階段のある部屋

(2000年 紙本彩色 116.7×90.9cm 第35回日春展  個人蔵)

人生の階段を昇ることは当たり前のようで難しい。学生のころまで普通に過ぎていた毎日が、卒業と同時に社会という壁が大きく前にそびえ、時に自分の進むべき道を見失ってしまう。自分だけを見つめなければならない孤独な時だ。これから社会へ、人生への一歩をふみ出していく20歳の若者をモデルに、ふみ出す前の休憩や不安、思い考える心理を自分自身の経験をもとに制作しました。

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