About 2008年09月

2008年09月にブログ「武典ブログ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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2008年09月 アーカイブ

2008年09月02日

アトリエの現状2


明日搬入。まだ全ての作品は完成していない。
ちょっとした時間に睡魔が襲うが、意外とこの時間は柔らかな空間が描けたりするんだよ。

僕の空気は描いたつもり。
技術も巧さもありませんが、僕らしく僕の思いはこもってます。
一昨日の夜は元スタッフの五十嵐君が手伝いに。
昨日、今日はやはり元生徒の匠君が今も額の準備などしてくれてます。
こういったみんなの支えがあって個展は開催に向かう。
本当に有難いね。
天気は心配ですが、皆さま是非遊びにいらしてください。
さあ、今日も徹夜ですね。


2008年09月03日

個展の前日

徹夜徹夜の毎日で本当に体が疲れ切っている。
結局、昨日も睡眠はとれなかった。
午後にいつも僕の個展で搬入搬出をしてくれている小田原の東美さんがアトリエに。
予定より一時間以上遅い到着でちょっとハラハラ。
個展や日展の搬入の日ってかなりナーバスになるんだよね。
小品と日展作品をトラックに積んで、三島の会場に急ぐ。
会場に着くとみしまプラザホテルの岡崎さんと生徒の下山さんが待っていてくれた。
東美さんがいると本当に助かる。テキパキと絵がかけられていくのは気持がよい。

箱から出したときはなんだかまとまるのかと心配したけど、なんとかカッコがついたみたい。

さあ!明日は初日!
たくさんの皆さんとの出会いを楽しみに今日は眠ります。

2008年09月04日

坂本武典日本画展の初日

久々の睡眠は少し物足りなかった。
朝は同級生で僕の会社のスタッフでもあるYが車で迎えに来てくれる。
個展中は僕の会場の受付担当で頑張ってくれる。
開場とともにお客様がたくさんみえる。



武典の会の元会長南さん夫妻、(社)日本画府の羽田常務理事などなど。
午前中はもの凄い人でございました。
そこへ友人が来て、受付の手伝いをしてくれました。

午後からも友人知人がたくさん!嬉しいよね。
伊東からも神輿の八幡睦の若頭が来てくれました。
若とは昔から兄弟のように家族ぐるみで付き合ってます。僕のお兄さんのような存在。

7時の閉場間際には下田、JCの志方副理事長、石村専務が来てくださいました。

『おい、タケの富士山はサイコーだなぁ』って石村専務。
ありがとうございます。好物のポテト園までいただき感謝。
帰りはいつもの焼肉屋さんで疲れを癒して帰りました。

2008年09月05日

個展の空気


二日目。
やはり朝から多くのお客様。
昨日も『坂本君はご夫人のファンが多いね』と言われましたが、
確かに多くの知人が来てくださいました。この数年で多くの皆さんと出会ってきました。
出会いはもちろん大切ですが、それが続くように僕なりに生きています。

時間によっては会場が人がいっぱいで入れない状態も!

有難いですね。


今日も数点の作品のお嫁入り先が決まりました。
個展ってもちろん見ていただくことが一番嬉しいけど、気にいって作品を求めてくださるのはホントに感激しますよね。

2008年09月08日

帰り道の反省会


個展の後の楽しみ、いや反省会は毎日行いました。
家にすぐ帰って寝てしまうのは僕は駄目なんですよね。
この日はいつもお世話になっている本町うなよしへ。
実はこの土曜日は朝からもの凄い熱。39度もでてふらふらでした。
会場に行けないんじゃないかと思ったくらい。
朝早く、私の後援会の副会長の河西内科循環器科クリニックの河西先生にメール。
『ぶでんさん、すぐ来れます?』
開院と当時に入ってスペシャル注射をしていただき、数時間で回復!
お医者様は神様ですよね~。皆さんも是非スペシャル注射お試しください。
先生のこれはすごく元気になりますよ!
・・・・・・・・てなことで、栄養のために鰻を食べました。
鰻の美味しさはもちろん、ここのは刺身がいいんですよ。

初日はいつもの焼肉屋、この日は鰻と美味しい食事をしながらの反省会は話も弾む。

日曜日は母と三島のHさんと駅前の寿司屋へ。
先日お亡くなりになったご主人様のお墓を建立する石碑の文字を頼まれました。
『我が人生に悔いなし』と書いて欲しいと。Hさんらしく素敵な言葉。
その寿司屋、寿司は僕の好みではなかった。
でもこの水菜と桜エビのかき揚げは旨かったよ。
月曜日はYさんと彼氏のシゲキさんと三島・すみの坊へ。
着くと何人かの知人にお会いしました。さすが大繁盛。
ここは私のギャラリーでもあります!
入口の鯉の滝登りに始まり、各部屋など全部で10点の作品が展示されています。
作品はまたアップします。
もちろんウナギも美味しい。お客様もあふれていますよ。



僕のおすすめデス。
鳥のサラダ、カニ玉、揚げ出し豆腐です。
この3品は是非食べてほしい!カニ玉はあんの酸味と甘みのバランスが見事。
揚げ出しはとにかくウマ過ぎ!
そんなこんなで毎日反省会。
カロリー計算が怖いけど、これも個展の楽しみでもあります。

2008年09月09日

1000人との一期一会


有難いことに会期中約1000人の方がお越し下さいました。
上の写真は熱海青年会議所の田中理事長と鬼倉次年度理事長、細野豪志代議士です。
右と左で自民対民主か?って思いの方もいるのかね(笑)。
自民だ民主だなんてことで付き合いを変えるのは下らない。皆仲間ですよ。素晴らしい友人。

『ちょっと白髪が増えたんじゃない?』って僕。
『たしかにね、父親も真っ白だからしょうがないよ・・・』と細野。
『でもさ、選挙も近いしテレビもよくでんだから、染めなさいよ』
『そうしますか・・・・。』
なんて会話をしてたら、次の日に細野の奥さんが来て今日、髪を染めに行きましたよーって。

長泉の遠藤町長。
昨年から長泉の美術展の審査をしている関係で遠藤さんとも親しくさせていただいてます。
山の方にまた芸術の発信地を建築中とか。
僕にも是非手伝って欲しいとのことでした。
長泉からは役所、美術展関係の多くの方がお越し下さいました。感謝します。
それに比べて熱海は・・・・。
そのうちに僕も長泉に引っ越しちゃうかもね。




とにかく人との出会いは素晴らしい。
人間はひとりでは生きていけないもんね。
個展を開催するたびに人との出会いと繋がりを実感する。
絵を発表しても人が来てくれなくては意味ないじゃん。
僕は本当にみんなのおかげで生かされてるんだな~って思います。
6日間の個展が今日終わりました。

2008年09月10日

ホッとしたのは数時間・・・

昨日の個展の片付け搬出は東美さん、スタッフのYに加え、Yの彼氏のシゲキさんが大活躍で本当に助かりました。
我が家はアトリエが2階、倉庫が4階にあるので僕の体力では・・・。
そんなこんなでミニ打ち上げを熱海のとある焼き肉店で。
さて、今日は本当に清々しい朝を迎える。

近所のプランターにはコスモスが。綺麗ですね。
たまには一人でゆっくりランチと決め、海岸沿いのテール・エ・メールへ。
ここは数年前からお気に入りのお店。
お店は僕のカフェの茶房月の渚と同じ岩本佳之先生の設計。
僕はこのお店を気にいって岩本さんにお願いしたと言っても違いないかな。
爽やかに風が流れる店内。
今日はAコースランチをオーダー。それとシャンパンを少しいただく。

ここのパンは清水シェフの手づくり。もっちりとした食感がたまらない。
質の良いオリーブオイルに岩塩とバルサミコ酢、それにパンをつけていただくのは最高。
これでワインが2、3本はいけるんでしょう(笑)。

前菜は生のなすときゅうりと白身の魚。生のなすって甘くておいしい。
きゅうりもたたきながら千切ってあり、食感が良い。『幸せだな』と感じる時間。

パスタはシラスとキャベツ。シラスの塩味と海の香り、キャベツの甘味がうまくなじむ。
隣の席の方とのボリュームを見ても僕のをちょっぴり多めにしてくれた様子。

デセールはティラミス、コーヒーといただく。
ここの料理は複雑さが無くて本当に素材の味が活かされてるよ。熱海にもこんな良い店があるよ~て教えたいお店です。
食事を終え、外に。空も気持良い。
135号線を歩くと熱海駅行きのバスが。何となく乗っちゃいました。
駅に着くと2分後に東海道線下り始発が。何となく乗っちゃいました。
沼津で何となく下りて、ブラブラと。
石ころやで買い物をし、とっちゃんの店に寄ってドンクでミニクロワッサンを買って帰る。
久しぶりにのんびりと過ごす。帰ると6時。
今日は7時からNOKKOさんのコンサートのバックの大壁画の制作。2.4メートル×7.2メートルの大きさ。
一人で今日と明日で完成させなきゃなんない。では仕事前の腹こしらえに宝亭へ。

Bランチカレーがけを。しかし、一日どんだけ食ってんだいって感じかね。
元気の源ですから。
数時間のブラブラでしたが、一気に元気になりました!

さあー、NOKKOさんが喜んでくれる絵を描きましょう!!!!
制作過程は明日のブログに。

2008年09月11日

NOKKOさんと僕の壁画

NOKKOさんのコンサートの壁画の依頼を受けたのは一か月前。
ノッコさんと御主人のGOH HOTODA氏が僕の描いた本の装丁画を気にいってくださり、
あんな感じのかわいい絵をとお話をいただいた。

壁画制作現場に着くと巨大な白いアルミ板が横たわっていた。
特殊なアルミの薄い板に描く。丈夫だし軽い。
白い下地はJCの蛭田さんが塗装をしてくださった。

貼り合わせは下田、金澤君、桜井君がもくもくと作業。
僕はこの数週間で考えた構図を再度頭の中で練り直す。
ノッコさんが歌う曲をイメージし、自分なりに会場と来場の中心の子供たちが楽しめる絵を描きたい。
下書きは無い、一気に描くつもり。
日展制作なんかでは習作に2か月をかける。
今回のような仕事はスピードと感覚が一番かと思っていた。

ボードを3つに分けて描くことにした。立ててみるとかなりの大きさ。
まずは黒いペンキで輪郭線をバリバリと描く。
30分足らずで描き切った。
続いて着色。みんなからも『いつものぶでん君じゃないみたいだよ』って言われるように。
上に下に7メートルの画面を飛び回る。

自分でも気持ちの良い時間。
これでイケメンだったら来場者募ってパフォーマンスペイントやりたいな(笑)。

2時間の作業を終え、乾かすこともあったので残りは次の日に。

二日目、仕上げにかかる。
こういった絵はどこで筆を置くかが難しい。
やり過ぎてもいけないし、自己満足の中途半端は見る人はもの足りなくなる。

一時間で完成。正味3時間。
でも、充分戦えたような気がします。
皆の協力があって仕上がった作品。明日の搬入は僕はいないのでどう見えるか心配です。
でも、今後につながる楽しい仕事を発見しましたよ。

2008年09月12日

龍との時間

昨日のNOKKOさんのコンサートの壁画制作を終え、午前中からの搬入と飾り付けは心配だったが、
今日は高山先生の遺作展のレセプション出席のために都内練馬区立美術館に急ぐ。
会場は日展の諸先輩方や中島千波先生など多くの芸術、美術関係者で埋め尽くされていた。
僕はマイペースに作品を拝見する。
言葉は無い。先生の偉大さと素晴らしさ。とにかく充分だった。
今日はゆっくり拝見できないので、再度来ようと考え足早に会場を後にする。

会場を出ると、親友の龍から電話。
『今、会社終わったから新宿出てきなよ』
彼は学生時代からの親友。
僕とは全く正反対の人物かな。
学生時代からサッカーにサーフィンとスポーツで毎日を過ごすような感じ。
性格もさっぱりしてる。電話もメールも短い。
言い訳もしないしね。
Dとよく似てるのかも。まあ、人間なんて自分と似た奴とは一緒にいると嫌でしょ(笑)。
正反対の方が風が通るように気持ちいいのかも。
新宿南口で待ち合わせ、近くのカフェに。

彼との話は面白いかな。
絵の話もしないし、スポーツとか芸能人の話題とかしてくれる。
僕はテレビもあまり見ないし、サッカーも野球もルールもよく知らない。
でも、そんな僕に教えてくれるようにサーフィンの気持ち良さを夢中で話す。

『人間って面白いなぁ』

僕は僕で龍の知らない世界を話する。
絵の話や食の話などなど・・・。
お互いが共通の趣味も話題も全くない人間。
でも面白いし、楽しい。
水と油があって世界なんだよね。

銀座アスターで夕食。

最後は炭水化物をたっぷりとって『また来週ーっ』なんて冗談を言って別れました。
友と過ごす時間は心地よいもんです。
くだらない話も心の栄養なんだよね。


2008年09月13日

NOKKOさん子供達と歌うコンサートと100円市場


下田が苦労に苦労を重ね、ようやくこの日を迎えることができました(笑)。
我が熱海青年会議所が一年がかりで準備をした100円市場当日。
空はまあまあ、何となくうまくいきそうな感じ。
僕のデザインしたのぼり旗も良い感じに仕上がった。

昨日、夜に同じ青年会議所委員会メンバーの達也さんから『絵がとてもいいよ』
とメールいただき少し安心していましたが、コンサートの壁画が気になってた。
会場の観光会館へ着くと僕の描いた壁画がうまく設置されていた。

あんな大きな画面も会場に設置すると以外とちょうど良いもんだ。
会場にNOKKOさんが入り、僕らも準備を整える。
リハーサルで絵に照明があたると・・・・・


なんだかものすごく感動した。
NOKKOさんの素晴らしい歌!バックの演奏!そして僕の描かせていただいた背景!
歌にあって僕はものすごく調和してるように感じた。
嬉しい時間でした。
会場あふれる700人が来場。本番が始まると熱気に包まれた。
この2時間にどんだけの皆の苦労がつまってたのだろうか。感謝。

打ち合わせではバックの絵を描いた僕の紹介をNOKKOさんがして下さる予定でした。
でも、無かったのでした・・・。
僕も都内からもお客様が来て下さっていたので、それは大切なことでしたが、
打ち上げの食事会の場所でNOKKOさんとGOHさんがそれはそれはご丁寧に
お詫びしてくださり、かえって申し訳なかったです。
僕はこんな素晴らしい機会をいただいたので嬉しさでいっぱいです。

100円市場も大成功に終わり、素晴らしい一日でした。
下田、ごくろうさん!!


2008年09月14日

師は大き過ぎる存在


先生のご自宅へお伺いするのも今日が最後かも知れない。
そう思うと、いろいろなことを思い出しました。

僕は高山先生の弟子といっても一番若い存在。
先輩方は65歳くらいの日展の評議員や会員の先生がほとんど。
僕なんかは本当に奇跡的に弟子にしていただけたような気がします。
熱海での師、藤島先生の存在があって、亡くなった高木先生の後押しがあってなど。
本当に有難いです。
とある大先輩の日本画家にも『坂本君は高山先生と話できるなんて幸せだなあ』って言われました。
確かに、我々日本画家にとっても芸術を勉強してる人間にとっては
高山辰雄という存在は偉大です。
先生がいらっしゃるときはいつでもお伺いできるからと思っていました。
お亡くなりになって、もっともっと教えをいただきたかったと本当に残念です。

今日は先生の一周忌法要。
先生の画室での法要でした。

僕もほんの数か月でしたが先生のご自宅で書生をさせていただきました。
それも週に2,3日ほどでしたが大変勉強になりました。
朝起きてから、夜中先生が筆を置かれるまで先生のおそばにいられたのは宝です。
思い出や書きたいことは多くあるのですが、僕が書くのは先輩にも先生にも失礼になるので
心のなかの大切な思い出にします。
とにかく師は本当に大きいです。
その師がいなくなり、まだ32歳の僕はこれからどう勉強していくのか毎日考えています。


2008年09月15日

月下美人と花火

昨晩は先生の法事から帰って、地元の店で久々のミニ同窓会。
下田、幹士と三人でかなり盛りあがった。
二次会、三次会と楽しみ帰ったのは3時頃だった。

玄関前の花壇に白いものが見える・・・。

『月下美人が咲いた!』

つぼみは気がつかなかった。
一輪が美しく咲いていた。アトリエにあったデジカメに。
スケッチする元気がなく残念。朝にはしぼんでしまうから。
でもこの出会いに心が透明になる。

今日は沼津の教室。
終わるとすぐに自宅に戻る。
本町うなよし・すみの坊の伊藤社長と三島のHさんなどが我が家に花火見物。
今日は夏の最後の花火大会。
少し小雨でしたが社長たちは喜んでくださいました。
花火は花火で美しく咲いて僕の疲れた心を透明にしてくれた。

2008年09月19日

休みが欲しい!!!?

この一か月、何にも予定が無い日は一日も無かった。
家にいることも多いので、世間様は坂本は遊んで暮してるって思う様ですが
かなりのハードだよ。
今週もお客様との打ち合わせやら、友人との会食やら水曜日は長泉にレッスン。
昨日今日は絵画教室で、AMICの湯祭り絵画コンクールの審査など。
会社の経理から個展の残務処理などなど。
依頼された絵も20枚は描かなくてはいけない。
ロゴマークの依頼も数件・・・・。

忙しいのはありがたいですが、少しはのんびりしたいかな。
そろそろ出かけたい虫が騒ぎ始めるころかも・・・・。

2008年09月20日

サーファーの考えること

先週末、『また来週ーっ』って別れた親友の龍。
今日は妹さんの家に行った帰りにアトリエに立ち寄った。
『あんた、ほんとにまた会ったね・・・』

来たのが昼だったのでランチに出かける。
『俺さ鰻が食べたいさ』と龍。
だけど、熱海にはうなぎ屋ってあまりないんだよ・・・。
特に街中のうちの近所には無い。

あーでもない、こーでもないと言いながら歩き回ってるうちに
先週も紹介したテール・エ・メールの前を通る。
『ここにしようよ』と僕。
『イタリアンは一昨日食べたから嫌だ』。
本当に性格も意見も合わないね。Dとは性格は違えど食べるものと趣味のセンスは合う。
龍とはこれも合わない。
鰻は夕食に食べようと説得し、席に着きAコースランチを注文。

今日は前菜のトマトが輝くような美味しさ!

今日はトマト日だ!と決めパスタもトマトソースを選ぶ。
最期のデセールはパンナコッタ。ここのパンナコッタはかなり美味しい!
これだけを食べたいくらいに美味しい。
清水さんはデセールかなりの腕前です。

食事中、今日もするのはサーフィンの話ばかり。
聞いてるとサーフィンがやりたくて仕方なくなる。不思議だなぁ。
店を出て、海を見ながら歩く。
『きっと千葉は波がいいだろうな。明日はサーフィン行くよ俺』
どうぞ、ご自由に・・・。

なんだか食事の量が物足りなさそう。
とにかく僕の倍は食べる彼。
そのくせ僕の半分の体重でサーフィンだサッカーだと言ってモテモテなのも悔しいね。
海の見えるカフェに立ち寄りチキンバスケットとアイスコーヒーを注文。

ここでも出るのはサーフィンと波の話(-_-;)。
『そんなに面白いのかい?僕も連れてってよ』と僕。
いいよ!明日行くか!
着れるスーツかあったら行くよと笑う。

夕方から絵画教室。
その時間も龍は僕の部屋で明日の波をネットで調べては大騒ぎしていた。

明日の波は良さそうだとか、ここが良いですよと仲間と連絡。
絵描き仲間がスケッチをする場所をウキウキ仲間同士で話すことはないから。

教室を終え、鰻の約束を森ちゃん寿司の穴子に変更し、
寿司を食べてる最中もサーフィン話に盛り上がり10時半の電車で
親友のサーファーは明日の波を気にしながら帰って行きました。

『サーフィンやりたい』・・・・今日の僕の決心でした。


結婚式DE同窓会

朝から土砂降り・・・。
同級生の飯塚の結婚式が小田原ヒルトンで開催される。
友人のターボーから『明日は昼過ぎに熱海駅集合』とメールがあったが、
招待状を開くと小さな紙がひらひらと落ちる。
『結婚式に参列していただきたく12時○分までに・・・へお越し下さい』と書いてある!
それをみてターボーに確認!急遽皆の集合時間が早まった。
いつも調整役のターボーありがとね。
そんなドタバタもあって盛り上がりながら会場へ。

美男美女のカップルは美しく華やかに見えた。

近しい友人の晴れ姿はうれしいもんだ。
飯塚の所属する神輿の若獅子會の神輿が華を添える。

とにかく今日は熱海中学の同級生が20人近く集まった。一昨年、僕が同窓会長として10年ぶりに同窓会を開き集まった以来の大人数。10年ぶりに会う親友もいて僕も嬉しくてたまらない。


おがちゃん、関、ゆたか、カツ、明、カキン、哲夫に優君、アッチなどなど。
特に範ちゃんと会ったのは嬉しかった。

中学時代の友人はお互いを知りつくしているので、隠すこともなく安心して付き合える。
10年以上会わなくても一瞬の会話でその当時の仲間に戻れるね。
あまりに楽しくてこの僕がかなり酔っぱらってしまう・・・。
このままでは帰れないのではと心配で下田に迎えを頼むがあっさり断られた(笑)。
そんなこんなでたのしい披露宴を終えて、地元熱海での二次会。
ここではさらに同級生が女子を含め30人に!
ほんと同窓会になりました。
ビンゴゲームで前回もたこちゃんの結婚式で1等をいただき、今回も二回目で一等。
それは新郎新婦に寄付しました。
僕ってこういった籤運はかなり良い。今回も解ったもんね、当たるのが。
三次会も場所はありましたが、気の合う4人で僕の大好きな森ちゃん寿司に行く。
二日連続の森ちゃん。

優君、あっち、範ちゃんといろんな話をして幸せな一日を終えました。
友達は良いもんだねホントに!!

2008年09月22日

行っちゃう!京都

昨晩は久々に楽しい一日だった。
でも・・・・・なーんとなく日々の疲れがたまっていた。
『どっかに行きたいな・・・』僕の口から時々これが出始めていた。

朝、起きて空を眺める。天気は良い。

『京都に行っちゃうか』

10時半のひかりに間に合うように支度をする。
一泊の予定は簡単。カバンに下着、デジカメ、御朱印帳をつめ財布さえあれば何とかなる。
家を出る10分前にいつもの宿に電話で予約。

『お彼岸だから南禅寺にお参りに行ってきまーす』とタクシーに乗りながら母に伝える。
『え、京都に?』ビックリした声を出しながらもまたいつものことかと思ってるに違いない。

新幹線も今は携帯で予約して切符も要らないから便利だよね。
新幹線車内は空いてました。
僕の斜め後ろには元〇JAPANのとある方が乗ってましたね。浜松で降りて行かれました。

京都駅に着くと今日も木屋町の菊乃井に。

ここは本店より一人だと気軽に楽しめるので好きだね。
いつも7350円の昼懐石とビンビールの小瓶を注文。

味はもちろん季節の空気を感じさせる盛り付けは見事。

戻り鰹には早いのだろうが、旨かった!

まったけの土瓶蒸し。秋の香りに幸せになる。
また、素材がいいし、大きさが。
こんな一流店でこの安価でこれだけの料理でしょ?凄いよね。
他の店がどれだけ怠けているかが分かりますね。

穴子の柔らかさと筍のシャリシャリとした食感がたまらない。
熱々をぺろりと食べました。僕はこれが一番うまかった。
〆は僕一人のために炊いてくれた雲丹御飯。

少し硬かったけど雲丹は甘くて良かったよ。

最後はシフォンケーキとかぼちゃのアイス。
種の食感も甘さもかなり良かった。

ホントにここに来るたびに感動する。味も素材も接客も見事です。
食は文化だと感じる瞬間がここにはあるね。
ここに来るだけでも京都に来る意味はあるんだ。

さて、お腹も満足し時計は2時半。
京都在住の友人に電話。
『今日はちょうど休みなんです!坂本先生に紹介したい人がいるんで夜に食事を!』と嬉しい返事。
7時に宿に迎えに来てくれるとの約束をし、祇園をぶらぶらする。

お気に入りの最近できた きれのはな で月の渚にお土産を。
ここはホントにかわいいきれの小物がいっぱい。楽しいし脳みそが喜ぶ。

その後は八坂神社にお参り。

ここは芸事の神様でもあるし、Dと会社を興すきっかけにもなった大切な場所。
日頃の感謝をこめてお参りしました。

ふと空を見上げる・・・・。

綺麗だなあ。天気は良い。
ちょうど1年前もこの場所にいた。
あの日は雨が降っていたけど、素晴らしい爽やかな時間だった・・。
自身のこの1年の反省をこめて再度拝礼。

南禅寺に向かう。いつ来てもいいお寺です。

庭の枯山水を眺め日々を想う。
絵のこと、先生のこと、会社のこと、友人のこと、家族のこと・・・・。
1時間はその場所にいました。こういった時間は無駄のようで無駄じゃない。
一人の旅ってこういった時間が大切だし嬉しいよね。

一緒に会社やってるDとの商売繁盛と家内安全を願って護摩札を奉納する。

その後は骨董と鉄斎堂で秋野不矩展を鑑賞しながら京都の街を楽しみました。
夜の食事は明日のブログにて。

2008年09月23日

京都の夜と僕の心

夜は宿に戻り、しばしのんびりとしながらも写真の整理をする。
坂本はまた食べもの三昧の旅かってお思いですか?
仕事ですよ、もちろん。
絵の取材と食の研究です。

7時、約束通りに友人が車で宿まで迎えに来てくれた。
『先生、お久しぶりです!』とK君。
今日は婚約者を紹介してくれました。
K君は肌もつやつやだし、どう見ても20歳そこそこだと思ってたら28歳だって。
驚きました。僕とそんなに変わんないんだね。
彼は新宿の会社に勤めてた営業マン。仕事で僕んとこに通ってて親しくなった。
今は地元の京都市内で仕事してる。

もう間もなく終わる床を楽しもうと、鴨川沿いで焼肉懐石を楽しむ。


川床は涼しくて気持ちよい。
それに焼き肉もなかなかでございました。

仕事の話に花が咲く。
彼の仕事やらの話は僕の仕事と関係ないわけではない。
京都の現状やら、いろいろ話が聞けて良かった。
かわいい婚約者も19歳でしたかマナーがあって・・・。
食後は車で夜景の絶景ポイントに連れて行ってくれた。

月が美しかったなあ。
ありがとうK君、お幸せにね。

朝は10時に宿を出て、京都市美術館へ。
秋の院展を鑑賞。

非常に勉強になった。院展はやっぱりスター作家が多い。
院展作家は画商が扱うが、日展はダメってのは何となくよく解る。
なんだか考えさせれました。

その後は平安神宮をはじめ数か所の寺院を参拝。
歩いて歩いて4時間。
清らかな空気の中にいるといろいろ考えられる・・・。

この1年で僕の人生は大きく変わった。
尊敬する師匠が亡くなり、家業のこと、絵のこと、仕事のこと。
何となく自分を見失いそうになる。
これでいいのか??これが本当か??
この心は本物だろうか?

でもね、ある悩みが解決したの。
・・・・・・・・・良いんだよ  って声がした。
青不動のお寺の庭を見てそう感じた。
それだけで今回の旅は収穫。心は大きく動いた。

さてと、帰るとしますか。

母に下賀茂茶寮の弁当、Dとスタッフ、下田に豚まんを買って
19時半からのJCの次年度の理事会に間に合うように家路に着きました。


2008年09月24日

絵のモデル


今日は絵のモデルさんが来てくれる日。
今回は日展のモデルを若い夫婦にお願いしたのです。

大作の制作は時間もかかるし、スケッチはかなりしますが
どうしても実際に来て欲しい時があるんだよ。
今日は仕事を終えてから二人で一緒に来てくれました。

今までにどのくらいの人間を描いてきたんだろう。
大学時代は彫刻専攻だったから、週に一人以上は描いてたね。
クロッキーでなく、しっかりとした制作だけでも100人以上は描いたのか。
女性を描く時、特に友人は難しいね。
きまって『かわいく描いて』って空気が伝わるんだ。
かわいい人間を描きたいわけじゃないから、それが厄介なんだ。

でも人間を描くのは面白い。
見てるとその人の感情や性格、昼に何を食べたかまで解る気がする。
その人を通して僕を描きたい。

2008年09月25日

スタッフとの別れ

約1年頑張ってくれたカズヤ。
今日でお別れです。
本当に一度の遅刻も休みもなく、頑張ってくれました。
いろんな所にも行ったし、いろんな食事を勉強もした。
彼の作ってくれた食事は美味しかった。

思いやりがあって、いつも気を配ってくれた。
ありがとう、本当にお疲れ様。
残念だけど、明日からは新しい職場で頑張ってください。
僕にとってもDにとっても戦力を失うのは辛い。
でも皆自分の人生を大切に生きてほしい。

今日はまたカズヤの30歳の誕生日。
お別れ会と誕生会を皆でしました。
ありがとう。そしておめでとう!!
別れ際の『たけさん、ありがとうございました』って手を振る姿にYと号泣してしまいました。

2008年09月27日

子供たちの成果

おめでとう!!!!
日本ジュニア展に我が教室から7人の入選者がありました。
公募展は入選、も落選もあるし、審査員の好みがあるから難しいけど、
僕も公募展の入選や入賞がきっかけで絵が好きになったし、今の僕がある。
だからうちの教室はどんどん挑戦しています。

どうです、この誇らしげな子供たちの顔!!


頑張ったねおめでとう。
こんなきっかけが大きな自信となって素晴らしい大人になるんだよ。

2008年09月28日

審査員の難しさ

今年も長泉町の美術展の審査員を依嘱された。
僕のような32歳の若輩者が審査員とはおこがましいですが、一生懸命責務を果たします。

そして今日はその審査の日。
日本画、洋画、彫刻、工芸と審査員がいます。
洋画は僕の高校時代の恩師、彫刻は日展の評議員の堤直美先生など重鎮ばかり。
今回もかなりの力作が揃いましたね。

僕も日展で入選したり、落選したりと審査を受ける身。
自身がやって賞をつけるのは本当に責任がありますよね。
自分がやってみると難しさがよく解る。
日展も数か月かけて制作し、一審で落ちるのは数秒でしょう。
制作した人の苦労を考えたら大変なもんです。
だけど、それも人生か。

苦しみながらも2時間、作品と対話しました。
良い勉強をさせていただきました。感謝。

2008年09月30日

利休庵と僕

熱海の銀座通りにお気に入りの蕎麦屋がある。
利休庵。

中学の後輩が経営する蕎麦屋です。
僕がカネちゃんって呼ぶその主人はなかなかの勉強家。
店もセンスは良いし、蕎麦もかなり旨い。
某有名放送局の会長もお忍びで通うほど。
最初はつゆが僕には濃いかなって思ったけどね、今じゃあこれで無くてはいけない。
尊敬する池波正太郎先生じゃあないけど、蕎麦屋での楽しみはいろいろある。
それはこの店では叶うんだ。
今日は昼食にアナゴの天ぷらとせいろを注文。
あなごはつゆにつけずに、塩でいただく。
旨いんですよ、てんぷら屋の天ぷらでなく、この蕎麦屋の天ぷらはちょっと冷めても旨い。
日本酒をちびりとやりながら、てんぷらと湯葉を食べる。
これは格別!

『坂本さん、多めにしときましたよ!!』
言わずとものこのサービスがいいよね。
ちょっと待つけど、ここのそばは是非食していただきたい。

僕の最近一押しの憩いの場でございます。