久しぶりに賞をいただく

本日、通知が来まして『第51回 伊豆毎日三大市民賞・優秀文化指導者』
という賞をいただけることになりました。

この伊豆毎日三大市民賞というのは熱海の地元新聞社である伊豆毎日新聞社が
主催する賞で、推薦などによって文化、体育、奉仕の部門で顕著な活動のある市民や
団体に年に一回受賞が決まります。
僕は中学生の時に第30回 伊豆毎日文化奨励賞という賞をすでにいただいております。
こういった賞は歳を重ねてご活躍されている皆さまがいらっしゃるので
本来、僕のような若輩者がいただくのは本当に恐縮です。
今回は多くの小中学校の生徒児童や市民に、絵画や日本画の指導をしたことが賞の対象となり
ご推薦いただいたようです。
僕をご推薦をいただきました方も非常に立派な方で、お話しを頂けましただけでも有難かったのに
このような名誉ある賞を受賞出来ます事は本当にありがたいです。
児童生徒の指導と言うのは僕なりに強い考えがあってやってきたつもりです。
特に小学校の先生は美術の専門の先生が少ない。
数学の先生が絵を教える訳ですよ、実は。これは正直良くないと感じます。
国語・算数・理科・社会のようなものと芸術は全く違います。
理論や計算ではできないことだらけです。それなのに『絵』を数学の先生は数学的に教える。
国語の先生は理論的に、社会の先生は暗記的にと言いますか・・・。もちろん、そうでない先生も多いけど。これじゃあ、ダメなんですよ。
これで絵を嫌いになる子が多いのは確かです。
僕が高校時代だったでしょうか、こんな話を聞きました。
母の友人のご子息が小学校の図工の時間に絵を描き、太陽をオレンジに塗ったことを
彼の担任の先生からものすごく怒られたそうです。『太陽は赤でしょ!赤に描きなさい!』って。
そして、周りの子供たちも彼を蔑むように笑ったそうです。僕は信じられなかった。
太陽は赤にも黄色にも白にも見える。人によっては黒に見えるかもしれない。
それなのにこの色に描けと指導するのは間違っていると。教育の恐ろしさを感じましたね。
その後、彼はそのことが原因で不登校になり、中学の2年まで数年間学校へ行けなくなった。
この教師の一言が、彼の人生を不自由なものにしてしまったのです。
まあ、これは教師が悪いというか、教育課程の指導要綱の問題だなあって・・・・。
それから僕は自分が絵を描くことを中心に置きながら、大学時代から絵画教室を始め、
特に小学校への授業のボランティアを始めました。
しかし、専門の教師にはなってはいけないと思いました。教師だけで食べてしまうと先生のプロになってしまう。あくまで、絵を描いて生活し、絵描くプロとして絵を教えていこうと・・・。
絵描きは絵だけ描いてろという先輩もおりますが、そんなきっかけがあって僕は絵を教えています。
子供たちにという気持ちもですが、正直偉そうにいますが教師への指導と思っています。
それからは僕の所に多くの小学校の教員が学びに来るようになりました。
若干20代の僕が50歳過ぎの教師を教えることになったのです。
反対に僕は小学校の先生に絵を褒められ、そのことがきっかけで現在の仕事があるわけなんです。
それだけ小学校の授業とは大事なんだなあって感じます。
それからはとにかく、時間とオファーがあれば小学校に絵の授業に行っているのです。
まあ賞についてですが、どこでも良く言いますが確かに感じるのは、この賞は僕個人と言うよりは家族、友人、支援者の皆さま、そして恩師あっての賞と思い、ますます画業に精進しようと思いました。
そして、自身の制作だけでなくライフワークとして日本画や絵画を楽しんでいただく活動を
これからもしていこうと考えます。
でも、久しぶりに賞と言うものに接するのは嬉しいもんですね。
しかし、表彰式が個展の初日とは・・・・いやはや有難いですな(笑)。

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