食事って美味しく食べたいですよね。
それには相手だったり、メニューだったり、雰囲気であったり。
相手が気を使う人だったりすると味も解らない時がある。
気ばっかり使うと全く美味しくない。
だから時に気に入った店に入るときは、相手のことも思って電話してから行くことも多い。
『僕の知り合い来てますか?』って。
やりすぎかと思われるかもしれないけど、食事の時間って大切にしたいもんね。
気になる相手が違う席で一緒だと嫌な時ありますよね。
昨年も新しいお店にもかなり通った。
料理も店も素晴らしいのに、シェフや給仕が横柄だったり高圧的だったり。
隣の席のセレブ気取りの客との接客にものすごい違いがあったり。
僕は贔屓(ひいき)は決して悪いことだとは思わない。
だけどこれでもかとばかりの差は次回に行きたいとは感じなくさせる。
大した腕もないのに親方気取る傲慢な和食職人なんかは問題外だ。
先日も銀座の有名寿司店に行った。
夜は高級店で知られるこの店も、ランチは限定丼が旨いと聞いてわざわざ行ったのだ。
入ると給仕の女性は愛想もなくいらっしゃいと。
カウンターには親方と職人が4人、目も合わせやしない。
お茶も言わなきゃ出ないし、頼んだ水は結局出なかった。
まるで仕方なく貧乏人にランチを食わせてやってるといった感じだった。
アナゴはたいそう旨かったが、もう二度と行くまいと思った。
おしゃべり好きの店主の店も面倒くさい。
大切なお客様を招待しても空気を読んでくれなかったりしたら残念だ。
『ああ、彼は昔はこんな子で・・・』、『こないだ〇〇君が彼女と来たよ』みたいな。
友人たちとなら全く構わないけど、なんでそこまで会話に入ってくるのか。
そんな店はお客のプライベートもあったもんじゃあない。
聞かさせるってことは言われてるのか?と思わざるを得ない。
お酒は弱いのでって言っても、これはロックじゃなきゃ旨くないって進めるバーテン。
まあ、解るんだけど・・・・。
美味しく食べるのは本当に難しい。
おせちに飽きたので近所のクレールへ。
ここは都内のお客様も作家の佐伯泰英先生もご紹介したが皆喜んでくれている。
大好きな店だ。
あーやっぱり安心して食べれるし、美味しい。
トマトのグラタンスープが心に沁みた。