春の賞味会

午前中は事務仕事でなんとなく忙しくしてる。
三時過ぎ、今日は何か予定があったはず・・・・!沼津東急の春の賞味会だったことを思い出す。
すぐに日本料理 源氏に電話を。
『今日は賞味会でしたよね、ご招待状頂きながら忘れてましたが・・・』
私の声だけで『あ、もしかして熱海の坂本ぶでん様でしょうか?』の返事!
こういった応対は嬉しくなりますよね。そんなこんなで6時からの春の賞味会へ出席することに。

沼津東急の日本料理 源氏は数年前から月に何度かは通ってます。
窓から見える狩野川が美しく、窓辺でゆっくり日本料理をいただくのは気持ち良いひととき。
入口で大谷板長と接客の責任者の山田さんが迎えてくれました。
この山田さんがいつも快い接客をしてくださるの。
他の皆さんもいつも着物姿で凛とした良い空気なんです。今日の電話は長島さんでしたか、感謝。
テーブルに着くとお品書が・・・うん、なかなか楽しみだよ。
満席の様子。ご夫人方や老夫婦が多いようです。みなさんの空気で楽しみなのが分かるね。

大谷板長が挨拶。今日はかなり自信があるようだね。さてさて、始まりました。

先付の子持ち昆布の味は丁度良いね。私好みです。

楽盛りの穴子桜寿司は最高。桜の香りとアナゴの柔らかさが見事にマッチ。
サザエの木の芽味噌焼きはサザエ独特の苦みが、木の芽味噌の甘味とうまくからんでる。
とにかく美しいね。芸術品のようでした。

お椀は鯛の白子包み。鯛はもちろんタラの芽の苦みが春を感じる。
小さな椎茸も手を入れてしっかり塩を利かせてる。ただ茹でた椎茸じゃあないね。さすが。
お造里は平目、縞鯵、鮪、サヨリ。サヨリは甘くて旨い!鮪も赤身とトロとがいいね。
平目もエンガワがコリコリ。どれもかなり良かったですな。
煮物は牛肉の味噌煮。箸で肉がホロホロと柔らかい。
春の筍は柔らかい、シンプルのようでとても手が込んでますね。

メインの焼き物。
伊勢海老の雲丹焼き。とにかく見ての通り雲丹が結構多くて、伊勢エビと雲丹の甘味が溶け合う。
イヤー、想像以上の旨さ。素材が良いとシンプルでも素晴らしいですね。

蒸し物はフォアグラの茶わん蒸し。フォアグラもしっかりフランべしてあり良いよ。
味はしっかりしていて私好み。まあ、今日は尿酸値は気にしない。
食事は握り寿司。東急の寿司は酢飯がちょっと甘味があって旨いよ、本当に。
そこらへんの寿司屋よりいい味。
留め椀は鯛の潮汁・・。身がしっかりで旨いうまい。
最後まで緊張感ある内容の料理でした。
値段の割にはかなり頑張りましたね、東急さん。
最期は奥村パティシェの特製デザートとコーヒーでした。

まあ、最近東急の和食は味が落ちたのではと知人は言ってましたが、大丈夫ですよ。
ただ、昼の簡単な食事もこのくらい板長には頑張って欲しいと伝えました。
まあ、気持ちの良い食事でござました。ちなみに一人は私だけでした(笑)。
あと、友人から毎日食べてあんた絵を描いてるのかい?って心配が。
もちろん描いてますよ。絵描きが絵を描いてるブログ書くのは嫌なんで。
もちろんたまにはそんな紹介もしますがね。

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