日春展

日春展

(2013年  第48回 日春展 50号)
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階段のある部屋

(2000年 紙本彩色 116.7×90.9cm 第35回日春展  個人蔵) 人生の階段を昇ることは当たり前のようで難しい。学生のころまで普通に過ぎていた毎日が、卒業と同時に社会という壁が大きく前にそびえ、時に自分の進むべき道を見失ってしま...
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椅子に憩う

(1999年 紙本彩色 116.7×90.9cm 第34回日春展) 私の母は小さな喫茶店を開いている。毎日、沢山の人々が会話を楽しんだり、食事をしたり、仕事の打ち合わせやらに訪れている。忙しい日々の中で休憩や憩いの場とは必要である。私もこの...
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僕の時間

(1998年 紙本彩色 130.3×89.4cm 第33回日春展) 『この作品を描いている最中の3月、僕は日本大学芸術学部を中退した。3年間悩んだが、辞めること(彫刻をやめて日本画の道へ進む)は案外自分の中で当り前のことになっていたようだっ...
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Y君の仔豚

(1997年 紙本彩色 130.3×89.4cm 第32回日春展) ベイブという映画作品をビデオでみた。ブタが主人公のちょっと変わった話である。ブタは大きく成長すると、ある日大きな乗りものにのせられてすばらしい世界へ連れていってもらえるとい...
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春を待つ

(1996年 紙本彩色 116.7×90.9cm 第31回日春展) 冬のある日、熱海には珍しい雪が降った。僕は嬉しくて外へ散歩に出かける。街の中はまぶしいくらい真っ白な雪の世界となっていた。少し歩いた所のペットショップに立ち寄り、店の隅で小...