100枚のうちわに描こう!

今日は涼しい一日でしたね。夜は熱海は海上花火も綺麗でした!
僕は朝から長泉町の桃沢工芸村にて『うちわに描こう!』講座を開催。
午前、午後と50人の児童とうちわに季節の花や野菜を描きました。
来月も50人にと。合計100名100枚のうちわが完成します。

長泉町は子供の教育文化や医療にとても理解があり、町長も教育委員会もとても協力的です。
数年前から取り組んでいますが、児童画の講習は季節に関係なく毎回抽選になるほどの大人気。長泉町の生涯学習課の努力はもちろんのこと、親御さんの意識の高さも見受けられます。
これは以前も書きましたが、子供のころの経験や感動は大人になって違ってくる。
特に芸術を直接肌で感じると感性が磨かれます。
美しいものを美しいと感じる心の形成や躾、伝統やマナーを学ぶには習い事がよいですね。特に芸事は6歳の6月6日から始めろと言い伝えがあります。学ぶのは中学までが最高に良いです。
値段の高いものが最高、高い食事が旨いものと感じる最近の成金たちは大人になっていくら豊かになっても、幼い頃に芸術や本物を学んでないので本当の価値が解らない。
昔の金持ちには風格がありましたよ。書画に骨董、美術に音楽。季節ごとに絵や家の調度品を変え、庭木を愛でる。まあ、伝統のある御曹司であっても教育を受けてないと最近は掛け軸の仕舞い方や玉露の淹れ方すら知りませんから。
今の成金はベンツ(ベンツはもう高級車じゃあないか)にゴルフ、自家用ヘリに馬、玄関に陶器の豹なんか置いてあるとぞっとしますね(笑)。風流の欠片も無く、ただ金で身を纏うような気がします。
まあ、経済がまわるから良いことではありますが品が無い人が多いです。
大人なって慎ましく生活をしても、幼い頃に芸術に親しんだり躾をされた人間は空気、存在感が違うと僕はたくさんの人と接していてよく解るのです。
我が町熱海市にも数年来、児童芸術教育の推進や講座を何度も提案していますが一度も実現はしていません。数人の市議、市長にも話していますがあの人たちは聞いてないのか、やる気が無いのか。選挙前にはいそいそやって来ますけどね(笑)。そういえば、市長も選挙前に絵を見に来て以来はお忙しいとみえてご無沙汰だなぁ。
街にとっては経済やその場限りの誘客のイベントも大切ですが、日本の将来を考えたら子供たちの教育は一番と思います。子供は日本にとって宝ですから。
行政が動かなくても僕なりに子供たちの笑顔のためにマイペースに取り組んでいきます。


今回の作品は静岡銀行さんの協力を得て、新しく完成した静岡銀行長泉支店(長泉町中土狩556-11・コメダ珈琲となり)に7月24日から8月9日まで展示いたします。
僕の大うちわも賛助出品していますので、是非御覧ください。

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