高山辰雄先生のこと


恩師高山先生がお亡くなりになって2年。
本日は菩提寺の高野山東京別院で3回忌の法要がありました。
この時期は日展の制作で、小下図が上手くいかないで
汗をかきながら先生のお住まいになってた成城へ何度も通いました。
先生も日展の制作中で、いつも紺色のおズボンが胡粉や緑青の絵具の染みで
いっぱいでした。
教えてくださる指にもいつも胡粉がついていて、
『ああ、先生も作品と闘っておられる。僕も頑張ろう』と励ましていただいた。
『坂本君、あんたの絵は色はくらいけどルオーのようだ』
『もっと写生をしなさい、作った絵はつまんないよ』・・・・
たくさんの教えや励ましをいただいてきました。
先生の遺影を見つめながらたくさんのお言葉を思い出していました。
初めてお目にかかった時の感動。
ご一緒した大分の壁画の制作など・・・。
数か月の書生生活の時も、絵や宇宙のことなど毎晩お話下さった。
医学、哲学、文学など先生は何でもお詳しかった。
短い間でしたが、本当に多くのことを教えていただいた。
『坂本君、あんた絵は描きつづけなさい』
そのお言葉は僕の芯棒のように体の真ん中にあるんだ。

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