったり。
今日は二回おかわりしてしまいました。
まあ、食べてみないとこの味は言葉では言えない。

是非ともこの本物の味を味わって欲しいと思います。
あとは、自家製さつま揚げ、ワンタンスープ、おかか雑炊とにかく何でも美味しいです。

竜田
熱海市中央町5-3
電話0557-81-3651


されど串焼き・・・・ - 2009年09月05日

夕方、会議を終えてスタッフK君が駅まで車で迎えに来てくれる間、
久しぶりにカフェキチさんにおじゃまする。
相変わらず居心地も感じも良い。

スタッフの方が『こないだ岐部さん会いましたか?』と
声をかけてくれた。事情を説明し、カフェオレに癒された。

15分後にK君の車が到着。そのまま車で小田原へ向かう。
小田原城近くにある画材屋へ向かう。
会議が遅くなり、結局着いた時間には閉まっていた、残念。

このまま帰るのも何なので、鳥ぎんで食事をすることにした。
今日は朝から何も食べていないが、このところ一日一食。
特に空腹感は感じなかった。

鳥ぎんも2年ほど前はとても好きで、お昼に熱海からわざわざランチに通った。
多い月は5,6回は言ったかな。
串焼きも釜飯も美味しかったから。

今日は軟骨のポン酢和えやら川エビのから揚げ、串焼き数本を注文。



そうですね、正直今年は初めて伺いましたが味は落ちましたね。
美味しくなくてはいけない串焼きがどれも良くなかった。

最近、柿右衛門のを食べ慣れてるせいかな。
柿右衛門はいつ食べても美味しいし、旨さの感動がある。
渋谷の串焼きジョウモンもかなり旨い。

手羽先は柿右衛門、ネギマはすぎやま、野菜と豚串は渋谷ジョウモン、つくねは瓢成でしょうか。
もちろん、田楽は京都の中村楼ですね。
瓢成のつくねは小学校時代から大好物。玉ねぎがたっぷりで、甘味がある。
多いと一回でつくねだけ10本食べます。

全てが美味しいところは正直言って無い。
串焼きひとつとっても、まあ好みもありますがそれぞれに美味しいとそうでないものがあるよ。
店によっても力の入れ加減が違うのでしょう。

〆は釜飯。いつもの五目釜飯。

これは旨かった。
筍を煮しめたものと湯がいたものの二種類入っていて食感が良い。
特に凝ったものはないけど、焚きたての釜飯は最高ですね。
お焦げも入って、久々にお茶碗一膳食べました。

スタッフはとても感じが良かったですよ。

料理って、作業であって欲しくない。
美味しいものを食べてほしい、そういった真心って伝わりますね。
鳥を刻んで串にさして焼く。単純だからこそ、真心の有る無しは伝わってくるよね。


たまごかけご飯 - 2009年09月11日

好きな食べ物はたくさんある。
簡単で毎日食べても飽きないで、さらにバリエーションで楽しくなる食事。
今日は『たまごかけご飯』について書きます。

そうですね、日本人なら誰もが大好きなはず。
今は居酒屋でも、高級店なんかでも出てきますね。
本もたくさん出てます。
最近はそれ用の醤油まで出ていて人気ぶりを確認できます。

温かいご飯と、生卵、それに醤油があれば良い。

僕は今の体系では考えられないくらい幼い頃は偏食だった。
給食も毎日残されて、泣きながら食べていた。
牛乳はどうしても飲めない。その当時も担任の先生が僕専用に
小さなおちょこを持って来てくれた。それですら飲めなかったのよ。
だから中学卒業後は二回しか飲んでない。
好き嫌いが多く、食べれたのはきゅうり、生たまご、ハム、焼き鮭くらいかな(笑)。

だから、僕にとって幼いころの思い出というか、主食がたまごかけご飯だったのですよ。
今までに食べて美味しかったのは、毎月お参りに行っていた遠州の秋葉神社の
門前にある小さな旅館・門前屋での朝食のたまごかけご飯。
とれたて卵のオレンジとごはんの真っ白な色は今でも思い出す。

先日、友人たちの勧めで三宿の交差点近くのカフェロカに行った。
カフェとは言っても居酒屋さん。
ここのたまごかけごはんを一度味わって欲しいと言われていた。

五穀米のごはんに、おかか、天かす、玉ねぎスライスと海苔。
醤油の加減は自分で。
確かに旨い。玉ねぎスライスの食感がなんとも言えない。
まあ、凝ってますよね。

でも、我が家で食べる簡単なたまごかけご飯が一番旨いかな。

お茶と刺身 - 2009年12月06日

今日は久々に都内に出かける。

特に目的は無かったが、Dとたまには美味しいものでも食べようかと話し、
午後のアクティーに乗った。
天気も良いので、のんびりと東海道線に揺られるのは気持ちが良い。

『海が綺麗だなぁ』
キラキラと輝く海は何となく懐かしい気持ちにさせられた。

何となく行ってみたい茶寮があった。
HIGASHIYA楳心果だ。
僕は先日個展をさせていただいた一閑の松田邸でいただいたお茶に感動してから
煎茶に凝っている。
玉露などの茶葉はもちろん、煎茶器やら湯冷ましも使いやすいものを集めだした。
入れ方もかなり上達したように思う。

我が家のアトリエに一番来る回数が多いのは下田。
下田に何度か試した(笑)のが良かったのかもしれない。
『旨いのか何も分かんない』と言ってた下田が最後は、確かに甘味とコクを感じるよと
言うようになった。

そんな訳で、お茶を飲みたくて自由が丘から20分歩いて向かった。
玄関から良い空気を感じる。


店内の空気もなかなか良かった。
3組ほどしか入れない店内は、少しの緊張感もあり今様のデザインが凝らしてあった。
この手のものには少々飽きてきていたので、それほどの感動は無かったけど。

で、おすすめのお茶を淹れてもらう。
玉露と雁音のブレンドとか・・・。
さすがに演出が良く、美しい女性が手際よくお茶を淹れる。

『これが良いの?ぬるいけど・・・』とD。
そうね、お茶の良さって伝えるに難しい。
しかし、わらび餅もお茶も美味しかったと思います。
二煎目をいただき席を後にした。

夕方になったせいか外は肌寒い。

渋谷に出て一時間ほど買い物をし、目黒でやはり気になった居酒屋『丸富水産』に向かう。
5時過ぎだったがもう店内は満員に近い。
早速、そこの名物『丸富盛り』を注文する。

どうです!この下には海苔巻きもついてるの!
『イヤー、これ熱海で食べたら5000円はするよね』と二人でプチ感動。
確かに旨い、新鮮だ。
これで1300円だって言うのだから驚きです。
そのほかに魚介を焼いてたくさん頂きました。
外ではお客が列を作って並んでましたから、早々に出る。

人はこだわりとか、美味しいものには少々の不便さはあっても集まりますね。
絵もそうだね、どうしても見たい絵や風景は海外までも出かけるもんね。

さてと、家にも着いたし絵を描きますか・・・・。

芸者文化で打ち上げ - 2009年12月21日

個展も最終日。

今日もたくさんの方に来ていただきました。
元後楽園社長で元市議の岡さんもご夫婦で。
岡さんもいつも来ていただき、本当にうれしいです。

そして最期のお客様は母の友人の土本基子さまと妹さま。
土本さんは今は大きなマンションになった熱海の清水町にあった青木館という
大きな旅館の娘さんです。
御主人は有名なドキュメンタリー映画の土本典昭監督。
ゆっくりご覧いただき、作品も求めていただきました。

とにかく多くの皆さんの応援があって今年の個展も終わることができました。
感謝します。
12月の個展はとにかく自分の仕事納めのようなもの。
一年を反省し、ゆっくりと画業について考えられる時間でもありました。

夜は僕が委員長をさせていただいた(社)熱海青年会議所・青少年育成委員会の
打ち上げです。
我が家の近所にあって親しくさせていただいてる熱海一の老舗旅館の古屋旅館さんで
一席設けました。


美味しい料理で華やかな会となり皆で一年の反省。
青年会議所の活動は皆がボランティア。
年間13万円の会費を払って、なおかつ地元のために奉仕活動をする。
志のある素晴らしいメンバーだと思います。

僕が絵描きと言うこともあって、一年を通して文化的な活動をしました。
今回の打ち上げもいろいろ考えたよ。どこで何を食べようかと。
確かに都内に行けば旨いもんはあるし、楽しい。
だけど、最後は熱海の旅館と芸者文化を楽しもうということにしたのです。
最近、熱海新聞に芸者さんの連載があります。
昭和40年代の最盛期には1000人の芸者さんがいましたが、現在は200名余り。
熱海の素晴らしい文化が途絶えてしまうのも時間の問題です。

まあ、そんなこんなでそんな空気を楽しみました。
え、遊びに良い訳かって?お思いですか?

芸者も相撲も絵描きも谷町(タニマチ)あってのこと。
これも大切な文化の継承なんだよ。

旨い不味いかより好みだ - 2009年12月23日

最近、雑誌やテレビで何となく『味噌ラーメン』のことを特集していた。
あまり見ないテレビをつけると味噌ラーメン・・・。

これは神様が味噌ラーメンを食べなさいってことかと勝手に思い込む(笑)。
で、一週間が経った。
スタッフの和也君に『ちょっと味噌ラーメンがどうしても食べたいよ、それも今』と言ってみる。
じゃあ、隣町の〇〇ラーメンに行きましょうということで車を出してもらう。

もちろん、僕は味噌ラーメンを。
そうですね、正直僕の好みではなかった。
ニンニクが強すぎてお腹が痛くなりそう。僕はあまりこってりのラーメンは嫌いだ。
ドロドロと油まみれのラーメンは人間の食べ物には思えない。
でも、まあまあの味ではあった。

次の日は市内のラーメン屋にて味噌ラーメンを。
これも健康的な味付けで僕の好みではなかった。
隣に座った〇〇さんが『薄いんだよな』と代弁。
僕もうす味は薄味で好きなものはあるけど、味噌汁やラーメンが薄いのは食べられない。

そして今日はセブンイレブンにて某有名店のインスタント味噌ラーメンを食べてみる。
何となくは良かったけど、まあ即席はどこまでいってもこんなもんでしょ。

思えば僕の中でとある味噌ラーメンの味を探していた。
そうだ、僕の大好きな味噌ラーメンはもう10年前に無くなった我が家の近所に
あった『貴州』の味噌ラーメンだった。
もやしと少しのニラ、薄切りの豚バラを手早く炒めた具に、うっすらとニンニクの
効いた赤味噌ベースの味噌ラーメン。
結局、この味を求めていたのかもしれない。

まあ、きっとどの店も他の人は旨いと感じるのかもしれない。
だから好みなんだよね、結局。

隣町のラーメン屋で食べたスタミナもやし炒めは絶品でした。


それぞれの忘年会 - 2009年12月27日

しかし、毎年この時期は忘年会が多い。
僕も12の忘年会に参加しました。断ったのは7つほど・・。
まあ、楽しい行事ではあるけど胃がもたないよね。

今日は午後からスタッフカズヤ君の運転で厚木に向かう。
先日、町内の古家旅館の女将さんからノリタケスクエアの閉店を聞いた。
茶房月の渚のオープンでもここですべての食器を揃えた。
ノリタケと大倉陶苑の食器が楽しめ、レストランもなかなかで好きな場所だった。
閉店と聞き、何とか行きたかった。欲しい皿があったしね。

会場はセールもあってかものすごい人だった。
しかし、商品はほとんど残ってなかった。
『たけさん、3日早かったら良かったですね・・』とカズヤ。
でも、金彩の小さい皿を10枚購入。会計は2年前と同じ品の良い中老の男性だった。
レストランに行くがここも超満員。

『用が済んだなら帰りません?』とカズヤ。

外はすっかり冷たくなっていた。
こことも今日でお別れかと思ったらなんだか切なくなった。
と同時にお腹がグーとなった(*^_^*)
考えたら朝から何にも食べてなかった。

夕食は母は三姉妹で梅園のもとむらで忘年会とか。
スタッフのカズヤ君とせっかくだから二人でミニ忘年会でもするかと話す。
『オレ、ステーキが食べたいですね』とカズヤ。
湯河原のステーキハウ西湘に電話するが満席とのこと。
じゃあ、熱海のカフェ・ド・シュマンに行くことにする。

高校時代から良く来てる店の一つ。
店の空気も良いし、料理は伊藤さんが作ってるから間違いないよ。
唯一つ昔から疑問なのはサービス料を10%とるところかな・・・(笑)。

前菜はカズヤ君が食べたことないって言うので魚介のキッシュとシャブリを注文。
しかし、カズヤはフレンチで働いてたのにキッシュも知らないとは・・・。
僕が行ったカズヤの働いてたフレンチはパスタが中心だったし(笑)。まあまあ。

で、ご希望のステーキとワイン。
忘年会疲れか、胃が重い。
ステーキも半分カズヤ君に食べてもらった。

デセールは苺のムースとシャーベット。

『どうした?今日はパンもおかわりしないじゃない』とオーナー。
シェフ伊藤さんとオーナーと先日食べた茅ケ崎のラ・ターブルド・トリウミは良かったよ、
うなぎは風祭の友栄は最高だねなど食の話が盛り上がった。

とにかく、この一年いろいろ食べたなあと。
来年はダイエットを誓い、忘年会納めにしようと心に決めました。


同級生との宴 - 2010年01月02日

朝はゆっくりと起きました。
携帯を見ると新年のおめでとうメールがたっくさん来てました。

京都の友人の木井君からはじまって、洋子、フーコ、マアサン、雄太、シンゴ、
まどかちゃん、兼吉、寅吉、マーガレットなどなど三十ほど・・・。
皆、元気に新年を迎えたようで感謝します。

新年と言ったらお節料理でしょう。




我が家のおせち料理の一部。
いつものように母の手作りと鶴吉特製でございます。

昼は年賀状を見ながら笑ったり、のんびり。
しかし、年賀状を見るとみな結婚して子供がいる友人がほとんど・・・。
僕にもそんな日が来るのでございましょうか?なんて結構考えたよ(笑)。

夜は中学の同級生が我が家に集まった。
のりちゃん、あつし、明と・・・。
呑んだ呑んだ!ワインを4本、磯自慢やら芋焼酎をたらふく飲んでワイワイと。
しかし、中学の同級生は本当に気持ちがよい。
くっだらない話をしても楽しいし、仕事や立場なんか超えて付き合える。

久々に僕も楽しく酔いました。
結局、アトリエにそのまま寝て朝を迎えた人も。

楽しい時間でした。


我が家の恒例行事? - 2010年01月03日

三日もこの十数年、変わらぬ予定。

箱根駅伝が終わり、2時過ぎに親戚たちと車で三嶋大社に初詣に行く。
車は例年より空いてましたね。

みしまプラザホテルに寄る。ここのロビーはいつも花が綺麗だ。
今年も5月にこちらのギャラリーで個展を開催します。


三嶋大社は例年のように参拝客で混んでいた。
参拝を済ませ、おみくじ、三嶋駒、熊手を授かる。
これもいつもとおんなじ。何となく縁起をかつぎたくなるんだよね。

帰りも境内でフランクフルトとたこ焼きを買う。これもパターン(笑)。
で、いつものように皆でうなぎを食べるんだ。

でもね、これが何となく我が家の正月って恒例行事のような気がしてさ。

僕は正月に海外とかのんびり旅行って行ったことがない。
実家といっても我が家は本家だし、昔からお客さんが多くて。
祖父が生きていたころは、年始のあいさつに毎日数十人。
だからお年玉もほかの友達とは比べ物にならないくらい多かったですよ(笑)。
友達が『合計で3万円だったよー』とか喜んでたけど、
僕なんか小学校低学年で20万円は超えてたし・・。

でも、このワンパターンも続いているのは幸せ。
家族や皆が変わらず幸せに健康で入れるからこそなんだよね。

しかし・・・・年末年始の食事でいよいよお腹が・・・・。
明日からはダイエットですよ。

食事は美味しく食べたい - 2010年01月07日

食事って美味しく食べたいですよね。
それには相手だったり、メニューだったり、雰囲気であったり。

相手が気を使う人だったりすると味も解らない時がある。
気ばっかり使うと全く美味しくない。
だから時に気に入った店に入るときは、相手のことも思って電話してから行くことも多い。
『僕の知り合い来てますか?』って。
やりすぎかと思われるかもしれないけど、食事の時間って大切にしたいもんね。
気になる相手が違う席で一緒だと嫌な時ありますよね。

昨年も新しいお店にもかなり通った。
料理も店も素晴らしいのに、シェフや給仕が横柄だったり高圧的だったり。
隣の席のセレブ気取りの客との接客にものすごい違いがあったり。

僕は贔屓(ひいき)は決して悪いことだとは思わない。
だけどこれでもかとばかりの差は次回に行きたいとは感じなくさせる。

大した腕もないのに親方気取る傲慢な和食職人なんかは問題外だ。
先日も銀座の有名寿司店に行った。
夜は高級店で知られるこの店も、ランチは限定丼が旨いと聞いてわざわざ行ったのだ。
入ると給仕の女性は愛想もなくいらっしゃいと。
カウンターには親方と職人が4人、目も合わせやしない。
お茶も言わなきゃ出ないし、頼んだ水は結局出なかった。
まるで仕方なく貧乏人にランチを食わせてやってるといった感じだった。
アナゴはたいそう旨かったが、もう二度と行くまいと思った。

おしゃべり好きの店主の店も面倒くさい。
大切なお客様を招待しても空気を読んでくれなかったりしたら残念だ。
『ああ、彼は昔はこんな子で・・・』、『こないだ〇〇君が彼女と来たよ』みたいな。
友人たちとなら全く構わないけど、なんでそこまで会話に入ってくるのか。
そんな店はお客のプライベートもあったもんじゃあない。
聞かさせるってことは言われてるのか?と思わざるを得ない。

お酒は弱いのでって言っても、これはロックじゃなきゃ旨くないって進めるバーテン。
まあ、解るんだけど・・・・。

美味しく食べるのは本当に難しい。

おせちに飽きたので近所のクレールへ。
ここは都内のお客様も作家の佐伯泰英先生もご紹介したが皆喜んでくれている。
大好きな店だ。


あーやっぱり安心して食べれるし、美味しい。
トマトのグラタンスープが心に沁みた。

浮気な気持ち・・・ - 2010年06月10日

最近はどーも忙しい。
仕事も依頼の絵もあって、制作が間に合わない。

7月には日本橋三越と、同じ日本橋ギャラリー白百合にてグループ展がある。
ほかにもなんだかんだと用事が続いてます。

そんな中で今日は久しぶりの美食会だ。
メンバーは最近は4人。
元熱海青年会議所理事長の出口さんと、熱海市会議員の藤曲さん、JOYの鎌田君と僕。

鎌田幹事のおススメのとある寿司屋に行った。
お店は老夫婦がやっていて、気取らない居心地の良い店だ。

ビールと日本酒でコハダからいろいろ頂いた。
コハダの塩と酢のしめ具合は僕の好みではなかったけど。
カツオ、トリ貝、イカ、タコ、ヒラメ、アナゴなど・・・・。
特に絶品はタマゴでしたね。これは本当に旨かった。

この集りのもう一つの楽しみは情報交換だ。
まあ、この時期ですから話は選挙に集中した。
特に鎌田君の弟の武俊君が市議補選に出馬とのことで大盛り上がり。

内容は書けませんが、楽しいひと時でした。

最後に特に旨かったのはこのマグロ丼。

大トロから赤身、トロのあぶりまで入ったこれは酢飯が浅かったけど旨かった。

・・・・でも、僕の大好きな森ちゃん寿司に浮気したようで
なんだかそわそわした(笑)。
明日は森ちゃん寿司行きます!

僕の一日の食生活 グループ展編 - 2010年07月30日

良く聞かれるんですよ。
毎日どんなもの食べてんの?って。

まあ、ご覧いただければ解ると思いますがごくごく普通です(笑)。
今回はグループ展最中なので、外食が中心ですが。
とりあえず今日の一日。
外食なので僕の率直な感想を交えました。

まず、朝ごはんです。
9時58分の新幹線に乗ります。
朝は忙しいので、新幹線のホームで駅弁を買います。

通った毎日この『デラックスこゆるぎ弁当』です。
まあ、デラックスと言うほどのもんは入ってないですが、
小さいときから食べてるので大好きです。

昔は普通のこゆるぎ弁当も売ってましたが、最近は無いですね。
とにかくこの鳥そぼろが旨いのです。
小田原駅の近くの東華軒の販売所にはこの鳥そぼろだけ売ってます。

しかしこの弁当、数年前に比べると良くなりましたね。
数年前はひどかった。椎茸は小さい、鳥肉は良くない、
この鮭もどきのマスのような魚もうーんでした。
最近は本当にぐっと良くなりましたね。
こんな朝ごはんです。

そして昼は日本橋の銀座アスターに毎日通いました。
一日目は友人の勝又と一緒に。




銀座アスターはあちこちにありますが、味付けが少しずつ違いますね。
僕は本店、銀座松屋店、この日本橋店より伊勢丹店が良いと感じます。
伊勢丹店にはメガネの年配の接客のご婦人がいますが、テキパキと感じ良いですね。
この日本橋店は気配りが足りなかった。
ほかのお客さんもかなり呼んでましたが、まったく対応ができない。
人はいるんですよ、若い方が何人も。
どーも、厨房近くにたまって話をしているようでした。
それに、昼食いただきまーすって声が。
まだ昼の一時に自分たちがご飯食べて接客が手薄なのはいかがなもんでしょう?

酢ブタは美味しかったです。
ただ、ご飯の器が安っぽいプラスチックで全く残念でした。


デザートは一日目が柔らかい杏仁豆腐と烏龍茶のゼリー。
二日目はココナッツミルクのタピオカ。
アスターはデザートはいつも残念。
このシメが良いと本当にすっきりしますがね。

夕食は会場近くにあったふぐ割烹の山田屋へ。
そうですね、ニ階の個室に通されたのですが、一階の雰囲気は良くなかった。
店の大切なカウンターはパソコンやら私物がいっぱいでした。
女将らしき年配の着物の方は素晴らしい接客でしたね。


お通しにこの3品。





そうですね、味はどれも良かったです。
刺身はまあ、伊豆に住んでますからねこんなもんかと感じました。
でもこれで6000円ですよ。ちょっとねー。
てんぷらも4000円。まあ、日本橋価格でしょうか。
お通しも2000円近いから。
高いとは思いませんが、安くはないですね。

門前仲町の魚三はこれを比べたら最高ですよね。
これより新鮮で、旨くてボリュームは5倍。でも価格は3割程度ですもん。
食べ物って難しいですね。

で、夜食は弁松のお弁当です。

弁松の弁当は祖父と弁松の先代が友人だったらしく、
よく食べてました。
この煮物の甘いのが旨い!ちくわぶやら卵焼きも最高です。
まあ、夜食にはカロリー高いですが。

これが僕のグループ展会期中の一日の食事です。
多いか、少ないかは解りません。
僕には普通の食事です。

アワビ記念日 - 2010年09月09日

今月から長泉町での大人向けの日本画教室が始まりました。
男性2名、女性5名の7名の皆さんが僕の生徒さんとなりました。

絵画教室の生徒さんはなんだかんだでちょうど100人となりましたね。
責任重大です(笑)。
とにかく多くの方に日本画とか、私の師髙山辰雄先生のことを知って欲しいと思います。

さて、昨日は何より久々の雨で本当に嬉しかった。
台風の心配もありましたが、何となく涼しい中ではじまった。
まさに雨降って何とやらの空気です。

『大人のためのやさしい日本画教室』ということで、
まずは日本画についての基礎知識からお教えしました。
絵具、画材、作家、紙やら鉛筆の持ち方まで。
皆さんメモをとりながら真剣に勉強していました。

『先生、私先生のデビュー当時から応援してるんですよ』なんて言ってくださった方もいて、
なんだか嬉しかった。

年齢の倍以上の皆さんがほとんど。
とにかく、学びたい、絵を楽しみたいってお話しいただき僕も熱が入りました。
詳しい内容はまたアップしますね。

さて、今日の夕食は母に好物のアワビをご馳走しようかと考え、お気に入りのクレールへ。


前菜にイカのリング揚げ。これは大好物です。
特にクレールのタルタルは好き。今日は少し玉ねぎが少ないように感じたけど最高。
レモンを絞ってビールとともにいただく。
スープはポタージュ。甘さ控えめで良かった。


魚はタイのムニエル。肉は若鳥のガーリックソース。
いつもの味に安心。
そして今日の目的のアワビのソテーレモンバターソース。

肝とあえて食べると絶品です。
母も美味しいと喜んでくれたので良かった。

うーん、今日はですね、教室に来てくださった皆さんを見ていて何か感じたのです。
皆さん僕の親の年代の方が多かったので。
僕の母は習い事もしないし、とりわけ贅沢もしない。
朝起きて、大好きな犬と遊んで、仕事をする。
もちろん友人たちと食事など時々は行くんですけど・・・・。

ちょっと言葉では言い表せないけど、僕はこれからどれだけ親孝行ができるのかなって。
何が親孝行かは分かりませんがね。
まあ、親が嬉しい顔をするのは良いもんだってことです。

母さんが このアワビは美味しいねって言ったから 今日は我が家のアワビ記念日
(俵先生すいません)

おしまい。

ブタとコキール - 2010年09月13日

午後から予定していた三島市にある剛力ファームさんへブタのスケッチに出かける。
剛力ファームさんは養豚場です。

以前は富士宮市にある農業高校に伺っていましたが、車で2時間近くもかかった。
たまたま友人に相談したところ、三島にも養豚場があると紹介されたのでした。

スタッフのカズヤ君の運転でナビを見ながら30分ほどで着きました。
農業高校には数えるほどのブタしかいなかったので、養豚場のブタの数は衝撃でした。

豚舎が10棟くらいあって、そこに生まれたばかりのブタから数週間ごとに
分けて育てている。
生まれ、育ち、約10カ月でトラックに乗せられる。母豚となるブタは10回のお産をするそうだ。

ここでは詳しい想いは書きませんが、僕がブタを描きたいのは
人間とは何ぞやって感じるからなんです。
沢山のほかの命をいただきながら生きてる・・・・・。
だからこそ、『いただきます』 『ごちそうさま』はしっかりと言いたいですね。

沢山のことを感じながら帰ってきました。

帰る途中に、案内をいただいていた日本画展を拝見する。
三島では片山りつ子さんの日本画展、沼津では安倍修三郎さんの日本画展を。
どちらも個性的で素晴らしかった。
特に片山さんの作品は心に響く作品が多く、とても勉強になりました。


三島大社に立ち寄って、茶店で一服。

『タケさん、絵を描くって 大変なんですね』とカズヤ。

大変とか良くわかんないけど、絵描きもどの仕事も懸命にやるから楽しいんだよね。
人の絵を見たり、それが大家じゃあなくても感動するし、勉強になる。
描くものも実際見ると、そのものの凄さを感じる。
解ってはいても再度足を運べばまた違った見方ができたりする。

夕食は何となく外へ出たかったので。
お気に入りの森ちゃん寿司に伺い、そのあとでやはり好きな小料理屋の竜田へ。
以前にも紹介しましたが、ここの料理は心を感じます。

新鮮なシッタカを注文してから塩ゆでに。
小さなサザエもあった。旨かった。

そして今日は気分がホワイトソースだったから、エビのコキールを。
ここのホワイトソースはやさしい味。
都内の友達も連れて行くと皆ファンになる。今日も旨かった。
そして、これを食べて何となく今日が終わったーと安心した。

シメはメニューにはないハヤシライスを頼んだら『先生大丈夫だよ』って快く作ってくれた。

今日も『ごちそうさまでした』。


大相撲初場所の粋 - 2011年01月12日

今日から新年の長泉教室がはじまりました。
8名の皆さんが真剣にやっています。
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3月の初めての展覧会の開催も決まり、6号の作品を仕上げるために
頑張っています。今日からは岩絵の具を使った教室。
ますます楽しみです。

午後はお客様にご招待され、大相撲初場所を観戦するために両国へ急ぐ。
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両国ってあまり来ませんが、東京駅から10分なんですね。
もっと遠いように感じてました。
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駅に着くともう国技館。
こののぼりが大相撲って感じでなかなか良い。

席は桝席。
お茶屋の通りに着くと『あ、先生お待ちしてました!!!!』と4人がお出迎え。
もちろん、先生ってのは僕のお客様。
この世界ではかなりの有名権力者とあって大名行列でしたよ。
ほかの桝席は座りっぱなしのようでしたが、僕らの席はその大物の出現に12名の
関係者があいさつに来る(笑)。
『先生!これを召し上がってください!』どーぞどーぞで小さな桝席にワインだけで12本。
寿司にサンドイッチと元々あったお土産のほかに来るわ来るわ!
いったいこんなに誰が食べるのよ!と思ったけど。それほど凄い人なんだね。

その度に大物お客様はご祝儀を一人一人に配る。
『坂本君、こういったのが楽しい粋な遊びなんだよ~。あなたも覚えときなさい』と。
まあ、僕にはそんな真似は出来ないけど、良い経験をさせてもらいました。
焼き鳥は旨いし、あんみつも最高。国技館サービスは凄い。
中でも感動したのはゆで大豆。これが素朴で旨かった。

もちろん相撲も楽しかった。
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審判に大好きな貴乃花と寺尾がいたのには感動!
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白鵬土俵入りは美しい。
でもダントツに人気があったのはこの人。高見盛関。
後ろ姿の審判は寺尾です。

でも、観客は少なかったですね。
半分はいなかったように思います。問題あるけれど、日本の国技だから僕は応援します。
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帰ってこのお土産の山!
ほとんどが食べ物。明日はこれで十分暮らせます。

美味しいものを食べなければいけない - 2011年01月30日

沼津教室の昼ごはん。
最近は前にも書きましたが教室の隣にあるマジックインディアに通っている。
ここのナンは本当に旨い!
真鶴のコートデュサラも良いけど、最近はここのが一番かな。
インドの方が4人でやってるお店。
カレーもスパイスたっぷりで本当に旨い。
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休日はこれがすべて食べ放題で1000円ですから素晴らしいですよ。
最近はサラダのキャベツの千切りが上手になって(機械かも)食べ易い。
僕はダールカレー(豆)、シーフードとバターチキンをいつも食べる。
本当に美味しい。

でも、僕の中で大好きなカレー屋が熱海にあった。
お若い店主さんが一人で経営されていた『ウメ象カレー』だ。
カレーと言ったらこの味を思い出す。さらっとしたコクのある、スパイスの効いた最高のカレーだった。
僕の東京・下北のマンションのそばにもカレー屋は何件もあるが、
僕の中ではウメ象さんが忘れなかった。

しかし、最近ウメ象さんが沼津に再オープンしたという情報をとある人から聞いた。
早速、ネットで検索したらあるじゃあないですか!!!!
名前は少し変わって『うめぞう』さん。五月町とか。
正直、びっくりしました。嬉しかったー!
是非、近く友人のカズミとでも行こうと思います。カズミもウメ象ファンだったから。
あの味は絶対無くしたらイケないと思ってました。
うめぞうさんお元気になって良かった!

教室が終わり、今日は友人の健君とお茶する約束をしていた。
健君は近く自分のお店を開業するために日夜頑張っている。
時々メールをくれて、でもなかなかお互いの予定が合わなくて10か月ぶりだ。
27歳と若いのに、素敵な奥さんと二人のお子さんがいる。

沼津東急のラウンジでティータイム。
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いろいろな話をしました。

僕の本業はもちろん絵描きです。
だけど、今までに4件の飲食店やら店舗の開業・経営にかかわっている。
設計、デザイン、銀行融資からメニュー、お皿の一枚まで何となく知識はある。
どの店も今は地元で人気店として繁盛しているしね。

僕は親や祖父母に感謝することは小さいときから旨いものを食べさせてもらったこと。
元々我が家も熱海では一番と言われたホテル業でしたからね。
食に関しては豊かでしたよ。
野菜や果物は築地の金八から毎日来たし、祖父の従兄がやはり築地で三京というマグロ専門店を
経営してましたから、マグロやフグは最高のモノがいつも食卓にはありました。
ステーキはここ、てんぷらはそこ、鳥スキはどこ、アユはこの川がと。
とにかく旨いもの好きな祖父のおかげで美味しいもの三昧。

『たけのり、美味しいものを食べないといけない。知らないと相手に失礼にもなるんだよ』と、
祖父がいつも教えてくれました。
小さいころから好き嫌いはあったし、そんなにお金持ちという家ではありませんでしたが
食に対しては感謝しています。
だからと言って、ぺヤングソース焼きそばも大好物だし、高いものが旨いとは思わない。

だけど、料理人になる人は旨いものを知らないと恥ずかしい。
先日もとある料理人が『先生、○○の最高の店があるんで行きましょう』と誘ってくれて行った。
僕は落胆した。え、この人の舌ってどうなってんの?
これが美味しいと感じる料理人かとガッカリしたのはつい最近。
習ったことは上手に作るのかもしれないけど、あーこれは居酒屋IZMだなと。
それがいけないとは言わないけど、仕事ばっかりしないでもっと旨いもん食べたらと言ってやった。

絵だってそうだ。
僕は自分のレベルや実力はもちろん解っている。
だからこそ、良い絵は見たいし、最高の名品は時間をかけても見に行くようにしている。
そんな作品は作れないけど、知らないことは嫌だし、画集では解らないから生で見たい。

とにかく美味しいものは食べないといけない。
そんな話をしたティータイム。

カレーの香りと熱海桜 - 2011年02月01日

清々しい晴天です!
こんな日は心から気持ちが良いなぁ。

そんな訳で散歩に出かける。
昨日まで熱海桜祭りとかを糸川沿いでやっていました。
とても賑やかのようでしたね。
熱海は今、熱海桜が満開です。
糸川は我が家から歩いて3分の場所。わざわざ行くというより通り道。

歩くと洋食の老舗宝亭さんのランチの看板に目が行く。
『今日のランチは豚の生姜焼きに魚フライ』・・・・・。
花より団子は芸術家にはご法度かもしれないけど、腹が減っては戦がの精神で。
入ると超満員!60席はある店内が人でびっしり!
さすがに人気店の宝亭さん。

『先生、山田さんと相席で良い?』と奥さん。
来宮神社の山田宮神輿保存会長と相席を。山田さんとはランチで結構いろんな店で一緒になる(笑)。

ランチのライスにカレーをかけてもらう僕の定番。
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どうです、美味しそうでしょう。
ウスターソースをかけて・・もぐもぐ。

それからも続々とお客が絶えない・・・。10組は入れずに帰って行きました。
しかし凄いなあ。
あ、この宝亭さんのお店のロゴは僕のデザインです。
人気店には僕のロゴ、絵がかかっていないと!!僕のロゴ、絵があるから人気店に!?
まあ、どちらでもいいですが僕が皆さまから気をいただいてることは間違いない。

美味しく頂いて、桜を見に行く。
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蒼い空に桜が輝いている。美しい。
『綺麗だなあ。素晴らしいなあ』を連発して大声で言っていたので
バス停にいた専門学生に笑われた。
でも、それが良いんです!サッカー日本代表を応援するのと同じ。
大きな声で美しさを伝えると桜もますます輝くのよ。
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桜って日本人の心にピタッとくるよね。
さてと、桜の絵を描こう!

梅の香りとキツネそば - 2011年02月02日

午前中の歯医者の検診を終えて、天気も良いので熱海梅園に向かう。
最近は新聞やテレビでも取り上げられていてまことに嬉しい。
とある有名企業の篤志家が財を投じてくれて整備したとのこと。
有難いことです。

で、梅園の梅の開花状況は・・・・・
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見事でした。
梅は見るより香りを楽しむ樹木。
梅園に入るなり梅の花の心地よい香りがいっぱいです。

あ、そうそう熱海梅園は昨年までは入場無料でしたが
今年からは一般300円、宿泊者と市民は100円かかります。
宿泊者とか市民は証明書が必要とか・・・・まあ、当然ですか。
僕は歯医者に行ったので健康保険証でパス。

入場料を取るや取らないやらで話し合いあったようだけど、300円は当然。
僕は必要なお金は取るべきだし、正直この見ごたえでは安いと感じたよ。
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もちろん、たった300円とは言え多くの皆さまに入場料をとるなら
しっかりとした整備が必要ですね。
今日も韓国庭園の赤い工事ようのポールが置きっ放し、
足湯の失敗した削りっぱなしの大きな石、そのほかにも目にあまるものは多かった。

あと最悪だったのは澤田記念館の展示の仕方。
これは作家への冒涜ですな。
照明は切れてるもの、所狭しと飾ればいいって感じ。
僕の大好きな名作『銀河の夢』も暗い入り口の角に置いてあってまことに残念。
芸術とか関係ない税務課退職の天下り館長とかがいるのかな。
素晴らしい澤田芸術がこれではかわいそう。

まあ、いろいろ注文はありますが是非多くの方に梅園に足を運んで欲しいです。
時計を見ると13時過ぎ。
今日は朝から何も食べてなかったので、茶店に立ち寄る。
しかし、この梅園内の店舗ってずっと同じ業者が入って変わらないけど
これもどうかと思いますね。官民の癒着ってやつかな。
ちゃんと入札とかやって欲しいとも感じました。
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注文したのはキツネそば。650円なり。
こういったところで食べる蕎麦はホッとする。
のびきったそばにスーパーで買ったお稲荷さん用のおアゲが入っただけのもの(笑)。
あまりにアゲの味が濃くってびっくりした。
お店で食べたらガッカリだけど、茶店で食べたら満足のモノ。露店の焼きそばと同じだよね。
人間とは環境の動物だと感じました(笑)。

『ごちそうさまー』と僕。
『先生、良い絵が描けそうですか?』とお店の女性。
面識は無かったけど、僕を知ってくれてるのかな。

梅の香りとキツネそばに癒されて家路に着きました。

食はやっぱり芸術 - 2011年02月09日

またまた長泉の教室。
今日は日本画教室です。しかし、このところ月に4回は長泉に通ってる。
第二の故郷みたいになってきたよ。
僕は車の運転ができないので、毎回送迎は生涯学習課のみなさんがしてくださるの。
感謝しますm(__)m

来月16日から20日まで、長泉桃沢教室の日本画生徒作品展を開催することになった。
『先生ー!もう展覧会でホントに大丈夫ですか!!?』と生徒の皆さん。
大丈夫!安心ください。僕がついてるんだから。
日本画はじめてたった半年。12回の教室で大きな会場で展覧会。
確かに驚きだけど、展示はしてみるととても発見が多い。
作品なんて家にため込んで一人でニヤニヤ眺めるもんじゃあない。
沢山の方々にご覧頂いて、次へのステップにしましょう。
僕と、助手の下山さんの作品も展示し大小20点。楽しみです。

終わって、駅まで新婚ほやほやの生涯学習課の古木さんが送ってくれた。
何となく新婚さんは爽やかで春の空気がする。良いねぇ。

そんな幸せいっぱいの空気のまま僕はランチに向かった。
場所は『ターブル・ドゥ・クドウ』。
以前、デザインのことなどで大変お世話になった静岡の人気デザイナー
ケンブリッジの森の藤原さんデザインの有名なお店。
10月に初めて行って、一つ一つの美味しさと美しさが忘れられなかった。
その後も3回ほど行ったが、貸し切りだったりでご縁が無かった。

今日は日差しいっぱいの店内は5組の女性客が食事を楽しんでいた。
まずはベルギービール・セゾンレガルを。
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のど越しが良くて、すっきりとフルーティー。琥珀色が美しい。

アミューズには自家製ピクルスとパテ。
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量としてはあとピクルス2つ欲しい感じでした(笑)。
味は美味しい。

前菜にはオマールとウニのクープ仕立て、ニンジンのムース。
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これマジで旨かった。
オマールは少し塩と酸味があって、それを上のジュレと人参のムースの甘みが絶妙。
口の中でウニの甘みが混ざって、うーーん、旨い。
色も綺麗でしょう。この上につまらない飾りの香草とか無いのが良い。

次はオニオングラタンスープ。
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コクもあって、味の濃厚なのが良い。
最近はフレンチでも健康志向とやらで、味もへったくれもない料理が増えた。
素材の味がとか良いとか言いますが、僕はそうは思わない。
ソースとかその濃厚な味のうまみを味わわなきゃ、イノシシが竹の子食べるのと同じでしょ。
旨いもん食べるときは健康とか言ったらいけないと思いますよね。

メインはホロホロ鳥のオーブン焼きキノコソース。
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正直、あんまり期待してなかったんですよね。
味ではないですよ、量として。
しかし、かなりのボリュームもありましたし、味もなかなか。
それにしっかりホロホロ鳥でした。
最近はターキーとか言っても普通のニワトリだったり、
鴨せいろとか書いていって当然のごとく普通の鳥肉出す店がありますからね(笑)。
ここはジビエもやると聞いたことがあるので、本物です。
アピシウスのジビエも久しく食べてないなぁ。
鳥も臭みもなくて、中の詰め物のひき肉とかも上手にできていた。
下のマッシュポテトと一緒に頂くとさらに濃厚になって美味しい。
アピシウスのジビエのカイエット仕立てのような感じ。

中でも感動したのがデセールのこのタルトタタン。
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下のパイはサックサク、上のアメはパッリパリ。
リンゴの甘みの加減も良かった。
ミクニとか、カンテサンスとか、アピシウスみたいな店は専門のパティシエがいますけど
この規模のフレンチってデセールをいい加減にする店が多いんですよ。
作り置きして、皿に盛ったら終わりみたいな。
クドウさんは素晴らしかったですね。美味しく食べてもらいたいって心が伝わりました。
紅茶は僕的には薄かったのでちょっと残念でしたが。
このメニューで5000円にならないんですから さらに素晴らしい。

確かに、僕の好きなラ・ターブルド・トリウミほどの芸術性と美味しさは無いけど
三島にこれだけの良い店があるの嬉しいですね。
冬でも日差しが暑いので、ご婦人がたはシミ予防が必要かと思います。

10月の時のメニューもついでにアップしますね。
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今回と同じくピクルス。10月はたっぷりでした。
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ズワイガニとアボガドのタルタル。上のオレンジはにんじんのカリカリ。
これもかなりの旨さでした。
フランス、特にパリのフレンチって確かにタルタル多いよね。
僕は生肉あまり得意ではないので、フランス行ったときは結構タルタルで苦労した。
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人気のオニグラ。前回のほうが焼き色は良いですね。
味は今回のほうが好きでした。
4か月も経って味を覚えてるのかって?もっちろん!そこは僕の舌の才能ですよ。
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メインはオマールと魚介のソテー。
このソースが美味しかった。確かカレー風味でした。
オマールもプリップリでね。
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デセールはイチジクのコンポート。
これもあと10個食べたいくらい旨かったなあ。

あと、ここはパンも自家製のようで、オリーブオイルとアンチョビにつけて食べるのが最高です。
今日もおかわりしました。

うめぞうさんのカレー - 2011年02月12日

先日ブログで思い出のカレーについて書きました。
今日は念願だったそのカレーに、うめぞうさんに再会することができたのです。
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予報のように熱海の山は大雪。
ちょっと怖かったですが友人の車に乗っていざ沼津へ。

うめぞうさんと会うのは5年ぶり。
体調を崩されて熱海のお店を閉店なさった後もメールでの交流はありました。
僕はお節介な性格、もしかしたらそんなメールの中でうめぞうさんの心を
傷つけたことは無かったかと少し会うのが心配になりました。
メールでのやり取りもこの二年くらいなかった。

でも、あの味とあの笑顔に再会したいと願って願っての今日です。
三島、清水町、沼津・・・・。
そしてうめぞうカレーの看板を見つけた。
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なんか嬉しいような、恥ずかしいような気持ちでドアに向かう。
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『こんにちはー』
『いらっしゃいませー』と、先客の片づけをしていたうめぞうさんがいた。
僕の顔を見てハッと気が付いてくれた。
『お久しぶりです!』その声と顔を見た瞬間に不安は無くなった。
そこからは5年前と変わらない爽やかな笑顔が続いた。

店内はシンプルでかつ清潔感のある感じ。
それもうめぞうさんらしかった。特に気取った様子もなく、カウンターには昔と同じ水のヤカン。
僕は野菜ミックスカレーのポークをいただいた。
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相変わらず旨かった。爽やかでコクがあって、なにしろ懐かしかった。
一口でその頃の様子がよみがえった。

『昔と違って辛くないでしょ?』と、うめぞうさん。
とにかくこの味を食べたくて、うめぞうさんのカレーを夢に見たほど。
詳しくは書きませんが、元気になって本当に嬉しかった。

熱海のこと、友人のことなど話に花が咲いて二時間近くおしゃべりをした。
大笑いし、元気になった。
うめぞうさんは旧知の仲ではない。
お店に行ったり、アトリエに来てくれたり交流もたった一年。
会ったのも合計で10回くらいか。だけど時間や回数じゃあないよね。

とにかく美味しいので沢山の人に行って欲しい。
もちろん僕も月に何度かは通うつもりです。

■うめぞう   
住所:静岡県沼津市五月町4-23
TEL:055-922-0115
営業時間:11:30~14:30/17:30~21:30
定休日:月曜日
駐車場:有(お店の南側に数台。看板があります。)

花と団子と友人と - 2011年03月05日

朝は10時ちょうどにお客様が4組。
新聞を見て来てくださったり、知り合いのご紹介だったりと。有難いことです。

昼食後は市議の山田治雄さんや市議の鎌田武俊君が来てくれました。
山田治雄さんは議員30年を超えた熱海一のベテラン。
だけど一番活発に動かれている人として尊敬すべき方。
今日もお互いに意見交換をしました。『たけちゃんもしっかり頼むよ!』とまあ、元気に帰って行かれた。
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鎌田武俊君はまだ28歳の若手議員。当選して半年だ。
だけど、正直僕は彼のような頭も実力もある人は市議なんかしていてはもったいない気がする。
彼は熱海の市政なんかより日本を楽しくできる男だと昔から思っていた。
熱海の市議なんかなんの力もない。何にもできないことは解ってるよね。
だからこそ今日はじっくり僕の意見を話す。
『武俊君はもっと違うレベルで熱海を楽しくして!あなたが市議なんてもったいないよ』と。
こんな脳みそは本当に大切にしたいのだ。必要のない頭は下げないで欲しいと真剣に思う。
僕のこのホームページも彼の親友の和田さんに作っていただき、今も運営していただいている。
彼の周りには本当に有能優秀な若者が多い。だからこそもったいない。

そして都内の友人からもお花が届いた。
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友人のウダはお花屋さん。
今日は自分の作品は送れないけどと熱海のお花屋さんさんから春を届けてくれた。
ありがとう。
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夕方には知人一家がわざわざ都内から駆けつけてくれた。
人とのつながりは本当に嬉しい。
なかなか案内状を出しても反応すらないことが多いのはホント。
行くよーとか行けないよーとかメールくれるだけでも嬉しい。
ハガキって受け取る側はまたかーって思うのかもしれない。
だけど僕は一通ごと手書きでその人を想いながら墨で宛名を書いてますので・・・。
だから忙しい中を時間を作って僕の絵を見てくれる。こんな喜びは無いよ。
他にも静岡市や三島からも知人がたくさん来てくれました。

そんな余韻に浸りながら今日は友人との焼肉会。
場所はもちろん宝〇苑!
なんと半年ぶりです。9月に豚の絵を描いてからしばらく肉を断ってました。
というより、何となく肉を食すのが嫌になっていました。
まあ、それも二ヶ月でしたけど(笑)。

着くと満員。
『先生、あんた死んだのかと思ってたよ!』とご主人。
『ごめんね、肉断ちしてたもんで!』と僕。

そこからは思う存分美肉を堪能いたしました。
しかし、ここの肉を食べたら他のは本当に情けなくて食べれないです。
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これは自慢のタン塩。焼くとサクサクとして物凄く旨い。
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そして最高の上カルビ。片面10秒づつ炙ればよい。
口の中に入れたらとろける。
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そして、何といってもここのロースは最高です。
他の店のロースって真っ赤でカチカチでしょ。ここのはえ、カルビじゃあないのてくらいの肉。
それ以上に旨いのは後ろにある椎茸。
いったいどこで仕入れるのか、最高なんです!
ここに来て椎茸食べないのはもったいないよ。是非ともお試しください。

ってことで今日も花も団子も友人も有難い一日でした。
毎日の幸せに感謝します。

35年目の感謝 - 2011年03月23日

朝はいつものように神棚、仏壇にお参り。アトリエの神棚と伏見稲荷様にも一礼。
今日の計画停電の予定は18時20分からだ。

9時06分の東海道線に乗る。
長泉で半年間続いた教室の一期生も今日が卒業。
4月からはサークルとして再始動することに決まり一安心だ。
そんな皆さんと記念の一枚。
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3月の展覧会は延期になったけど、新たな会期も決まり皆でこの笑顔。

終わって昼は4月19日に放送予定のラジオ番組の収録。
いつものように僕の口は止まらない(笑)。
『ブデンさんに是非番組もってほしいです!』とパーソナリティーの小坂さん。
たぶん誰にもおっしゃるのでしょうけど、僕の毒舌はかなりきついので(笑)。

遅めの昼ごはんは三島の名店 本町うなよしにて。
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小さい生ビールと大好物のうなぎは最高。
そんな中、県会議員の橋本さんから今日の熱海の計画停電は回避とメール。

それから電話をかけまくる。
そう、今日は僕の35回目の誕生日。
毎年、お世話になってる方をお招きしてパーティーを開催している。
僕は誕生日は祝ってもらうのではなくて、こちらがご招待しお世話になった感謝の会だと思ってる。
しかし今年はこういった情勢で、誕生会は不謹慎かとも感じていたし、
計画停電ではどう準備もしようがなかった。

しかし停電は回避。震災以来熱海の経済はかなりのひどい状態。
だったら外でその一助にもなればと、まずはレストランの予約。
急だったので友人知人も何人来てくれるかわからないが、近所の欧風レストランのクレールに予約。
始まってみれば母や親友をはじめ多くのみんなが出席してくれた。
美味しい食事はもちろん料理もだけど、人と愛情だってあらためて感じたよ。
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ワインはたまたま隣の席にいらした昔からの大恩人で成城のWさんから。
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こんな中だからこそ本当に命の重みを感じた。
35年間の感謝の一日でした。
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イケメンマネージャーと大盛りカレー - 2011年04月01日

今日から新しいマネージャーが来ることになりました。
以前のマネージャーは女性で有能な方でしたが、残念なことに音信不通になってしまいました。
これから大きく仕事を展開する矢先で、決まっていたイベントがあったので全く驚きました。
出会いとは偶然で必然ではありますが、やはり人の紹介でないと仕事としては信用できないと実感します。
そんな教訓を交えながら、今回は後輩の経営する会社にお願いしました。
そこの専務でもある彼はまだ25歳と若いですし、絵のことはまだまだ勉強中とかですがイケメン君なので(笑)僕のお客様に多いご婦人方には可愛がっていただけるのではないかと思います。
やはり男は顔なんですかねぇ?(笑)。
これで僕が竹之内豊みたいだったら、日本画界のスターになるのは間違いないのか?
いえいえ、絵は技術と心です・・・。頑張ります。

そんなこんなでK君は9時にアトリエに来ました。
明日から始まる起雲閣の個展の準備と搬入です。
日本画の画材やら説明しながらいろいろと準備をしました。
今回の展示は150号の作品を4点出品します。
特に日展入選作など、これだけの大作を見ていただく機会はあまりないので嬉しいよ。
お昼の時間。
『K君は蕎麦とカレーとどっちが良い?』と僕。
『先生のお好きなもので構いません、でもカレーが良いです』とK君。
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宝亭に行き、ランチとライスにカレーを付ける。
今日はハムエッグにメンチカツ。ここのメンチは初めてでしたがかなり旨い。
K君は若いので大盛り。僕も見た目は元気ですが、胃袋は少しづつ大盛りは堪える(笑)。

そして元気をつけて搬入。
市役所から車が来て、起雲閣の野口館長とスタッフの中島さんなどがテキパキと。
大作は小田原の東美さんにお願いした。
館長と中島さんの手際の良いこと!びっくりしました。
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K君も一生懸命頑張ってくれた。
何とか搬入が終わりました。
震災で開催もどうなるか心配されましたが、僕は僕のできることを精一杯やる。
こちらのショップの売り上げなどは全額、震災のために寄付します。

是非ともこの熱海に、そしてこの展示を皆さんにご覧いただければと思います。

武典の大好物とは - 2011年04月06日

あなたの好きな食べ物って何ですか?  とは良く聞かれる。
今までは僕も自分で何が好きなのか良く分からなかった。
しかし、最近はしっかり『うなぎなんですよ~』とお答えします。

うなぎはとにかく好きだ。
都内でも名店はそれなりに食べ歩いてきたし、地方に行っても食べたりもする。
だけどやはり静岡県もうなぎの名店は多いので。

この10日間でも4回うなぎを食した。
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ここのうなぎは小さいころから食べなれた味。
だけど、うなぎの蒸しも焼きも僕好みではない。ここはうなぎよりも海老フライかな。
時々皮がブヨブヨと弾力を感じるので嫌だ。でも食べる(笑)。
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そしてこちらは僕の絵のお客様です。
言わずと知れた三島の名店です。焼きもちょうど良いし、美味しい。
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で、最近の僕の正直なお気に入りはこちらです。
沼津にありますが、月に2回は通っています。
うなぎはもちろん、タレ、蒸し、焼き、そして山椒に至るまで全てがベスト。
山椒ってうなぎ屋によっては茶色のどーでも良いものがある。
ここのは常に青々として舌に着くとビリビリとするくらい良い。
漬物もぬか漬けが自家製のようで、醤油もこだわってる。
かつ、お吸い物の肝さえ素晴らしいの。
とにかく今は一番だと思います。

最近は行ってないけど、小田原の風祭の友栄のうなぎは一品だよ。
まあ、それくらい大好きなんですよ。

カツを入れたいとき - 2011年10月09日

11月の個展まで実に大小20枚の作品を仕上げなければならない。
現在も大作に取り組んでいる。
昼夜兼行の作業が続いている。

しかし、世の中は秋。
何となく気持ちのよさに気が緩む。
だって食べ物は旨いし、風は気持ち良いし、お洒落もできる。
朝起きてから毎日がウキウキしてるんだ。

そんな自分に少し喝を入れたかった。
滝に打たれるか、はたまた座禅か写経か・・・・・。

『そうだ、喝(カツ)を体に取り込めばいいんだ!』

そう思い、画室から歩いて3分。

宝亭でお腹いっぱい美味しいカツを入れてきました(笑)。
これこそ元気の源。熱海は宝亭のカツカレーでした。

さて、頑張って描くぞー。

食欲だらけの秋 - 2011年10月22日

最近、お腹が空いて仕方がない。
読書、スポーツ、芸術と言いますが、やはり秋は食欲だと感じる(笑)。
栗にお芋に秋刀魚にサバ、海も山も美味しいものがたくさんある。
僕の携帯画像は9割が食事の写真だよ。
それも良いじゃあないですか。

先週の土曜日は幼馴染のフーコが熱海に帰ってきた。
電話の向こうで 『ねえ、たけちゃん、私、絶対佳助に行きたい!』 と。
最近、twitterで僕が佳助のことばかりつぶやいてるので、いろいろな人が
佳助に行きたがる。
『あんたさ、俺、佳助に行ってみたいよ』と言ってた男がもう一人。
親友の下田だ。特にこの男は僕の真似ばっかりしたがるので困ったもんだ(笑)。
最近は体系まで真似してるのかずいぶんと太ってきた(笑)。
仕方がないので下田も連れて和食佳助に3人で行くことにした。

佳助には僕からメインはすき焼きにしてと伝えてある。





僕だけはこの後に牛と変えて、ワインブタのすき焼きをおかわり。
ご覧のようにとても温かい料理です。この煮豆の味付けが大好き。
とりわけ豪華ってものは無いけれど、佳助の料理にはまごごろがある。
『美味しーい!!』を連発の二人。
『こんな美味しいもの毎日食べてるの?』とフーコ。
いやいや、週に3日しか来ていませんよ(笑)。
この後に本当はご飯とお味噌汁があったが、すき焼きのうどんでお腹膨れたので
店を移す。佳助のご飯はまた旨いんだ。

僕もみんなも大好きな伊太利anにて、僕の定番のツナサラダにピザとサングリア。
しかし、熱海は小さい街ながら良い店が多い。
あと、三島のターブル・ドゥ・クドウにも火曜に行ってきたので、秋のメニューを。

ここの自家製ピクルスとセゾンレガルのビールはぴったり合う。




ここの料理も本当に旨い。静岡東部でフレンチでは一番だと思いますよ。
熱海にあったら毎週通うこと間違いなし。
特に今回のギャルソンは男性でしたが、感じの良い方でした。
ズワイガニとアボガドのタルタルは秋の彩りで味も大満足。
オニオングラタンはこのあたりの店では一番旨いと僕は思う。
イベリコのソテーも下の野菜のラタトゥーユの味付けとぴったり合っていた。

ただ、今回のイチジクのコンポートは少し残念かな。
シロップに漬けて3日は経ってる感じがした。これだけ漬かるとどうしても外側が硬くなるので。
味ももう少し、あっさりとしてたほうがイチジクの味が引き立ったかな。
たまたま昨年のコンポートの画像があったので。

こちらのほうが好みだった。ワインゼリーの硬さも前回は良かったし。
まあ、果物はその年の出来にもよりますし好みもあるので・・・・。
ここのイチジクのコンポートを求めてわざわざ来るお客もいるのは頷ける。

と、こんな具合にいつものように食欲の秋を満喫しているブデンです。
今日は雨なので一日絵を描いて、夕食は友人と主治医と伝説の焼き肉屋に行ってきます(笑)。


伝説の焼き肉屋 - 2011年10月22日

朝から雨の今日は画室に籠って来月に控えた個展の作品を描く。
秋の雨降りは何となく切ない。

この一週間、何となく心がざわざわしていた。
特に何というわけではないが、そんな時が年に何度かある。
机を掃除してみたり、観葉植物に余分に水をやったりしても結局気持ちは晴れない。
絵描きの性分か、やっぱり筆を持ってると落ち着くのだ。

夕食は久しぶりに友人たちと『伝説の焼き肉屋』に行くことになっていた。
店名はこの店が予約が取りにくくなるので公表はしません(笑)。
ここは熱海ではないのだが、あまりの肉の美味しさに一時は週に3回も通ったほど。

焼き肉屋に限って思うのだが、確かに游玄亭のような店で食べるに越したことはないが
最終的には店構えや接客なんかより肉が旨ければ良いのだ。
仕込みはもちろんだが、最終的に店側が料理するわけでもなく、出された肉を客が焼くだけなのだから。
だからこそ、不味い焼肉屋には自分からは決して行きたくない。

さてこの伝説の焼き肉屋なのだが、今風の無煙ロースター何かではないし、
エアコンも着いてはいるが全く効いてない。
だから夏は煙はモクモクだし、窓と網戸をあけても暑くて死にそうになるので夏の間は僕は行かない。
そんなこんなで3か月ぶりぐらいだ。

迎えに来てくれたのは友人の美容師の鎌田と、その弟で熱海市議の武俊君だ。
珍しく武俊君が運転する。
『あー坂本さんが乗ると車が傾く!』と鎌田のありきたりのジョークで車中の談話がはじまる。
せっかくなので武俊君にもバリバリと意見する(笑)。

前にも話したが、鎌田武俊という人間は本当に面白い。
頭も良いし、ジョークにも長けてる。SFC出身で日テレ上がりのエリート君だ。
まあ、それがどうってことはないけど、熱海の市議会議員何かにしておくのはもったいない。
熱海の市議会議員なんて町内会の世話焼きおじさんにやらせればいいのだ。
今は地方議員の多くは自己の家業では食べれずに、議員の歳費でしか生活できない就職困難者が増えているとか。情けない話だが解る気がする。
結局、選挙の時だけ大風呂敷を広げて、報告会すらしない議員ばかり。
その辺の祭りに来賓で呼ばれて喜んで、そのことが市議の仕事だと思ってる小商人ばかりで
改革なんて文字は未だに見えたことがないからだ(笑)。
市の経費削減と言いつつも自分たちの歳費を削減する案件は常に否決する人たちばかり。
こんな人たちに熱海を任せるには忍びない。
その上、歳費を減らす代わりに政務調査費が欲しいなんて、国会議員じゃああるまいし
まったくボランティアのかけらもない。だから僕は彼らをセンセイなんぞと呼びたくないのだ。
その辺のところをコンコンと話す。
いつもの困ったような笑顔で困ったように返事する彼。
とにかくあの空気に染まらないようにと話して店に着いた。

店に着くと間もなくして僕の主治医で武典(ブデン)の会副会長でもある河西先生達が着かれた。
皆で久しぶりの乾杯。
焼肉と言ったら生ビール。ここのはそのビールでさえ旨い。
グラスはうっすらと氷が張るほどほどに冷え、泡の量も丁度良い。
僕は基本的に生ビールは繁盛店以外では呑みたくない。生ビール機はとにかく毎日洗浄しないと旨くない。暇な店の洗浄のできてない不味くなったビールを飲まされるほど情けないものはないから。怪しいと感じたらビンビールにする。

『ちょと、坂本さん頼み過ぎ!!!』と鎌田に注意されてもバリバリ注文した。
まずはタン塩から。

どーですか、これこそがタン塩。
そこらへんの焼き肉屋の薄っぺらい丸っこい切れっぱしとは違います。
厚みも充分。初めての人はこのタン塩だけでやられてしまうんです。

うっすらとゴマ油の香りを楽しみながら、表面がうっすら焦げたら食す。
サックサクの食感はまさに伝説。

次に厚切りカルビと上ロースを注文する。これを頼まないとここに来た意味がない。

厚みは2センチ近い。その辺の高級ステーキ屋の肉と同じですが
食べごたえはこちらのほうが充分にあります。もちろんロースもかなりの旨さ。

あまりに厚いので縦横と炙っていただく。柔らかくて噛まずに飲める肉です。
ロースは付け添えの玉ねぎやニンニクの芽をくるみながら食べるのが一番旨い。


さらに旨いのはこの上カルビ。
ここのを食べると他の焼き肉屋のカルビってカスみたい・・・いや失礼、でもそう思う。

さらっと炙って白いご飯の上に乗せて食べるのはまさに絶品です。

『ここのを食べちゃうと他の焼き肉屋には行けないよねー』と鎌田。
確かにその通りで、僕もいまやこの伝説の焼き肉屋以外は焼肉と思えない。
そして思い起こせば6年ほど前にこの店を紹介してくれたのは鎌田だったことを思い出す。
彼も美味しいものを食べるのが好きで、結婚する前はよく一緒に食べ物めぐりをした。

なんだかんだとみんなで飲んで食べておしゃべり。
合計で38人前を食べたって女将さんから言われたが、僕はまだまだ食べれる気がした(笑)。
そのくらいお腹に持たれない良い肉なんだ。それにタレが甘すぎず旨いのもある。
次には親友家族を連れて来ようと心に決めて店を出る。

体中に焼肉の香りを漂わせながら、デザートを食べに行く。

今日も楽しく良い一日だった。
ごちそうさまでした。

カッコイイは真心なり - 2011年10月31日

朝から来客が続く。かさねて打ち合わせ、電話と大忙しの一日。
一階でカフェをはじめてから、画室を急に訪ねて来られる方が多くなった。
まあ、考え方はいろいろあるが絵描きなんて一人の仕事だから、気軽に来ていただけるのはとても嬉しい。

日も暮れかけた夕方は日ごろお世話になっている都内で会社を経営するF氏が来られた。
この方はとてもセンスのある方で、常に服装も持ってるアイテムもご自身にぴったり合っていて素敵だ。
その時のスーツや季節に合わせて時計もカバンも靴もF氏の空気を感じる。
自身の好みもだが、相手を気持ちよくさせる服装と言うのはこういったことだと感心する。

今は昔の野球選手のようなセンスの若者は減った。特に男性はお洒落になったように感じる。
首には金のネックレス、時計はダイヤいりのロレックス、小さな鞄はクロコダイルかビトン、
トレーナーは胸に大きなトラサルディの刺しゅう入りなんて恰好は今は天然記念物となった(笑)。

F氏がお土産に東京日本橋にある『うさぎや』のどら焼きを買ってきてくださった。
僕はこれが昔から大好物だ。

もちろんそんなことはF氏が知る由もない。
いただいた方もこれが うさぎや と知らなければただのどら焼きに思うだろう。
ここのどら焼きは日にもよるが、その日に買いに行ってもほとんどが売り切れだ。
僕も買いに行く時は最低前日に予約をする。
もちろん名前もだがそれほどに旨いのだ。

常に感じてはいたが、今回のうさぎやで『この人はやっぱりカッコイイ』と再認識した。
前にも書いたが、僕は人に贈り物をするとき手土産一つも大切にしたい。
キオスクの袋にうなぎパイを掲げて行くような人間にはなりたくないと思う。
うなぎパイが嫌いなんじゃあないですよ(笑)。どこでも売ってるもんを持って行きたくないってことです。
だからっていつも虎屋ってのもどうかとも思いますし・・・(笑)。確かに おもかげ は旨いけどさ。

その人が何が喜ぶのか、家族構成を考えながら贈り物を選びます。
お菓子が良いのか、家族も少ないならお食事のときに召しあがれるものがいいのか・・。
一人暮らしの方に賞味期限が2日のあんみつを10個持ってたら困るでしょう(笑)。

それにはまず自身が買って食べること。知らないことには贈れないし、味も分からない。
洋菓子は特にパッケージは美しくても食べたらくだらないものは多いですから。

僕が食事やお土産にこだわるようになったのはある人の言葉がありました。
『人からいただいた時のまごころを知るため』です。
これは僕が英会話を習っていた先生から中学時代に教えていただきました。
その方のお父様は日本画家でとにかく掃除一つでもとてもいき届いていました。
お客様が来る前には香を焚き、玄関には打ち水をする。
そんなことを英語を習いながら教えていただいたのでした。
なかでもお客様がまごころをこめて持ってきてくださったお土産を知らないのは失礼だと言うことを教わりました。
その方がせっかく並んだり取り寄せたりした物をいただいても、感じてあげられない知識では失礼だと。
確かにそう思いましたね。

それから大学時代はお小遣いをためては美味しいと言われるものは食べ、高級店にも一人で通い、デパ地下の食品を食べ歩いたのです(笑)。
そのおかげか、沢山の食を知り、如いては人のまごころを感じれるようになったのです。
まあ、こういったことは押しつけがましくやることでもないのですが、
知っていたら 『粋』 ってものを感じ取れる気がするのです。

そういったことは年齢男女に関係なく、カッコイイと思うんです。
とにかく、一度このどら焼きは食べてみてください。旨いんだから。

熱海・森ちゃん寿しに想う - 2015年07月02日

梅雨の中の小さな晴れ間。今は我が家で一年ぶりに小さな個展を開催している。年に数回開催してきた個展だが、僕も39歳となり今は制作の時間も体力も精一杯で年に2度が限界と感じてきた。来年からは個展は年に一度になることだろう。

何となく一年ぶりに個展や展覧会の案内でなくブログを綴ってみる。最近は毎日書いていたfacebookも月に一度、忙しさもあるが今は自らを見詰め直す時間を大切にしている。

この3月末に馴染みの寿司屋が惜しまれながら閉店した。昨年の伝説の焼肉屋に続いて本当に残念な出来事だった。森ちゃん寿し閉店の情報は一部の馴染みの常連客だけの極秘であったが、日に日に全国の森ちゃん寿しファンに広まり一ヶ月以上満席状態が続いていた。80歳になる親方の体力も限界に達しているのが見て取れていた。
最終日は17時の開店と同時に一番に暖簾をくぐった。その後30分しないうちに馴染みのお客で満席となり、親方自慢の最後のトロを大切に味わった。気持ちがいっぱいでいつものようには食べれない。途中、20組以上お客を断っていたので僕達数名は1時間ほど近所の店に移り、他のお客様に席を譲った。

店の空き具合を電話でやり取りし、戻りまた皆で親方への感謝の会を開催した。ただ僕は15年の思い出がいっぱいになってしまい涙が止まらなくなったので閉店を見届けるまではいないで席を立った。
帰りは親方森ちゃん、娘さん、親しい森ちゃん仲間が皆で外まで出てきて大きく手を振り見送って下さった。嬉しかった、さらに涙が止まらなく恥ずかしながら家まで号泣して帰った。

この店はある意味僕の人生そのものだった。この15年、僕の画業の一部でもあった。体調が回復した快気祝いはいつもここ。誕生日の最後もここで〆。日展に落選したときも入選したときもいつも親方は詳しくは聞かずとも『先生、いらっしゃい!』と笑顔で迎えてくれた。泣いたり笑ったり愚痴をこぼしたり、大切な友や仲間はいつもここに連れてきた。たくさんの方ともこのカウンターで知り合いになった。親友と呼べるような友もでき、親戚付き合いをするような人までできた。それもこれも親方のカウンターでのチャッチボールの上手が全てだ。
親方の人柄に惚れ、寿しの旨さ、食の大切さ。旨いものを教えてくれた原点は森ちゃんだったような気がする。ある意味、僕の父親のような存在だったのかもしれない。
思い出は書けば尽きないが、今はただただ感謝の気持ちで溢れている。

今日は我が家に元親方森ちゃんが来てくれた。個展と僕の仕事場を初めて見てもらった。少し痩せた森ちゃんだが、今は散歩をし白衣の親方からごく普通の老人になっていた。それも人の人生なのだと嬉しくなった。

森ちゃんは閉店間際にさまざまな人に、思い出の品や店の器などを配っていた。だが僕は一切もらわなかった。
これで僕の人生の第3章をスタートさせるためには、それが良いと思った。
ただ、僕が森ちゃんに作ってあげた湯飲みの見本だけはこれからの僕の人生の心棒として画室の片隅に大切に置いて置こうと思う。