僕のロゴで


今日はあたみワンコイン市場という商店街のイベント。
昨年の熱海100円市場から発展したもの。
朝からJC担当のマグロの解体ショーのお手伝いです。

上のロゴ文字は僕が書きました。
昨年の100円市場もそうでしたよ。
前にも書きましたが、依頼されるのは非常に嬉しいです。
ただ、仕事と思っていただけないのは残念ですね。
僕は今も多くの会社やお店のロゴを書かせていただいてます。
もちろん仕事として。
今回も、さらっと書いてくださいと頼まれた。
まあ、イベントですからボランティアは仕方無い。
けど、イベントでも酒屋にビールやジュースを依頼するのにタダでは頼まないよね。
何故に絵描きや知的財産は無償提供を余儀なくされるのか?
ラーメン屋に10万のラーメンをタダでくださいとは言わないのに、
絵描きにはさらっと書いて下さいと言ってくる。
絵描きの友人たちとも話しますが、そこを理解してほしいですね。
お金の問題ではないですが、僕らが絵や字を描くことは仕事だってことをね。
そんな中、私のお客様で、七尾たくあんで有名な岸商店の岸社長が言ってくださった。
『先生に気安く頼むもんじゃないよ。うちもデザイン会社にパッケージデザインを
頼むと、さらっと描くだけで何十万も払うんだから』って。
とても有難かった。理解していただけてる心が嬉しかった。
決してお金が欲しい訳じゃあない。
ただ、そこには僕の学んできた人生を描くんだから分って欲しいんだ。
僕もこの仕事をするために小さなときから教室に通い、
受験勉強、大学などなど20年の歳月と数千万のお金を使って勉強してきた。
多くの諸先輩方に学び、国内や海外の美術館を見て回った。
感性を磨くために多くの人と出会い、出かけ、美食もし学んだ。
叱られ、けなされ、悔しい思いもしこの仕事をしてるんだ。
もちろん喜びは人一倍大きい。
それを簡単には安売り安請け合いはできないのです。
最近は、日本画の道具の使い方も一時間で教えてという方がいます。
10年かかって覚えた仕事を一時間で学ぶのは不可能です。
僕らの仕事はなかなか普通の人には理解してもらえないのが残念ですね。

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