教えていただける喜び

一か月前に行われた日展の研究会。
その二回目が今日、高山先生のご自宅で行われた。
研究会とは日展の勉強会です。
詳しい内容は書けませんが、高山先生門下生の多くの先輩方が私たち若い絵描きに
作品に対しての意見をくださる大変貴重な勉強の場です。
遠くは京都や名古屋から先輩方が我々若手の指導に来てくださるのです。
僕は高山先生亡き後は先輩方が教えを下さっています。
10人の先輩が集まれば、10通りの意見がいただけます。
時には迷ってしまう、制作の完成間際に苦しむことも度々。
でも意見をいただけることは本当に有難い。
それを自分なりに咀嚼して、作品ができたら最高なんですが。
高山先生亡き後、近くには教えをいただける先生がいなくなってしまった。
10年前はバスで15分のところに藤島先生、大千先生。
電車で二駅に加藤晨明先生、高木義夫先生。
成城に伺えば、高山先生からいつでも教えがいただけると思っていた。
加藤、高木先生が亡くなり、一番信頼していた藤島先生の引っ越し。
そして一昨年の高山先生の逝去・・・。
だからこそ、この研究会は有難いです。
私のような若手はまだまだ解らないことばかり。
通信や独学で学べる趣味の世界とはわけが違うんです。
今回の挑戦するモティーフは決まりました。
今の僕の心の中をこのモティーフで描き切りたいです。
気分を変えるために青山の美容院へ。
担当のタッキーさんに印象が変わるように短くバッサリお願いしますって頼む。
そうね、みんなの感想は可愛くなった・・・・だって。

帰りの新幹線の中、外は雨に泣いてました。

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