ブタとコキール

午後から予定していた三島市にある剛力ファームさんへブタのスケッチに出かける。
剛力ファームさんは養豚場です。
以前は富士宮市にある農業高校に伺っていましたが、車で2時間近くもかかった。
たまたま友人に相談したところ、三島にも養豚場があると紹介されたのでした。
スタッフのカズヤ君の運転でナビを見ながら30分ほどで着きました。
農業高校には数えるほどのブタしかいなかったので、養豚場のブタの数は衝撃でした。

豚舎が10棟くらいあって、そこに生まれたばかりのブタから数週間ごとに
分けて育てている。
生まれ、育ち、約10カ月でトラックに乗せられる。母豚となるブタは10回のお産をするそうだ。
ここでは詳しい想いは書きませんが、僕がブタを描きたいのは
人間とは何ぞやって感じるからなんです。
沢山のほかの命をいただきながら生きてる・・・・・。
だからこそ、『いただきます』 『ごちそうさま』はしっかりと言いたいですね。
沢山のことを感じながら帰ってきました。
帰る途中に、案内をいただいていた日本画展を拝見する。
三島では片山りつ子さんの日本画展、沼津では安倍修三郎さんの日本画展を。
どちらも個性的で素晴らしかった。
特に片山さんの作品は心に響く作品が多く、とても勉強になりました。

三島大社に立ち寄って、茶店で一服。
『タケさん、絵を描くって 大変なんですね』とカズヤ。
大変とか良くわかんないけど、絵描きもどの仕事も懸命にやるから楽しいんだよね。
人の絵を見たり、それが大家じゃあなくても感動するし、勉強になる。
描くものも実際見ると、そのものの凄さを感じる。
解ってはいても再度足を運べばまた違った見方ができたりする。
夕食は何となく外へ出たかったので。
お気に入りの森ちゃん寿司に伺い、そのあとでやはり好きな小料理屋の竜田へ。
以前にも紹介しましたが、ここの料理は心を感じます。

新鮮なシッタカを注文してから塩ゆでに。
小さなサザエもあった。旨かった。

そして今日は気分がホワイトソースだったから、エビのコキールを。
ここのホワイトソースはやさしい味。
都内の友達も連れて行くと皆ファンになる。今日も旨かった。
そして、これを食べて何となく今日が終わったーと安心した。
シメはメニューにはないハヤシライスを頼んだら『先生大丈夫だよ』って快く作ってくれた。

今日も『ごちそうさまでした』。

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