椅子に憩う

(1999年 紙本彩色 116.7×90.9cm 第34回日春展)

私の母は小さな喫茶店を開いている。毎日、沢山の人々が会話を楽しんだり、食事をしたり、仕事の打ち合わせやらに訪れている。忙しい日々の中で休憩や憩いの場とは必要である。私もこの絵を描いていたころ、友人達と話していると何かよく分からない焦りがあり、夢中に突き進みすぎていた。ふと我にかえってゆっくりと落ちついて今を省みてみようと思い、”憩う”ということをテーマに絵を描こうと制作したものです。

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