48の瞳

長泉町にて今年も児童画教室がはじまりました。
僕が遠藤町長に提案し、昨年から始めた町主催の事業。
今回も24名の定員に倍近い応募があって、抽選で24名を選んだとか。
長泉町は子供を育てやすい街ナンバーワン。
町が豊かで自然もあって、なおかつ文化教育への対応はとても柔軟。
それに比べて熱海市はまことに情けない状況です。
まあ、それも少しずつ提言して教育しなければと考えてますが・・・。
さて10時開講の予定に9時に会場の桃沢工芸村に到着。
するともう一人の児童がお父様と待っているではないですか。
なんだか気が早いなぁと思いながらも、嬉しくなりました。
『先生、おはようございます。何かお手伝いいたしましょうか?』と、まんまるメガネのかわいい少年が。
しつけが良い、育ちが良いと感じました。名前はたまき君。
今日はこの子を中心に授業をと決めた。
即座に24名の学級委員長に指名。
『え、僕がですか・・・』
『そうだよ、今日からたまちゃんが学級委員長!はじまりと終わりのあいさつを頼むよ』と僕。
そんなこんなで生涯学習課の山田課長と担当の古木さん、
助手をお願いした美術展実行委員会の下山さんと時枝さんと24名を迎えた。
静岡新聞社さんの取材も入って会場は賑やかな空気ではじまりました。
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とにかく僕が毎回出すテーマは『良く見て大きく描く』です。
3色のアネモネを描いてもらいました。
気取って上手く描こうとなんか子供は考えて欲しくない。
自然を見る、植物も大切な命、見て匂って触れて感じて描いて欲しい。
絵具の使い方とか、技術的なことは学校で教育者に習えばいいのです。
僕は絵描き。だから絵描きとしての空気を感じて欲しいのです。
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48の瞳がきらきらとして、花を見つめ、筆を走らす姿は自然です。
森の木や、野生のシカを見るようでした。
どんなふうに描かせるか良く聞かれますが、詳しい内容は企業秘密(笑)。
次回に完成します。
終わって、山田生涯学習課長と来年度の打ち合わせ。
3月半ばには日本画教室の展覧会、6月に児童画教室、8月は2回のワークショップ。
9月からは新規の日本画教室が始まる。
忙しくなりますが、楽しい毎日。充実しています。
感謝。

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