悲しみの朝

朝、僕の部屋に母が来て涙を流しながら言った。
『たけのり、Tが死んだって』・・・・。
『え!!本当に!!』
Tさんは母の同級生。
つい、10日ほど前にも僕にある資料を届けてくれた。
この時期になると、いつも僕と母を夜桜見物に伊豆高原へ車で連れていってくれた。
女性だけど、男っぽいさばさばした良い人だった。
ちょうど、3年前の夏、母が入院してた頃に彼女も大病を患って入退院していた。
その後は放射線ですっかり髪が抜け落ちていたけど、気にする様子もなく
いつも元気で笑顔を振りまいていた。
家庭の事情で家を変わったり御苦労が多かったように思う。
食事も病院も自身の体調に合わせて行けなかったに違いない。
人間って何なんだ。
人は法の上には平等とは言え、高度な先進治療は高額で
カネのないものは早く死ねというようなもんだ。
高速道路1000円なんてくだらないことで喜んでないで、
医療の充実と医療費の減額を願う!
年金も6万そこそこでどう生きろっていうの?
日本って国はまったく何やってんのかと悔しくなった。
Tさんの苦しみを思うと涙が止まらなかった。
何もできない自分が、情けない。
Tさん、ゆっくり休んでください。合掌。

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